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ドル高を嫌気してNY金は大幅安

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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ドル高を嫌気してNY金は大幅安

  • 2020/10/14
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
13日のNY金は、ドル高をキッカケにストップロスの売りが相次いでヒットした結果、急落を演じた。NY金期近12月限は前日比34.3ドル安の1894.6ドル、NY白金期近1月限は同3.0ドル安の873.3ドル、NY銀期近12月限は同114.2セント安の2412.9セント。
欧州時間帯に1930ドル台を回復するなど、戻り歩調をみせていたが、ドル高・ユーロ安をキッカケにして、1920ドル台を割り込むと、その後は一気に1890ドル割れを演じるまで、ほぼ一本調子の下げをみせた。30ドルの値幅の下げには1時間半しかかからず。週明けの高値から50ドルも急落している。1890ドル割れ後、1900ドルを試す動きをみせたが、ドル高・ユーロ安に変わりないため、1900ドルが大きな壁となり、1890ドル台で推移している。米長期金利が急低下したものの、値崩れの主因がドル高だけに、米長期金利の急低下は支援材料にならず。銀とパラジウムも大幅安を強いられていたが、白金は小幅安にとどまった。蚊帳の外に置かれていたようだが、今後、売りを浴びる可能性も指摘されている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、反発。WTI原油期近11月限は前日比0.77ドル高の40.20ドル、北海ブレント期近12月限は同0.73ドル高の42.45ドル。RBOBガソリン11月限は同0.70セント高の118.27セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同1.19セント高の116.90セント。
中国の9月の原油輸入は4848万トンで、前月比2.1%増、前年同月比17.6%増となったことを好材料にして欧州時間帯にかけて戻りに拍車がかかり、上げ幅を大きくした。先にインドの原油需要も改善したとの報告もあり、世界的な原油需要の鈍化傾向に対する懸念が後退することに。注目のOPEC月報では、2020年の石油需要はさらに下方修正されたものの、小幅にとどまり、2021年の需要は大幅に改善するとの見通しに変化がなかったこともあり、売り材料になり切れず。発表後、WTI期近11月限40ドル割れを何度かみせたが、39.90ドルを維持していた。目先はIEA月報が注目されるという。

(CBOT大豆)
13日のCBOT大豆は、急反落しているが、前日の下げ幅の半値戻りにも至らず。期近11月限は前日比10.75セント高の1044.50セント、期近1月限は同10.25セント高の1047.00セント。
期待された中国によるデイリーベースの成約の報告がなかったこともあり、前日の急落に対する自律反発にとどまっていた。生産者の売りヘッジがやや限定的だったことも戻りにつながったという。収穫のピークを迎えているが、前日の急落に対する懸念もあり、売り手控えをみせたようだ。シカゴ取引終了後に発表される収穫進捗率に対する事前予想平均は59%(予想レンジは52%~66%)。

(CBOTコーン)
13日のCBOTコーンは、追随高による反発を演じた。期近12月限は前日比2.50セント高の391.50セント、期近3月限は同2.75セント高の399.50セント。
期近12月限は3.90ドル台を回復するなど、予想以上の戻りをみせたとみられているが、メキシコによる11万トンの成約が明らかになったこと、生産者の売りヘッジの急減が戻りを大きくしたとみられている。さて、シカゴ取引終了後に米農務省が明らかにする収穫進捗率に対する事前予想平均は39%(予想レンジは35%~45%)。南米の乾燥した天候リスクに変わりないが、ハーベストプレッシャーを意識した展開も想定されるだけに、4.00ドルはなお、大きな壁とみられている。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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