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東京原油は反発も、高値から大きく値を消す

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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東京原油は反発も、高値から大きく値を消す

  • 2019/08/27
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
27日の東京原油・石油製品は小反発にとどまる。原油期先1月限は前日比140円高の3万5640円、ガソリン期先3月限は同460円高の4万6470円、灯油期先3月限は同250円の5万3590円。
トランプ米大統領のツイッターによって、急落していた海外石油市場が急伸し、それに追随して東京原油も夜間取引では1000円以上の上昇をみせた。円安も支援材料になっていたが、海外石油市場は米国の取引時間帯に入ると値崩れを強いられ、東京原油は高値から1000円以上も急落した。再開した海外石油市場はしっかりながら、円高進行もあり、東京原油は堅調地合いを維持しつつ、強弱材料が交錯し、狭いレンジで推移している。日中取引ではNYダウ先物の動きに海外石油市場が翻弄され、東京原油もそれに追随して上伸しているが、3万6000円は大きな壁になっていた。昼以降は円高が一段と進行したものの、東京の下げ渋りが目立っていた。14時台に入ってNYダウ先物が売り直されると、東京原油も値を消したが、下げ渋りの商状に変わりなし。引けにかけてNYダウ先物が急落したため、海外原油はさらに軟化し、東京原油はようやく上げ幅を縮小した。ところで、明朝は米APIの在庫統計が発表されるが、市場の関心が米中の貿易摩擦の行方に集まっているため、いつものように在庫統計が材料視されない可能性も。9月1日から米中の両国とも関税引き上げを実施する予定だけに、リスク要因として下押しを予想したいが。

(東京貴金属)
27日の東京金はNY金の値崩れに反落。金期先6月限は前日比11円安の5195円、白金期先6月限は同4円高の2927円。
NY金の下落と日中取引の円高を嫌気して、東京金は反落し、昼前に夜間の安値を更新し、5180円割れをみせた。中国が米国に貿易の再交渉を要請したこともあり、金融市場では楽観ムードが台頭し、ヘッジで買われたNY金は高値から30ドル以上の下げをみせた。日中取引ではNYダウ先物の下げ幅縮小もあり、NY金は1540ドルに壁を形成しており、目先、1520ドル台半ばまでの一段安は想定しておきたい。白金はNY金の戻り高値確認もあり、売りスタンスは堅持。引けにかけてNYダウ先物が急落したため、そのヘッジとしてNY金が買われ、東京金は5190円台を再び回復した。

(東京ゴム)
27日の東京ゴムは期近安・期先高。RSS期先1月限は前日比0.8円高の163.0円、TSR期先2月限は変わらずの141.0円。
RSS新甫2月限が発会したが、上ザヤとなった。さて、朝方のRSSは下落していたが、その後は買い直され、新甫発会したばかりの2月限は165円台に。期先1月限も夜間の高値更新へ。日経平均株価の上伸もあり、再び期先のサヤを買う動きに弾みが付いたといえる。2月限の165円台での買いが続かず、昼以降、上げ一服に。国内市場の供給タイト感は皆無で、10月以降の国内の需要後退は避けられず、いずれまた大きく値を消すとみる。

(東京トウモロコシ)
27日の東京トウモロコシは玉次第でマチマチ。期先9月限は前日と変わらずの2万2230円。
週明けのシカゴコーンはマチマチながら、円安分、東京トウモロコシは夜間で上伸した。しかし、前日は弱材料を無視して下げ渋りをみせ、かなり割高な値位置を形成しており、朝方からその修正安をみせた。再開したシカゴコーンの軟化と円高も下げに弾みをつけた。シカゴコーンの先行き不透明もあり、東京市場での積極的な仕掛けは皆無。9月に入ってからのアナリストの生産高事前予想待ちが無難。今月一杯は狭いレンジで推移するとみる。

(東京米国産大豆)
27日の東京一般大豆は値付かず。
期先3限月は相変らず気配値もなく、値付かずのまま。9月に入っても打開策は見当たらない。

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