株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

リスクでNY金は急伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • 小次郎講師のメールマガジン
  • 第3回TOCOMリアルトレードコンテスト
  • トレーダーズショップ
  • TOCOMスクエア
商品市場情報

リスクでNY金は急伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/03/14
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
13日のNY金は急伸。NY金期近4月限は前日比6.3ドル高の1327.1ドル、NY白金期近4月限は同4.4ドル高の967.3ドル。
ティラーソン米国務長官が解任されたとの報道をキッカケにして、トランプ米政権に対する不透明さからドル安が進行し、それまで急落していたNY金もヘッジ買いで大きく買い直されることに。NYダウ急伸とドル高を嫌気して1313.8ドルまで急落していたが、アッサリ1320ドル台を回復。20日移動平均線に迫る動きをみせている。清算値決定後も堅調地合いを続けているが、一段のドル安や株安が支援材料に。今回の解任劇を受けて、1330ドル台回復も仕方ないとの声が聞かれる一方、来週の米FOMCを控えて、なお上値追いの買いには慎重との見方も。米CPIはほぼ予想通りだったが、国務長官の解任の情報のインパクトが大きく、材料視されず。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は波乱の下、続急落。WTI原油期近4月限は前日比0.65ドル安の60.71ドル、北海ブレント期近5月限は同0.31ドル安の64.64ドル。RBOBガソリン4月限は同0.77セント安の188.63セント、NYヒーティングオイル期近4月限は同0.92セント高の187.39セント。
NYダウの動きに翻弄されていた。NYダウの急伸を好材料として連想買いがみられ、WTIは62ドルに迫る動きとなった。ただ、米EIAが4月の米シェールオイルの増産を前日指摘したばかりで、高値警戒から62ドルにはかなりの抵抗をみせた。61ドル台後半までの上伸も一時的にとどまり、その後の下げは早かった。NYダウも高値から大きく値を消したこともあり、米国の原油増産ペースの拡大を警戒してWTIは60ドルを試すことに。米APIの在庫統計での原油在庫の増加観測も警戒されていた。OPEC月報も予定されており、米APIとOPEC月報次第では60ドル割れを試すともみられている。

(CBOT大豆)
13日のCBOT大豆は大幅続伸。期近5月限は前日比7.50セント高の1048.50セント、期近7月限は同8.50セント高の1059.50セント。
アルゼンチンの大豆の供給不安を好感した買いに大豆粕がまた急伸し、大豆の支援材料に。半値押しからの戻りということもあり、テクニカルな買いが影響して、大豆期近5月限は10.50ドル台回復も。その後、アルゼンチンの降雨予想もあり、高値から8セント近くも下落したが、引けにかけて買い直されたものの、10.50ドルは回復できず。

(CBOTコーン)
13日のCBOTコーンは上伸し、7か月振りの高値更新したが、上げ幅を縮小して取引を終えた。
期近5月限は前日比1.00セント高の391.75セント、期近7月限は同1.00セント高の399.50セント。
大豆や小麦の上伸に追随して買い進まれ、高値を更新し、天候相場真っ只中の期近7月限は4.0275ドルを示現。期近5月限の4ドルに対する期待も膨らんだが、その後の大豆・小麦の値崩れに追随して、コーンは高値から値を消してしまった。一時、マイナス圏まで下落したが、小麦安が大きな売り材料になっていた。大豆の引けにかけての戻りもあったが、期近7月限は4ドルを壁にしていたという。アルゼンチンの降雨予報はコーンの売り材料になっていた。新規の買い材料は乏しく、ファンドの買い越しに対する警戒も高く、期近5月限の4ドル示現のハードルはまだかなり高いとの指摘も。

一覧へ戻る

ピックアップコンテンツ

  •