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ドル高基調の動きによってNY金が急落し金標準も大幅続落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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ドル高基調の動きによってNY金が急落し金標準も大幅続落

  • 2022/05/13
  • 情報サービス室
  • デイリーコメント

(東京石油市場)
13日のドバイ原油は日中の海外原油の強調地合いと円安基調によって大幅続伸。ドバイ原油の中心限月10月限は前日比1090円高の7万6890円。
夜間立会の時間帯で序盤にIEAの月報でロシア産原油の減産が供給不足に繋がらないと指摘され海外原油は下落しWTIの6月限は103ドル割れまで売られる動きとなった。しかしその後は安値からの出直りの動きとなり、OPECの月報が発表されると一段の戻りを見せ107.37ドルまで上昇となった。OPECの月報は世界の石油需要の伸びは2か月連続で下方修正されたが、4月のOPECの増産分が2か月連続で下回った事が好感され、更にNYガソリンの急伸もWTIの上昇要因に。この海外原油の動きを受けてこの海外原油の動きを受けてドバイ原油の中心限月は7万4320円まで売られる動きとなったが、その後は7万6470円まで上昇した。しかしその後はWTIが上げ一服の動きから105ドル台まで下がるとドバイ原油は7万5510円まで下押しする動きとなったが、引けにかけてはWTIが106.90ドル台まで上がるとドバイ原油は7万6020円まで買い直された。日中立会はNYダウ先物の反発に反応してWTIは10時過ぎに108.10ドル台まで続伸しドバイ原油は為替の円安基調もあって7万7590円まで上げ幅を拡大する動きとなった。しかしその後はWTIが上げ一服の動きになり107.10ドル割れまで水準を下げるとドバイ原油は7万6660円まで売られる動きとなったが、WTIの下押しは一時的となり13時過ぎに再び108ドル台まで買われるとドバイ原油は7万7490円まで戻りを見せた。ただ15時前から為替が円高方向に進みWTIが107.10ドル台まで下がるとドバイ原油は7万6890円まで上げ幅を縮小した。日中の海外原油はNY株価の上昇もあって続伸しWTIは108.13ドルまで上昇する動きとなっている。前日のOPECの月報でOPECプラスの増産計画が2か月連続で下回った事により海外原油は強調地合いを見せているが、IEAに月報では弱気な見通しも示しておりWTIは引き続き100ドル台での動きが想定され海外原油は臨機応変に見て行きたい。ドバイ原油は海外原油の続伸と為替の円安基調によって7万7500円まで上がる動きとなっている。まだ為替の円安基調によって上昇も想定されるが、海外原油の不安定な動きを警戒されドバイ原油も臨機応変に対処するのが無難と見たい。

(貴金属市場)
13日の金標準は前日のNY金の急落によって一時7500円割れ、白金標準も急落。金標準の中心限月4月限は前日比149円安の7521円、白金標準の中心限月4月限は同114円高の3843円。
夜間立会の時間帯でNY金の6月限は序盤からドル高・ユーロ安の動きによって軟調地合いとなり前日の安値を割り込むと1820.1ドルまで急落する動きとなった。注目された米国の卸売物価指数は強気な結果となりドル高の支援材料に。このNY金の急落を受けて金標準の中心限月は序盤から売り有利の展開となりNY金の急落と為替の円高基調によって7484円まで売られる動きとなった。日中立会はNY金が再開後に1809.1ドルまで直近の安値を更新する動きを見せたが、寄付き前に1820ドル台まで戻り10時過ぎに1824ドル台まで戻りを見せると金標準は為替の円安基調もあって7559円まで下げ幅を縮小した。しかしその後は為替の円安が一服し円高方向に戻ると金標準は7527円まで売り直される動きとなったが、12時過ぎにNY金が1825ドルまで上昇すると金標準は7554円まで戻りを見せた。ただ15時前から為替が円高に進みNY金が1822ドル台まで売られる金標準は7521円まで売り直された。日中のNY金は朝方に1809.1ドルまで売り込まれる動きを見せたが、その後は1827.5ドルまで出直りの動きを見せている。海外原油の強調地合いや前日の大幅安に対して戻り基調を見せているが、米長期金利の高い水準やドル高基調も続いておりNY金は戻り一巡後からは再び売られる動きになると見たい。金標準はNY金の反発と為替の円安基調によって7550円台まで戻りを見せている。まだ為替の円安基調やNY金の自律反発によって金標準の戻りも想定されるが、NY金の弱い基調予想から金標準は再び軟調地合いが想定される。
白金は夜間でNY金・パラジウムの値崩れに引っ張られNY白金の7月限は929.3ドルまで急落した。このNY白金の動きと為替の円高基調によって白金標準の中心限月は3785円まで売られる動きを見せた。日中はNY白金が943ドル台まで反発し為替が円安基調に戻りを見せると白金標準は10時過ぎに3862円まで下げ幅を縮小した。しかしその後は為替の円安が一服し円高方向に戻ると白金標準は3841円まで売り直される動きとなったが、12時過ぎにNY白金が944ドル台まで買い進まれると白金標準は3864円まで再び下げ幅を縮小する動きとなった。ただ昼過ぎからはNY白金が上げ幅を縮小し15時前から為替が円高い方向い進むと白金標準は3843円まで売られる動きとなった。日中のNY白金は944ドル台まで反発する動きを見せている。NYダウ先物や他のNY金・パラジウムの上昇によってNY白金は上昇する動きを見せているが、白金需要の低迷に変わりはなくNY白金は引き続き戻り売り有利の動きが続くと見たい。白金標準もNY白金の反発や為替の円安基調によって3860円台まで戻りを見せたが、NY白金の軟調地合い予想から白金標準も戻り一巡からは売られる動きになると見たい。

