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ブレントは反発も、WTIは小幅続落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

ブレントは反発も、WTIは小幅続落

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/07/13
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
12日のNY金は小反発。NY金期近8月限は前日比2.2ドル高の1246.4ドル、NY白金期近10月限は同11.4ドル高のドル。
1240ドル台を何とか維持していたが、1250ドルにも壁をみせるなど、ボックス圏の動きとなった。ドル高の流れに変わりなく、金の上値は抑制されることに。ただ、その他貴金属が株価の急反発に合わせて大きく直されていた。白金は前日の下げ幅を取り戻す動きをみせたが、実勢悪が影響して850ドルが壁になっていた。株価が急伸しても、白金の需要改善につながらないため。今後とも株価や非鉄の動きに翻弄されるとみられるが、金もその他市場の波乱の展開にしばらく振り回されることになりそうだ。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
12日のWTI原油は波乱の下、小幅続落。WTI原油期近8月限は前日比0.05ドル安の70.33ドル、北海ブレント期近9月限は同1.05ドル高の74.45ドル。RBOBガソリン8月限は同1.03セント高の20717セント、NYヒーティングオイル期近8月限は同2.23セント高の212.31セント。
前日の急落に対するポジション調整高の動きをアジア時間帯から欧州時間帯にかけてみせていた。IEAが月報の中で、原油の生産停止が相次いでおり、世界的な供給余力に問題あると指摘し、戻りに弾みをつけたとみられる。しかし、米国取引時間帯に入ると様相は一変。ブレントはも戻り高値から2.50ドル以上、一時急落するなど、値崩れを強いられた。WTIは70ドルを大きく割り込み、NY石油製品もブレントとも揃って続落する場面もみせた。強引な戻りが売り場提供となり、その後、テクニカルな売りを浴びた模様。清算値決定にかけて、株価の強調地合いを好感したNY石油製品の戻りを好感して、WTIは70ドル台回復もみせた。ブレントも大きく買い直されたが、高値から大きく売られたままの水準である。取引レンジを切り下げており、下向きの流れに変わりないが。

(CBOT大豆)
12日のCBOT大豆は一時大きく値を崩したが、その後の買い戻しに小反発している。期近8月限は前日比1.25セント高の834.25セント、新穀11月限は同1.75セント高の850.00セント。
米農務省が発表した需給報告で、2018年度の米国の期末在庫は5憶8000万ブッシェル(前月3憶8500万ブッシェル)で、事前予想平均の4憶7100万ブッシェル、予想上限の5憶7100万ブッシェルを上回る、かなり弱気な内容となった、輸出需要が2憶5000万ブッシェルも大幅に下方修正されたためで、中国による追加関税を幾分、考慮した内容だったとみられる。発表後のシカゴ大豆は小麦とコーンの急伸を好感して連想高をみせていた。しかし、弱気な需給報告を認識して売り直され、早々に10セント前後の下落を強いられた。小麦とコーンの強調地合いが続いたため、下げ幅を縮小したものの、8月の需給報告では、弱気な生産高予想が示される一方、さらに輸出需要が下方修正される可能性もあり、期末在庫は一段と上方修正されるとみられるだけに、大豆の長期的な下降トレンドの継続は仕方ないところ。引けにかけてポジション調整の動きもあり、反発しているが、また週明けには値を崩すとみる。

(CBOTコーン)
12日のCBOTコーンは強気の需給報告を好感して反発。期近9月限は前日比5.25セント高の345.25セント、新穀12月限は同5.25セント高の358.50セント。
米農務省が発表した需給報告で、2018年度の米国の期末在庫は15憶5200万ブッシェル(前月15憶7700万ブッシェル)で、事前予想平均の17憶1200万ブッシェルを下回った。イールドは据え置かれたものの、輸出需要が1憶2500万ブッシェルも上方修正されたこと、2017年度の期末在庫が予想に反して下方修正されたことから、2018年度の期末在庫が予想に反して強い内容となった。この発表後受け、発表前に下落していたシカゴコーンは急伸し、小麦の急騰も手伝って、一時10セント以上も急伸した。ただ、シカゴ大豆の値崩れを嫌気して、上げ幅を縮小した。米農務省の極めて楽観的な内容に懐疑的な見方も出て、結果的に売り場提供になったとの指摘もある。米コーンベルトの生育に理想的な天候に変わりないため、また売り直される可能性が高くなったことを留意しておきたい。

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