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東京トウモロコシは上伸も、物足りない上げ

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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東京トウモロコシは上伸も、物足りない上げ

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/03/06
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
6日の東京原油・石油製品は海外原油急伸と円安を好感して大幅続伸。原油期先8月限は前日比1040円高の4万0520円、ガソリン期先9月限は同1090円高5万6060円、灯油期先9月限は同1000円高の5万5950円。
東京石油市場は円安進行と海外原油急伸が二重の支援材料となって大幅続伸となった。日経平均株価の急伸によって円安が進行、ドル安・ユーロ高やNYダウ先物の上伸を好感して再開後のWTIも上伸したことで、東京原油先限は9時半過ぎに4万0500円を突破。さて、WTIは62.88ドルまで上伸した後、上げ幅縮小へ。日本時間7日深夜2時過ぎに米EIAの月報が予定されており、ここで弱気な内容が前月同様、予想されているため。前回は発表後に急落した経緯もあり、海外原油は高値警戒の動きをみせていた。しかし、東京は円安に過剰反応し、海外原油の軟化にはイマイチ反応せず。米EIAの月報に続き、米APIの在庫統計での原油在庫の増加観測もあり、東京はかなり強引に買い進まれたとみる。14時以降、円高もやや進行したが、東京は強引に買い進まれたままだった。まずは、米EIAの月報に注目。
(東京貴金属)
6日の東京金は4500円台を回復するなど、上伸している。金期先2月限は前日比15円高の4509円、白金期先2月限は同円3高の3297円。
東京金は円安を好感して買いに上伸し、朝方から4500円台回復の動きをみせた。ドル安・ユーロ高が進行したことで、NY金は1320ドル台での堅調な動きをみせた。さらに日経平均株価の急伸によって円安も進み、東京金はNY金の上昇と円安によって上げ幅を拡大し、4510円台に水準を切り上げた。金の戻りに追随して東京白金も戻りをみせ、3300円台を回復した。ただ、金のようなヘッジ買いの役割は乏しく、戻りは限定的。NY金は1320ドル台を維持するものの、米長期金利がまた上昇傾向をみせたこともあり、1320ドル台での上値追いは限定的だったといえる。米長期金利の動向もまた注視したい。
(東京ゴム)
6日の東京ゴムは小幅高。期先8月限は前日比0.1円高の194.0円。
上海ゴムの時間外安を嫌気して、東京ゴムは朝方から売りが先行し、191.0円の安値をつけた。ただ、日経平均株価の急伸と円安進行もあり、その後、買い戻しに下げ幅を縮小した。10時前に193円台に乗せ、その後、夜間の高値を更新した。株価の堅調地合いと円安を踏まえた買い戻しが高値更新をもたらしたとみる。ただ、期待した上海ゴムの軟調地合いが続いたこともあり、新規買いはイマイチで、早々にマイナス圏に値を消してしまった。昼以降は連日の狭いレンジで推移しており、蚊帳の外に置かれていた。引き続き、上海ゴムの動向に注目。14時半に再開した上海ゴムの下げ幅縮小から、東京ゴムは15時にかけてまた買い直されていた。
(東京トウモロコシ)
6日の東京トウモロコシは上昇も、上げ渋り継続へ。期先3月限は前日比130円高の2万2870円。
シカゴ上伸と円安を好感して東京トウモロコシは上伸しているが、相変わらず強材料に反応イマイチで、物足りない上昇にとどまっている。特にシカゴでは新穀限月のサヤが大きく買われているが、東京の新穀限月である期先2限月は期央限月と比較すると、サヤが売られており、一段と割安な値位置を形成していた。さて、10時に再開したシカゴコーンは反落している。シカゴ小麦が大きく値を消したため。小麦は主産地の作柄がわずかに改善したこと、需給報告での米国の小麦在庫の上方修正が予想されたこともあり、反落したとみられる。このため、シカゴコーンの下げを強いられることも予想しておきたいが、需給報告を前にして下押しすれば、買い場提供に。
(東京米国産大豆)
6日の東京一般大豆は急伸。期先2月限は前日比620円高の4万8700円。
東京一般大豆期先は急伸している。夜間から先限は上伸していたが、日中取引で上げ幅を拡大した。それでも人気は相変わらず低調で、先限の4万9000円には抵抗もみられた。ところで、米農務省の需給報告において、米国の期末在庫は変わらずの見込みで、さらにブラジル大豆の生産高予想の上方修正観測もあり、発表前のシカゴはポジション調整安も予想される。

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