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東京白金は大幅続伸し、パラジウムは6300円台へ

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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東京白金は大幅続伸し、パラジウムは6300円台へ

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/12/12
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
12日の東京原油・石油製品は一段安。原油期先5月限は前日比70円安の4万0050円、ガソリン期先6月限は同150円安の5万3790円、灯油期先6月限は同90円安の5万6820円。
海外原油安と円高進行から東京原油は続落している。米EIAの在庫統計を受け、海外原油が急落したため、東京原油は3万9510円の安値を付けたが、下げ渋りは相変わらず。その後は海外原油の戻りを好感して下げ幅を縮小した。日中取引では狭いレンジの取引を強いられた。ところで、国内の暖冬の影響で、石油製品需要の後退が想定されるだけに、東京ガソリン・灯油の圧迫要因になりそうだ。このため、余計に東京原油の下げ渋りが目立つ。13時過ぎに原油先限は4万円台に乗せたが、貴金属の強調地合いを背景引して強引に買い進まれた可能性も。下げ渋りの東京の動きを示す動きでもある。14時台に円安を好感してさらに戻りをみせた。目先はIEA(国際エネルギー機関)の月報に注目。

(東京貴金属)
12日の東京金は続伸し、白金は続騰を演じた。金期先10月限は前日比29円高の5139円、白金期先10月限は同66円高の3277円、パラジウム期先10月限は同89円高の6385円。
東京金は大幅続伸し、特に米FOMC声明やパウエル米FRB議長の記者会見後のドル安・ユーロ高を好感してNY金が急伸したことに追随して上げ幅を拡大した。米FOMC声明後にNY金は上げ幅を縮小したが、それから50分後には安値から10ドルも急伸した。それまでの金の上昇はその他貴金属の強調地合いが支援材料になっていたが、米FOMC声明後の急伸は金がリードしていた。ただ、その後、1480ドル割れをみせ、円高も進行したことで東京金も日中取引で上げ一服。白金・パラジウムは続伸しているが、南アの停電のよる鉱山の操業停止が引き続き支援材料に。前日の日中取引では東京金・白金とも荒い展開をみせたが、本日は小動きに終始していた。ただ、昼前にドル安・ユーロ高が一段と進行したため、NY金が買い直され、東京金は5140円台へ。NY白金も買い進まれ、東京白金は3280円台回復をみせた。東京白金の3300円は通過点とみて、NY白金の大幅続伸待ち。

(東京ゴム)
12日の東京ゴムは薄商いの中、小幅高。RSS期先5月限は前日比0.7円高の198.9円。
バイカイながら、TSRが急伸しており、その連想でRSSが夜間で買い直された。ただ、時間外の上海ゴムの上げは小幅にとどまり、朝方の東京ゴムは198円を割り込むなど、夜間の上昇を解消する動きをみせた。10時過ぎにはまた買い直されたが、狭いレンジで推移していた。11時前から買いが先行し、199.0円を付けたが、199.0円台の買いに消極的か、上値の重い展開に。13時過ぎにようやく199.0円を越えたが、原油同様、貴金属の強調地合いが支援材料になった可能性も。14時台み入って原油や白金が円安でさらに続伸したが、ゴムは上値の重い展開を継続した。結局、10日の高値である199.3円を上抜けず。

(東京トウモロコシ)
12日の東京トウモロコシはシカゴ急落に反応イマイチ。期先11月限は前日比20円高の2万3570円。
シカゴコーンは輸出需要の悪化を再認識して、急落したが、東京の夜間取引では頑なに買い支えられ、小幅高。それに対する反動で朝方から売りが先行し、2万3400円割れをみせた。週明けに新甫1月限の発会を控えて、その1月限での仕掛けを待つムードから、売りも限定的で、下げ渋りをみせていた。明日も同様の展開が想定されるが、下げ渋りは明らか。納会日に逆ザヤ修正の動きは考えにくいが。13時過ぎに先限は前日と変わらずの値位置まで戻したが、シカゴ急落を無視したサヤ修正は行き過ぎ。

(東京米国産大豆)
12日の東京一般大豆は値付かず。
シカゴ大豆のチャート悪化から弱基調に転換へ。一段と下落すれば、シカゴコーンの圧迫要因になりそうだ。

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