株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

世界的な経済活動再開の動きを好感して海外石油市場は大幅続伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • TOCOMスクエア
  • リモートサービス
商品市場情報

世界的な経済活動再開の動きを好感して海外石油市場は大幅続伸

  • 2020/05/06
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
5日のNY金は、清算値ベースで反落しているが、その後買い直され、プラス圏回復をみせている。NY金期近6月限は前日比2.7ドル安(3日分合計で16.4ドル高)の1710.6ドル、NY白金期近7月限は同6.2ドル高(同28.3ドル安)の784.7ドル、NYパラジウム期近6月限は同78.8ドル安(同199.5ドル安)の1756.5ドル。
世界的な経済活動再開の動きもあり、新型のコロナウイルスのリスク後退から金はまた売られ、一時1700ドル割れをみせた。米国取引序盤に1700ドルを割り込むと、ストップロスの売りがヒットして、1695.4ドルの安値を付けた。安値示現から40分後には1710ドル台を回復したものの、NYダウの堅調地合いもあり、しばらく1700ドルから1710ドルのレンジで推移していた。急伸していたNYダウが上げ幅をかなり縮小すると、清算値決定後の金が買い直され、1717.8ドルの高値も示現することに。リスク後退から1720ドルには抵抗をみせたものの、経済活動再開によって、新型のコロナウイルスの将来的なリスク拡大も指摘されており、1700ドル割れではそれに対するヘッジ買いもみられたという。また、銀の急反発も金の支援材料に。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
5日のWTI原油は、大幅続伸。WTI原油期近6月限は前日比4.17ドル高(3日分合計で5.72ドル高)の24.56ドル、北海ブレント期近7月限は同3.77ドル高(同4.49ドル高)の30.97ドル。RBOBガソリン6月限は同7.98セント高(同11.76セント高)の90.13セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同9.29セント高(同6.29セント高)の89.60セント。
世界的な経済活動再開による原油・石油製品市場での底入れムードから総じて急伸している。米国原油の供給過剰状態に全く変化はないものの、市場の関心は経済活動再開による石油需要の改善であり、NYガソリンやヒーティングオイルも急伸している。ようやく、NYガソリン以外のWTIやブレント、NYヒーティングオイルも20日移動平均線を清算値ベースで上抜いており、今後ともテクニカルな買いに拍車がかかる可能性も指摘されていた。注目の米APIの在庫統計で、原油在庫は前週比840万バレル増、ガソリン在庫は同220万バレル減、中間留分在庫は同610万バレル増。ロイター通信が集計したアナリストの在庫統計に対する事前予想は、原油在庫が同780万バレル増、ガソリン在庫が同4万バレル増、中間留分在庫は同290万バレル増となっている。ガソリン在庫の減少に関心をみせ、発表後にWTI期近6月限はNYガソリンの高値更新に合わせて、25ドル台に乗せている。

(CBOT大豆)
5日のCBOT大豆は、期近高・新穀安のマチマチ。期近7月限は前日比2.00セント高(3日分合計で17.00セント安)の838.50セント、期近11月限は同0.25セント安(同12.25セント安)の845.50セント。
原油急伸は大豆市場でも支援材料となり、期近限月の打診買いにつながっていた。ただし、米中の緊張状態に変わりはなく、今後の中国による米国大豆の成約鈍化やキャンセルも懸念され、戻りはイマイチ。新穀限月は主産地での大豆の作付がかなりの急ピッチで進行しており、これが圧迫要因に。作付進展によって、作付面積も3月末に示された意向面積を上回る可能性も指摘されている。

(CBOTコーン)
5日のCBOTコーンは、 期近限月中心に上昇しているが、小幅な戻りにとどまった。期近7月限は前日比1.75セント高(3日分合計で2.00セント安)の317.25セント、期近12月限は同0.50セント高(同2.00セント安)の334.50セント。
原油の大幅続伸は心理面の支援材料となっていた。特にガソリンがけん引して原油が急伸しており、米国国内の石油需要の改善が期待されているためで、エタノール需要の改善観測につながっている。その一方、主産地でのコーンの作付が過去経験したことがないほど、急ピッチに進展しており、作付面積も予想以上に膨れるとの見方も台頭し、圧迫要因に。新型のコロナウイルスによる外出禁止などの影響もあり、生産者は農作業により集中したこと、晴天が続いたこと、4月まで土壌水分が潤沢だったことが挙げられる。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  • Fujitomi market news
  • 個別WEBセミナー
  • リモートサービス