(ゴム市場)
13日のゴムRSS3号の中心限月は続落し再びし直近の安値を更新。ゴムの中心限月10月限は前日比3.5円安の240.9円。
夜間立会の時間帯でゴムRSS3号の中心限月は軟調地合いを維持し一時242.5円まで売られる動きとなった。日中立会は為替の円安基調と株式市場や他の商品市場の戻りに反応してゴムは10時過ぎに246.3円まで反発する動きとなったが、その後は再び売れる展開となり12時過ぎに240.5円まで売り込まれる動きとなった。その後は243.0円まで戻りを見せたが、戻りは一時的となり再び240.4円まで売られ日中の安値を更新した。<br>本日は240.4円まで下がり直近の安値を更新している。実勢悪からゴムは一段の下落を見せており次の下値目標は1月28日の238.0円となってくる。前日からの急落に対する自律反発も今後は想定されるが、引き続き戻り売り有利の動きが続くと見たい。

(トウモロコシ市場) 
13日のトウモロコシの中心限月はシカゴコーンの強調地合いと円安基調によって続伸。トウモロコシの中心限月5月限は前日比540円高の5万7890円。
夜間立会の時間帯でシカゴコーンは強気な需給報告とシカゴ小麦の急騰に引っ張られ新穀を中心に上昇する動きとなったが、7月限は8ドルまで上昇した後にマイナス圏まで一時反落する動きも見せた。このシカゴコーンの動きを受けてトウモロコシの中心限月は序盤に為替の円高の動きもあって5万6600円まで売られる動きを見せたが、その後はシカゴコーンの上昇に反応して5万7600円まで続伸となった。しかし高値をつけてからはシカゴコーンの上げ一服の動きからトウモロコシは5万6640円まで下押しする動きとなったが、夜間の引けにかけて5万7000円台まで買い直された。日中立会は為替の円安基調とシカゴコーンの続伸によってトウモロコシは10時過ぎに5万7940円まで上げ幅を拡大する動きとなった。その後は5万7790円まで下がる動きとなったが、下押しは一時的となり12時過ぎに5万7920円まで戻りを見せた。その後は再び上げ幅を縮小する動きから14時過ぎに5万7750円まで水準を下げたが、大引けでは5万7890円まで買い直された。日中のシカゴコーンは続伸し7月限は7.97ドル台まで買われる動きを見せている。強気な米農務省の需給報告によって強調地合いを見せているが、シカゴ小麦の一段の上昇も見せておりシカゴコーンの続伸も想定される。ただ米コーンベルトでは天候回復による作付け遅れの改善も期待され上昇が一巡すれば高値からの値崩れも警戒され、目先はシカゴコーンの高値を見極めたい。トウモロコシはシカゴコーンの強調地合いと円安基調によって5万7900円台まで上昇する動きを見せているが、米コーンベルトの理想的な天候による作付け改善観測を踏まえると高値圏から売り有利の展開を想定したい。ひとまずシカゴコーンの崩れるタイミングを注目したい。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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