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東京原油も売られる、株価急落が圧迫要因

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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東京原油も売られる、株価急落が圧迫要因

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/12/06
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
6日の東京原油・石油製品は円高と海外原油の値崩れを嫌気して、高値から急落。原油期先5月限は前日比130円安の4万1760円、ガソリン期先6月限は同520円安の5万2530円、灯油期先6月限は同410円の5万7370円。
海外原油の出直りと円安を好感して東京原油は反発するものの、夜間取引終了にかけて高値から1000円以上も急落するなど、なお下振れを警戒すべき状況が続いている。OPEC総会前の閣僚級会合で、ほぼ減産が決定したものの、具体的な減産幅は示されず。これに対して、トランプ米大統領が減産は見送るよう、ツイッターで要請しており、結果的に後者を嫌気して海外原油は清算値決定にかけて値崩れを強いられた。その後、再開したNYダウ先物が急落し、海外原油の下押し要因になっていた。中国・ファーウェイのCFOがカナダで逮捕されたことを受けての株価急落で、円安にもブレーキがかかり、東京原油は朝方、4万2000円割れもみせた。その後、打診買いで4万2200円まで回復したが、日経平均株価の急落や海外原油の下げ幅拡大で、また4万2000円割れへ。昼以降に海外原油が下げ幅を拡大したため、東京原油はさらに下落し、石油製品に遅れてようやくマイナス圏に入った。市場の関心はOPEC総会よりも米中関係にあるようだ。また、この下落はOPEC総会での減産を誘っているフシもある。ただし、減産しても、売り場提供になりそうだ。夜間取引ではNY株式市場の動向ととrたトランプ米大統領の減産に対するツイッターに注目。

(東京貴金属)
6日の東京金は反発も、上げ幅縮小。金期先10月限は前日比6円高の4481円、白金期先10月限は同2円安の2878円。
米中の緊張の高まりを警戒してNYダウ先物が急落し、それに追随して日経平均株価も大きく売られ、円高が進行している。株価の急落を好材料にしてNY金が上伸し、円高をカバーする格好で東京金は堅調に推移した。ただ、株安を嫌気したNY銀や白金安を映してNY金の上値は重く、円高をカバーできずに東京金は上げ幅を縮小した。夜間で戻りをみせた白金は円高とNY白金の下落を嫌気して、昼にはマイナス圏に。NY白金の800ドル台回復は売り場になりつつある。対照的にパラジウムは続騰している。

(東京ゴム)
6日の東京ゴムは米中の緊張の高まりを警戒して一時下落したが、その後期近中心に戻す。RSS期先5月限は前日比0.5円高の164.0円、TSR期先5月限は同0.7円安の144.9円。
カナダで中国・ファーウェイのCFOが逮捕されたことを嫌気して、NYダウ先物が急落し、それを受け、日経平均株価も大幅安となった。東京ゴムの下げも期待されたが、朝方から下げ渋りをみせていた。RSS当限の底固い動きが買いにつながったとみる。しかし、株価が下げ幅を拡大すると、東京ゴムもようやく売られ、RSS先限は163円を割りこんだ。RSS当限がこのまま140円を維持するかどうか注目されるが、株価急落を前にして戻り売り有利に変わりないとみる。

(東京トウモロコシ) 
6日の東京トウモロコシは円高を嫌気して上げ一巡。期先11月限は前日比10円安の2万4250円。
夜間取引から玉次第で推移していたが、夜間では円安が支援材料に。日中取引では逆に円高が進行し、先限が下落することに。米中の緊張の高まりから再開したシカゴ大豆が急落しており、それを受け、シカゴコーンの先安懸念もあり、東京先限安も仕方ないところ。

(東京米国産大豆)
6日の東京一般大豆は整理商いに急騰。期先10月限は前日比2140円高の4万7340円。
夜間取引ではバイカイでマチマチだったが、日中取引では整理商いで先限がいきなり急騰を演じ、さらに上げ幅を拡大した。ただ、米中の緊張の高まりからシカゴ大豆は再開後に下落しており、東京のこの急伸は行き過ぎとみる。

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