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中国リスクを手掛かりにNY金は上伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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中国リスクを手掛かりにNY金は上伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2020/02/14
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
13日のNY金は、中国リスクの高まりを受けて急伸している。NY金期近4月限は前日比7.2ドル高の1578.8ドル、NY白金期近4月限は同7.4ドル高の974.7ドル、NYパラジウム期近3月限は同28.5ドル高の2351.0ドル。
中国での新型コロナウイルスの感染者数と死者数が急拡大したこともあり、NYダウ先物が急落。それに合わせて金はヘッジとして買い進まれ、1580ドル台回復もみせた。欧州時間帯に200ドル以上も急落していたNYダウ先物はその後、下げ幅を縮小。また、ナスダック指数が最高値をさらに更新したこともあり、金のヘッジ買いも一巡。中国の湖北省武漢市だけの急激な増大であり、中国のその他の地域での急拡大はみられないこともあり、株価の戻りにつながったという。しかし、リスクはくすぶっており、金は高値圏を維持していた。白金は金とパラジウムの大幅続伸に支えられて970ドル台をまた回復しているが、実勢悪から980ドルから1000ドルにかけては売りが控えているという。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、安値から大きく切り返し、小幅続伸。WTI原油期近3月限は前日比0.25ドル高の51.42ドル、北海ブレント期近4月限は同0.55ドル高の56.34ドル。RBOBガソリン3月限は同0.08セント安の158.02セント、NYヒーティングオイル期近3月限は同0.48セント高の168.05セント。
中国での新型コロナウイルスによる感染者数と死者数が急拡大したこともあり、欧州時間帯にかけて海外原油が急落を強いられた。IEAの月報でも世界の石油需要の鈍化が示されたことも下げに拍車をかけていた。しかしながら、急落していたNYダウ先物の下げ幅縮小やナスダック指数の最高値更新の動きから、NY石油製品の戻りがみられ、原油も買い直されることに。NY石油製品の戻りにより敏感に反応して、リンケージしているブレントの切り返しが目立っていた。一時、安値から2ドル近い戻りを演じた。米株高によって、石油製品の需要改善が期待されており、NY石油製品が原油よりも一足先に出直りをみせている。週明けはプレジデントデーで休場となるが、それだけに中国での新型コロナウイルスの拡大には週末も神経質になるとみられている。

(CBOT大豆)
13日のCBOT大豆は、続伸し、これで9営業日連続で上昇している。期近3月限は前日比3.25セント高の895.75セント、期近5月限は同2.00セント高の905.50セント。
中国での新型コロナウイルスの急拡大を嫌気して序盤は値を消していたが、その後の株式市場の下げ幅縮小に合わせる格好で、シカゴ大豆も戻りをみせ、買い直されていた。期近3月限は8.9975ドルまで一時上伸し、1月29日以来の9ドル台回復も期待されたが、ここでは上げ一服。中国向けの大豆輸出はなお低調なため、高値付近では利益確定売りも。今後、中国による米国大豆の大量買い付け期待もあり、大豆の切り返しにつながっているというが、9ドル台では南米のヘッジ売りも控えているとみられている。

(CBOTコーン)
13日のCBOTコーンは、反落。期近3月限は前日比3.75セント安の379.25セント、期近5月限は同2.75セント安の384.50セント。
ここ最近のレンジ取引に変わりないが、前日の上伸に対する利益確定売りに反落していた。弱気な需給報告が示されたばかりで、それに反する上伸に対する高値警戒の動きにつながったとみられる。米農務省が明らかにした週間輸出成約高も事前予想通りとなっていた。米国コーンの品質に対する懸念もくすぶっており、今後、一層、南米やウクライナのコーンに輸出シェアを奪われるとの懸念もある。週明けはプレジデントデーで休場の予定もあり、週末のシカゴコーンはポジション調整の動きとみられ、引き続き、ボックス圏の動きになりそうだ。

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