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東京原油の下げ渋りが大引けまで続く

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

東京原油の下げ渋りが大引けまで続く

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/11/08
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
8日の東京原油・石油製品は強引に買い支えられ、原油や灯油が下げ渋りをみせていた。原油期先4月限は前日比460円高の4万9810円、ガソリン期先5月限は同170円安の6万1840円、灯油期先5月限は同780円高の6万6140円。
東京原油・灯油は海外原油安よりも円安に過剰反応をみせ、強引に買い進まれたといえる。昼前にそのヘッジとしてガソリンが売られたとみられ、ガソリンはマイナス圏に値を消した。さて、夜間取引序盤にサウジとロシアが2019年中の減産に関する協議を始めたとの情報が流れ、海外原油の急伸に合わせて東京原油も5万円台に急伸した。しかし、この後のかなり弱気な米EIAの在庫統計を受け、海外原油が急落し、東京原油も高値から1000円以上の下げをみせたが、その後は下げ渋りの様相をみせ、日中取引に続いていた。世界的な原油の供給過剰の拡大が懸念される中での下振れは払しょくされたとはいえず、その中での東京の強引な買いは理解に苦しむ。逆に、東京の下げ余地を大きくするだけとみる。原油はまた4万9000円を下回ることになりそうだ。

(東京貴金属)
8日の東京金はマチマチ。金期先10月限は前日比3円高の4456円、白金期先10月限は同15円高の3172円。
東京金は米長期金利の上昇を映したドル高・ユーロ安を嫌気したNY金の値崩れを受け、昼以降にマイナス圏に値を消す動きもみせた。円安が進行したため、下げ渋っていたが、NY金の一段安も警戒すべきである。続伸していた東京白金もドル高を嫌気したNY白金の下落を受けて上げ幅を縮小している。米長期金利の上伸を嫌気して、NY金は1220ドルを試すことになりそうで、東京金は4450円割れも仕方ないだろう。ただ、円安も進行しており、強弱材料が交錯して、狭いレンジの取り引きからは抜け出せないと考えたい。

(東京ゴム)
8日の東京ゴムは一時上伸も、売り直される。RSS期先4月限は前日比0.9円安の159.4円、TSR期先5月限は同0.1円高の146.1円。
NY株式市場の急伸を好感した買いに朝方の戻りも予想されたが、連想買いはみられず。ゴムの実勢悪から買いは手控えられてしまったようだ。これまでの株式市場の急伸に反応薄で、売り場提供になった経験も買い手控えにつながったとみる。RSS期先はTSR期先に比べてかなり割高な値位置とみる向きも多い。納会・新甫発会に向けて、売り方有利の展開はまだ続くとみる。

(東京トウモロコシ)
8日の東京トウモロコシは米農務省の発表待ちで、もみ合いに終始していた。期先11月限は前日比10円高の2万5040円。
日本時間深夜2時に米農務省は生産高予想と需給報告を発表するが、東京はその発表待ちの商状が続いている。シカゴは続落も、円安で相殺する格好に。米国コーンのイールドがもし、180ブッシェル台を維持すれば、期待外れということで、シカゴコーンは急落も予想される。180ブッシェルをどの程度、下回るイールドになるか市場は注視している。発表後の東京の値動きはかなり荒くなりそうだ。

(東京米国産大豆)
8日の東京一般大豆は変わらず。期先10月限は前日と同じ4万4600円。
ようやく先限の売りの気配値が出たが、4万9000円で、買いの気配値である4万4000円と5000円も乖離があるため、迂闊に仕掛けられない状況にある。米農務省の発表にも反応しないだろう。

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