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商品市場は全面高

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

商品市場は全面高

商品先物 有料マーケット情報
  • 2017/07/15
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
14日のNY金はドル安を好感した買いに一時1230ドル台を回復するなど、急伸。NY金期近8月限は前日比10.2ドル高の1227.5ドル、NY白金期近10月限は同16.4ドル高の923.5ドル。
弱気な米経済指標を受けて、米FRBが利上げに慎重になるとの見方が台頭してドル安につながったという。先日、ブレイナード米FRB理事は追加利上げよりも資産縮小を先行すべきと指摘しており、これも再認識されることとなった。ところで、来週はECB理事会が予定されている。ドラギECB総裁の会見で、利上げの方向性が打ち出されることになれば、ドル安がさらに進行するものの、欧州の金利上昇トレンドを確実視するだけに、ドル安が進行しても金利を生まない金にとっては厳しい局面に立たされることになる。週末はドル安が支援材料になったが、ECB理事会の結果次第で、ドル安でもNY金が売られる可能性もある。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
14日のWTI原油は続伸。WTI原油期近8月限は前日比0.46ドル高の46.54ドル、北海ブレント期近9月限は同0.49ドル高の48.91ドル。RBOBガソリン8月限は同3.44セント高の156.05セント、NYヒーティングオイル期近8月限は同2.33セント高の151.50セント。
24日に開催予定の産油国の代表による監視委員会において、リビアとナイジェリアの原油生産の上限を設定する可能性が言及されたことを好感していた。監視委員会の5か国のメンバーの一つであるクウェートの石油相が両国の原油生産の総枠を設定する、つまり上限を決める可能性に言及した。ただ、実際には厳しい状況で、週末に関しては期待先行で買い進まれたようだ。上昇局面では中国の原油輸入増加、米国でのガソリン需要の期待が高まり、NYガソリンの上げも目立っていた。ブレントで50ドルが前回の戻り局面の強力な上値抵抗になっただけに、49ドル台に回復しても、逆に上値余地が乏しくなったとのみられている。

(CBOT大豆)
14日のCBOT大豆は天候リスクを警戒した買いに反発している。期近8月限は前日比14.50セント高の990.00セント、新穀11月限は同15.25セント高の1002.75セント。
米コーンベルトでは来週前半、ホット&ドライになるとの予報に変わりなく、前日まで急落した分だけ、天候リスクで買われ易くなっており、自律反発かたがた上昇している。天候によって波乱の展開を余儀なくされたが、天候相場だけに、来週も不安定な展開が予想されている。新穀11月限は10ドル台を回復して引けているが、週明けの一段高を期待した戻りとも想定されるという。さて、本日のファンドの買い越しは9000枚、一週間で1万1500枚の売り越しと推測される。

(CBOTコーン)
14日のCBOTコーンは買い戻しに反発している。期近9月限は前日比7.25セント高の377.00セント、新穀12月限は同7.00セント高の390.00セント。
来週前半の高温予報を踏まえた週末要因のポジション調整では買いが優勢となったが、買いの中心は買い戻しだったという。来週後半からの生育に理想的な天候も予想されているだけに、新規買いは限定的だった。米コーンベルトでも来週前半は37℃を越える日が予報されている。ただし、7月下旬の天気予報はホット&ウエットとのなっており、生育に理想的。30セント以上も急落していたが、3分の1戻りにも至らず。新穀12月限は200日移動平均線を上抜き、一目均衡表の雲の中で取引を終えた。週明けは作柄状況と土壌水分、天気予報に大きく左右されるとみられる。本日のファンドの買い越しは1万2000枚、一週間で2万1000枚の売り越しと推測される。

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