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東京ゴムも売られたが、下げ渋りの印象

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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東京ゴムも売られたが、下げ渋りの印象

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/10/11
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
11日の東京原油・石油製品は急ピッチの円高と海外原油急落のダブルパンチを浴びて大幅安となった。原油期先3月限は前日比2300円安の5万4420円、ガソリン期先4月限は同1950円安の6万9500円、灯油期先4月限は同2390円安の7万1060円。
海外石油市場の大幅安と急ピッチの円高の影響で東京石油市場は大幅安となった。弱気な米APIの在庫統計が夜間取引終了後に発表され、それを嫌気して海外市場がさらに急落し、また円高も一段と進行したため、原油は朝方から5万5000円割れで始まった。10時には5万5000円台回復をみせたが、一時的。東京市場での値ごろ買いがアダになったが、海外原油の一段安と株価の急落を認識して、また売り直され、安値更新をみせていた。特に東京原油の指標であるブレントが一段と急落したため、東京原油は朝方の戻り高値から1000円前後もさらに売られた。さて、今夜発表されるOPEC月報と米EIAの在庫統計も弱い内容が警戒されており、海外市場の一段安が警戒される中、東京原油の買いは厳しいとみたい。株価の一段安も予想されるだけに、連日の大幅安も留意しておくべきである。

(東京貴金属)
11日の東京金は急ピッチの円高を嫌気して続落。金期先8月限は前日比24円安の4292円、白金期先8月限は同58円安の2933円。
米国株式市場の急落を受けて、急ピッチの円高が進行。株安のヘッジでドルベースの金が買われたものの、円高をカバーできず、東京金は続落している。10時前には4300円台回復もみせたが、NY金が他商品の値崩れを嫌気して上げ幅を縮小し、日経平均株価の大幅安を警戒して円安傾向にブレーキがかかったことで、4300円台回復は一時的。一時、4390円も下回る場面も。白金は以上に急落したが、株価急落を受けて大きく売り直されたため。東京白金も3000円台は売り場だったといえる。夜間取引でもNYダウ先物など、株式市場の動きから目が離せない。

(東京ゴム)
11日の東京ゴムは総じて下落するものの、下げ渋っていた。RSS期先3月限は前日3.5比円安の169.5円、TSR期先4月限は同5.8円安の153.0円。
外部要因悪化と時間外の上海ゴムの急落を受けて、東京ゴムは朝方から大幅安を強いられた。RSSは169.5円で始まり、瞬間的な急落をみせ、167.0円の安値を示現したが、その後は朝方の値位置まで戻すなど、下げ渋りをみせていた。一時、170円台回復もみられた。ただし、株価がさらに急落しており、その他市場の急落は無視できず、売り直されたが、限定的。ゴムの下げ渋りが異様に目立っており、今後、反動安は避けられないとみる。

(東京トウモロコシ)
11日の東京トウモロコシはようやく弱材料に反応して下落。期先9月限は前日比290円安の2万4280円。
シカゴは3営業日連続の下落となり、急ピッチの円高が進行したため、東京もさすがに弱材料を無視できずに反落している。前日はシカゴ安・円高を無視して逆行高をみせていたが、これまでの弱材料を無視した強引な買いに対する反動安を考慮すれば、2万4000円を試す急落でもおかしくはないが。ひとまず、下げ幅を拡大し、2万4300円台に値を消したものの、物足りない下げに変わりなし。深夜1時に米農務省は生産高予想と需給報告を発表するが、弱気な内容が想定される。それ以上に為替を大きく左右するNY株式市場の動向からも目が離せない。下げ足りない分、夜間取引での一段安を期待したいところ。

(東京米国産大豆)
11日の東京一般大豆は動意薄。期先8月限は前日と同じの4万6800円。
シカゴ大豆は連日の大幅安をみせ、円高もかなり進行している。連休明けに東京一般大豆は強引に買い進まれ、逆光高をみせており、その反動安も期待されたが、まったく反応しない。これだは、深夜1時の米農務省発表も無視されるだろう。東京の値位置はかなり割高であることは否めないが。

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