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東京原油は反落も、日中取引で下げ幅縮小

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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東京原油は反落も、日中取引で下げ幅縮小

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/11/15
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
15日の東京原油・石油製品は海外原油の値崩れと円高のダブルパンチで急反落。原油期先4月限は前日比300円安の3万8710円、ガソリン期先5月限は同320円安の5万2200円、灯油期先5月限は同470円安の5万5760円。
東京原油は反落しているが、日中取引ではNYダウ先物や日経平均株価の急伸を好感して買い直され、下げ幅を縮小している。NYダウ先物の急伸は海外原油の戻りを誘い、日経平均株価の急伸は円安をもたらした。米中の貿易協議に米政府高官が楽観的な見通しを示したため。朝4時前には悲観的な情報が流れ、東京原油は下押ししていた。今後とも、米中の貿易協議の動向に翻弄されるとみられる。ただし、米国の原油生産はさらに増加し、過去最高をさらに更新している。実勢悪を留意すべきで、海外原油の上値余地は限られそうだ。

(東京貴金属)
15日の東京金は再開後のNY金の値崩れを嫌気して続落している。金期先10月限は前日比10円安の5103円、白金期先10月限は同13円高の3077円、パラジウム期先10月限は同107円高の5806円。
NY金は急伸しているが、東京金は円高の影響で戻りは限定的。昼にはNY金の下げ幅拡大を受け、東京金はマイナス圏に下落してしまった。NYダウ先物や日経平均株価の急伸がNY金の下押し要因に。米中の貿易協議に対する楽観ムードが株価を押し上げ、NY金の急落をもたらしていた。白金はNY白金の出直りを好感して日中取引に高値を更新するなど、久しぶりに反発したが、NY金の急落に足を引っ張られ、東京白金も昼から上げ幅を縮小。14時半以降、NY金はさらに下げ幅を拡大したため、東京金は夜間の安値更新し、下げ幅を拡大した。一時5100円を割り込んだが、NY金の地合いは良くない。

(東京ゴム)
15日の東京ゴムは朝方の高値更新から値を消す。RSS期先4月限は前日比0.3円安の182.0円。
朝方は時間外の上海ゴムの上昇を受けた踏み上げの影響で184.0円を示現した。しかし、支援材料だった上海ゴムは10時の再開以降、ジリ貧の展開をみせ、反落し、1万2000元割れもみせた。これを嫌気して東京金は昼前にマイナス圏に値を落とした。東京市場の強引な上昇が目立っていたが、184.0円で目先の高値示現の可能性も。13時過ぎには182円台を回復し、戻りをみせていたが、朝方の勢いはみられず。

(東京トウモロコシ)
15日の東京トウモロコシは玉次第でマチマチながら、期先は売られる。期先11月限は前日比180円安の2万2820円。
前日までの逆ザヤ相場での先限の売り攻勢はひとまず一服し、売り買いが交錯していた。日中取引では円安とシカゴ安が交錯し、同値圏で推移した。ただし、円安も限定的で、ここ最近の売り叩きによって売り方有利の内部要因だけに、週明け以降も2万3000円割れを強いられそうで、買いはまだまだ避けるべき。昼過ぎにまた2万3000円割れをみせ、14時台に先限は一代の安値をさらに更新する下げを演じた。

(東京米国産大豆)
15日の東京一般大豆は値付かず。
シカゴ大豆はレンジ内で推移しているが、前日同様、米中の貿易協議の行方に振り回されている。それでも取引水準を切り下げている。東京は相変らず全くの動意薄。月末にかけて期近限月は整理商いを強いられるだろう。

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