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弱気な米農務省発表を受け、シカゴコーンは急反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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弱気な米農務省発表を受け、シカゴコーンは急反落

  • 2021/10/13
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
12日のNY金は、上伸。NY金期近12月限は前日比3.6ドル高の1759.3ドル、NY白金期近1月限は同4.8ドル高の1011.7ドル、NY銀期近12月限は同15.1セント安の2251.4セント。
エネルギー価格の急騰を映したインフレヘッジの買いが米国取引時間帯に膨らみ、1770ドルまで一気に急伸する場面をみせた。原油価格が大きく買い直される動きに合せて、金も急伸しており、原油に追随した値動きをみせていた。欧州時間帯の終盤にはドル高を嫌気して1750ドル台前半まで急落していたが、原油急伸で買い直されることに。インフレが懸念される中、米長期金利の上昇が抑制されたこともあり、金の買いにつながったともみられている。ただ、中国での洪水の影響で、電力供給不足が一層深刻な状況となりつつあり、製造業への悪影響も懸念され、パラジウムと非鉄が急落するなど、インフレヘッジの買いも一時的。白金は前日の急落に対する自律反発をみせていた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
12日のWTI原油は、小幅上伸も、高値警戒からブレントは下落している。WTI原油期近11月限は前日比0.12ドル高の80.64ドル、北海ブレント期近12月限は同0.23ドル安の83.42ドル。RBOBガソリン11月限は同0.50セント高の238.29セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同0.50セント安の251.00セント。
米国取引時間帯の序盤に80ドル割れをみせたが、その後、ストップロスの売りがヒットして79.47ドルの安値示現まで急落。しかし、OPECプラスによる増産幅拡大見送りによって、世界的な原油の供給不安に変わりはなく、80ドル割れは買い場提供となり、安値示現から1時間後には81.62ドルの高値示現をみせた。ただ、81ドル台を維持する新規の買い材料が乏しく、81ドル台も瞬間的にとどまり、80ドル台での乱高下を強いられることに。ただ、堅調地合いをみせたのは期近11月限のみで、その他限月はマイナス圏で推移する時間帯がほとんど。また、世界的なスタグフレーションの懸念も高まりつつあり、ブレントは軟調地合いを強いられることに。WTIの他の限月やブレントの動きにも注目。13日にはOPEC月報が発表されるだけに、注視したい。

(CBOT大豆)
12日のCBOT大豆は、弱気な米農務省発表を受け、大幅続落を演じている。期近11月限は前日比29.75セント安の1198.50セント、期近1月限は同29.50セント安の1210.25セント。
注目の米農務省の発表で、米国の生産高予想は44億4800万ブッシェル(前月発表は43億7400万ブッシェル)、イールドは51.5ブッシェル(同50.6ブッシェル)。生産高予想は事前予想平均の44億1500万ブッシェルを大きく上回った。米国の期末在庫は3億2000万ブッシェル(同1億8500万ブッシェル)、世界の在庫は1億0457万トン(同9889万トン)で、いずれも事前予想を大きく上回るなど、かなり弱い発表となった。この発表を受け、期近11月限は12ドルの大台割れを演じるなど、急落している。シカゴ小麦が大きく買い直されたこともあり、シカゴ大豆市場での買い戻しを誘って、下げ幅を縮小していたが、予想以上に弱い内容になったことで、ハーベストプレッシャーも重なり、当面、軟調地合いを強いられるとみられる。

(CBOTコーン)
12日のCBOTコーンは、弱気な米農務省発表を受け急反落。期近12月限は前日比9.25セント安の523.75セント、期近3月限は同9.00セント安の533.25セント。
米農務省が明らかにした米国コーンの生産高予想は150億1900万ブッシェル(前月発表は149億9600万ブッシェル)、イールドは176.5ブッシェル(同176.3ブッシェル)となった。事前予想では、イールドの低下にとよる生産高の下方修正が想定されていたが、それに反する内容だった。期末在庫は15億ブッシェル(同14億0800万ブッシェル)、世界の在庫は3億0174万トン(同2億9763万トン)で、いずれも事前予想平均を上回っている。このことから、発表後のシカゴコーンは急落し、一時10セント以上の下げをみせた。期近12月限は5.22ドルまで下落した。ただ、シカゴ小麦がタイトな需給報告を好感して急伸したこともあり、小麦市場の買い戻しにつながり、下げ幅を縮小している。コーンの需給バランス悪化とハーベストプレッシャーを踏まえると、軟調地合いを強いられるとみられているものの、小麦急伸が支援材料になるともみられ、5.20ドル台は維持するとの声も。それでも、小麦の急伸が一巡すると、コーンもまた大きく売り直されている。

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