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東京原油は円安と強気の在庫統計を好感して上伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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東京原油は円安と強気の在庫統計を好感して上伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/05/30
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
30日の東京原油・石油製品は日中取引で買い戻しされ、上伸。原油期先10月限は前日比370円高の4万3700円、ガソリン期先12月限は同350円高の5万3450円、灯油期先12月限は同430円高の6万0540円。
東京夜間取引終了後に発表された米APIの在庫統計で、原油輸入の大幅減少の影響で原油在庫が大幅に減少した結果、WTIは上伸し、59ドル台回復をみせた。東京原油は米APIの在庫統計を受けたWTIの出直りを好感して、朝方から買い進まれ、上伸し、夜間の高値更新をみせた。しかし、その後の海外石油市場の軟化と株価の急落を嫌気して、軟化し、マイナス圏に値を沈める場面もみせた。米国の原油在庫の減少が米国の原油減産もしくは石油需要の改善によってもたらされたものでがないため、WTIの59ドル台の買いも続かず。NYガソリンの値崩れに追随してWTIが58.80ドル台まで一時、売られ、東京原油もマイナス圏に沈んだ。しかし、WTIの59ドル台回復に合わせて、東京原油はプラス圏に戻した。14時前には円安を受け4万3600円台に上伸へ。24時に発表される米EIAの在庫統計が注目されるが、米国の原油生産とガソリンの需要を見極めたい。

(東京貴金属)
30日の東京金はNY金の戻りと円安を好感して反発。金期先4月限は前日比6円高の4499円、白金期先4月限は同3円安の2804円。
NYダウの大幅続落に対するリスク要因でNY金が買い進まれ、円安も好材料にして東京金は4500円台回復をみせた。日中取引ではNY金のジリ貧が継続したが、NYダウ先物安でも売られていたことから、金の取り巻く環境はかなり悪いともいえる。再開後のNY金はズルズルと売られ、1280ドル割れも時間の問題の水準まで下落したが、ドル高を再認識したためと考えたい。東京金はそれに合わせて、前日の終値まで軟化した。白金は夜間の安値を更新するなど、一段安へ。2800円割れは期待通りだったが、まだまだ下げ余地はかなり残しているとみたい。

(東京ゴム)
30日の東京ゴムはRSS期近が売られる。RSS期先11月限は前日比1.2円高の194.2円、TSR期先11月限は同1.8円高の163.4円。
逆ザヤ局面での買い戻しに期先が上伸し、10時台にRSS先限は196.6円の高値を示現。他市場への資金引き揚げの中、逆ザヤだけに売りの買い戻しが影響したとみる。ただし、期近の軟調地合いから期先の買いも続かず、昼には朝方の値位置まで売り直されてしまった。ゴム市場への関心が急速に後退しており、明日は週末・月末要因もあり、資金引き揚げから期近の一段安も想定されるが。

(東京トウモロコシ) 
30日の東京トウモロコシは急反落。期先5月限は前日比400円安の2万4060円。
夜間ではシカゴ続伸から2万5760円の高値を示現したが、その後のシカゴの大崩れを嫌気して、反落することに。高値から600円以上も下落する場面もみせたが、シカゴコーンの20セント以上の値崩れを踏まえると、仕方なし。夜間で下げ渋りをみせていた東京は朝方から下げ幅を拡大。再開したシカゴコーンの一段安を踏まえると、2万5000円割れも当然ながら、2万5000円割れは10時台となった。ところで、シカゴコーンのチャートをみると、ボックスが警戒されているため、目先はその穴埋め完了まで、シカゴの下落を留意すべきで、その穴埋めを見極めてから追撃買いを実施したい。

(東京米国産大豆)
30日の東京一般大豆は変わらず。期先4月限は前日と同じ4万9000円。
シカゴ大豆期近7月限は8.90ドル台まで急速に戻したが、その高値から30セント以上も急落するなど、乱高下を演じている。コーン同様、シカゴ大豆でもチャート上の穴埋めのため、目先の調整安も予想されるが。東京は相変らずの動意薄。

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