株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

東京原油は上伸も、高値から値を崩す

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • TOCOMスクエア
  • リモートサービス
商品市場情報

東京原油は上伸も、高値から値を崩す

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/06/05
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
5日の東京原油・石油製品は原油中心に反発も、引けにかけて上げ幅縮小した。原油期先11月限は前日比290円高の3万8270円、ガソリン期先12月限は同130円高の4万7710円、灯油期先12月限は同330円高の5万5580円。
東京原油は円安と海外原油の出直りを好感して夜間では急反発を演じた。夜間取引終了後に発表された米APIの在庫統計がかなり弱い内容だったこともあり、発表後の海外石油市場は大きく値を崩したことで、日中取引の東京石油市場の上昇は一服し、原油は上げ幅を縮小して始まった。ただ、NYダウ先物の上伸を好感した海外石油市場の出直りから、東京原油も買い直され、一時、3万8700円を示現。夜間の終値水準を上回ったことで、弱気な米APIの在庫統計がなかったような戻りをみせた。日経平均株価の急伸も後押ししたとみる。しかし、さすがに高値警戒からその後は売り直され、昼には朝方の値位置まで軟化した。14時半過ぎにWTIの53ドル割れを嫌気して東京原油は一段と水準を切り下げた。NYガソリンの1.70ドル割れがWTI安の要因に。注目は米EIAの在庫統計で、アジア時間帯で海外石油市場が戻りをみせた分、欧米時間帯では売られ易くなったとも考えたい。

(東京貴金属)
5日の東京金は続伸。金期先4月限は前日比15円高の4607円、白金期先4月限は同11円高の2871円。
NY金は同値圏で推移しているが、東京金は円安分、続伸し、4600円台に乗せた。日中取引では円安一服とNY金の軟化もあり、4600円割れをみせたが、昼には4600円台を回復した。NYダウ急伸でもNY金が買い進まれたことから、金の先高期待は根強いとみるべき。白金も上伸しているが、上値は重い。NY白金は820ドル台で買いは続かず、830ドルは大きな壁とみる。金は押し目買いながら白金は戻り売りで。

(東京ゴム)
5日の東京ゴムは上伸。RSS期先11月限は前日比2.8円高の195.0円、TSR期先12月限は同0.9円高の162.9円。
時間外の上海ゴムの反発、そしてNY株式市場の急伸を好感して、東京ゴムは朝方から買いが先行する展開となった。RSS先限は10時台に195.0円を示現したが、期近限月の上値の重さを警戒して買いが続かず。その後、193円台後半まで軟化したが、昼には194円台回復。14時過ぎにやっと195円台に乗せた。

(東京トウモロコシ)
5日の東京トウモロコシは期待外れのシカゴコーンの値動きを嫌気して反落。期先5月限は前日比400円安の2万5330円。
作付遅れの深刻さが増したものの、シカゴコーンの戻りは小幅にとどまった。高値からの値崩れを嫌気して、シカゴの先高期待も手伝って急伸した東京は反落へ。再開したシカゴコーンは一段安を強いられたが、東京市場の下げ渋りは相変らず。シカゴコーンは前日の高値から20セント以上も急落したため、東京市場もジリジリと水準を切り下げ、何とか2万5200円台まで値崩れした。先高期待で買い支えられたことを踏まえると、物足りない下げといえる。それだけ、東京市場では天候リスクによる先高期待が根強いともいえる。ただ、シカゴコーンがこのまま下げ続けると、東京の反動安も大きくなるだけに、買いを軽くしていきたい。昼前からシカゴコーンは大きく戻しており、シカゴコーンは目先の安値を示現した可能性も。

(東京米国産大豆)
5日の東京一般大豆は変わらず。期先4月限は前日と同じ4万9000円。
東京一般大豆期先の気配値が付かない状況が続いている。夜間での義務バイカイのみで、出番なし。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  •  
  • リモートサービス