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強気の米雇用統計を嫌気してNY金は急反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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強気の米雇用統計を嫌気してNY金は急反落

  • 2022/08/06
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
5日のNY金は、急反落。NY金期近12月限は前日比15.7ドル安の1791.2ドル、NY白金期近10月限は同0.2ドル安の924.7ドル、NY銀期近9月限は同28.0セント安の1984.2セント。
注目の7月の米雇用統計で、非農業部門の就業者数は52.8万人増で、事前予想を大きく上回る結果に。失業率は3.6%から3.5%に改善し、平均時給は予想を越える伸びとなった。発表を受け、米長期金利が急上昇し、ドル高・ユーロ安も大きく進展したことで、米長期金利の低下やドル安を手掛かりに急伸していたNY金は大幅安を強いられることに。非鉄などの強調地合いもあり、1780ドル台は維持していたが、米国のリセッション懸念は大きく後退し、金融引き締め強化は維持されるとの見方が市場のコンセンサスに。来週は米CPIと米PPIの発表もあるため、改めて景気動向を確認することになる。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
5日のWTI原油は、反発。WTI原油期近9月限は前日比0.47ドル高の89.01ドル、北海ブレント期近10月限は同0.80ドル高の94.92ドル。RBOBガソリン9月限は同6.21セント高の285.56セント、NYヒーティングオイル期近9月限は同12.13セント安の321.59セント。
ここ最近の海外原油急落の主因がNYガソリンの急落で、そのNYガソリンの急反発を材料に海外原油は買い戻しされた。注目の米雇用統計が強い内容になったことで、米国でのリセッション懸念が大きく後退。米国でのガソリン需要低迷はリセッションによるものとの認識からガソリンが急落していたが、リセッションではないとの見方が広がることで、今後のガソリン需要の拡大も期待され、大きく買い戻された。WTI期近9月限は一時、90.76ドルまで急伸したが、米長期金利の急上昇に伴うドル高を警戒して、上げ幅を縮小。一時マイナス圏まで値崩れする場面も。ただ、NYガソリンが一段と上伸したこともあり、WTI期近9月限は89ドル台まで買い戻しされていた。来週は米EIAやOPECなどから月報が発表される。ここでは将来的な石油需要の動向が注目されるが、特に前月、弱気な需要見通しを指摘したOPEC月報が注目される。

(CBOT大豆)
5日のCBOT大豆は、高安マチマチ。期近9月限は前日比1.00セント高の1462.25セント、新穀11月限は同10.75セント安の1407.00セント。
米農務省はデイリーベースとして中国向け13.2万トン、仕向け先不明として13.2万トンの成約があったことを明らかにした。当初は米コーンベルト東部での散発的な降雨予報を嫌気して、期近限月も下落していたが、週末要因買い戻しの影響もあり、新穀11月限は14ドル台を回復。期近限月である旧穀限月では戻り局面で先の成約が支援材料に。降雨予報が出たり、引っ込んだりするなど、天気予報も大きく変化しているが、週明けの天気予報に注目。

(CBOTコーン)
5日のCBOTコーンは、期近限月中心に上伸している。期近9月限は前日比6.75セント高の609.00セント、新穀12月限は同2.75セント高の609.00セント。
テクニカルな買いが支援材料になっていたという。新穀12月限は20日移動平均線を維持し、また6ドルの大台維持もみられ、その後の買いにつながったという。期近限月が特に買い進まれたのは、大豆期近の切り返しが支援材料に。ところで、ウクライナからは第2弾の穀物輸出が実施されたが、第1弾同様、コーンの輸出になったという。輸出先が中東だけに、米国産との競合はなく、シカゴコーンの売り材料になり切れず。米コーンベルトでは散発的な降雨が予想されているが、東部中心で、コーンの特に主産地である西部の気温が高く、乾燥した天候も警戒され、支援材料に。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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