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ドル安・ユーロ高を好感してNY金や海外原油が上伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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ドル安・ユーロ高を好感してNY金や海外原油が上伸

  • 2020/12/03
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
2日のNY金は、続伸し、1830ドル台に水準を切り上げている。NY金期近2月限は前日比11.3ドル高の1830.2ドル、NY白金期近1月限は同8.2ドル高の1012.1ドル、NY銀期近3月限は同1.0セント安の2408.0セント。
200日移動平均線をさらに上抜き、欧州取引時間帯には1835.0ドルの高値を示現。その後、1815ドル台まで値を消し、マイナス圏に沈む場面もあったが、米国取引時間帯には一段のドル安・ユーロ高を好感して1830ドル台を回復している。欧州取引時間帯の急伸は、銀の続伸やテクニカルな買いが主体だったが、米国取引時間帯の上伸はドル安・ユーロ高を背景にしていた。安値から70ドルも一気に急伸したことで、前週の下げ幅を取り戻すとの声も挙がっている。ただ、ワクチン接種も近づいており、今後、ドル安・ユーロ高にブレーキがかかれば、下振れリスクも高いとの見方も多い。白金もドル安・ユーロ高を好感して続伸。期近ベースとして8月以来の高値を示現している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
2日のWTI原油は、ドル安・ユーロ高を手掛かりにして反発している。WTI原油期近1月限は前日比0.73ドル高の45.28ドル、北海ブレント期近2月限は同0.83ドル高の48.25ドル。RBOBガソリン1月限は同1.88セント高の123.99セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同1.89セント高の136.62セント。
米EIAの週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比67.9万バレル減、ガソリン在庫は同349.1万バレル増、中間留分在庫は同323.8万バレル増。原油在庫は減少したが、事前予想の減少幅を下回っている。一方で、石油製品在庫が急増していたが、市場の反応は乏しかった。3日のOPECプラスの会合に対する先行き不透明もあるが、本日はドル安・ユーロ高を手掛かりに総じて急反発していた。OPECプラスの会合の延期要因として、UAEやロシアなどの増産要請があったこと、年末でノルウェーの原油削減が終了するとの弱い材料もあったが、売り材料に結果的に評価されず、為替主導の展開をみせていた。さすがに、WTI期近1月限の46ドルには抵抗もあり、45.92ドルの高値示現後、上げ幅を縮小している。市場では、OPECプラスの会合の合意に対する期待が背景にあり、石油市場の反発につながったとの声も。

(CBOT大豆)
2日のCBOT大豆は、ファンドの手じまい売りに続落しているが、下げ幅を縮小している。期近1月限は前日比9.00セント安の1153.00セント、期近3月限は同8.25セント安の1154.75セント。
期近1月限は一時、11月13日以来の11.30ドル台まで急落するような大幅安を演じていた。テクニカルな売りを浴びて、急ピッチに下げ幅を拡大したようだ。何とか11.40ドル台を維持して、その後、11.50ドル台まで回復したが、プラス圏回復には至らず。引き続き、中国による成約がみられず、失望売りが支配的。明日、米農務省が明らかにする週間輸出成約高に対する事前予想は40万~115万トン。小麦やコーンは反発したものの、大豆の11月にかけての上昇が目立っていた分、大豆は一段の調整安を強いられたともみられる。中国の成約の動き次第。

(CBOTコーン)
2日のCBOTコーンは、小麦急伸を好材料にして反発。期近3月限は前日比2.75セント高の423.50セント、期近5月限は同2.00セント高の426.00セント。
大豆の急落に追随して、期近3月限は4.1450ドルまで一時急落した。一方で、シカゴ小麦は買い戻しに反発していたが、前日の安値を維持したことで、テクニカルな買いが優勢だったという。買い戻しによる小麦の急伸を好感し、コーンは買い直され、安値から10セントも切り返すことになった。大豆同様、デイリーベースの成約の公表はなかったが、大豆と異なり、米国コーンに対する引き合いは、多くの国から期待されており、今後の成約期待もあり、出直りも早かったようだ。市場では目先の下値確認との声も多く、今後、期近3月限が4.20ドル台での下値固めを経て、今後の上昇を期待する向きもあるが、引き続き、大豆の同様も要警戒である。明日、米農務省が明らかにする週間輸出成約高に対する事前予想は80万~160万トン。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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