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トウモロコシは天候リスク再燃で急伸も、上げ幅縮小

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

トウモロコシは天候リスク再燃で急伸も、上げ幅縮小

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/10/09
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
9日の東京原油・石油製品は海外原油安と円高を受けて反落。原油期先3月限は前日比430円安の3万5880円、ガソリン期先4月限は同500円安の4万9500円、灯油期先4月限は同370円安の5万2920円。
海外原油安と円高を嫌気して、東京原油・石油製品は反落。前日の日中取引でやや強引に買い進まれた反動もあり、夜間では高値から1000円近く急落していた。東京取引終了後に発表された米APIの在庫統計で、原油在庫は急増したものの、ガソリン在庫と中間留分在庫の合計が原油在庫の増加幅の倍以上、減少したこともあり、原油在庫の急増は売り材料になり切れず、発表後のWTIとブレントは下げ幅を縮小した。しかし、再開した海外石油市場は、NY株価のその後の急落を嫌気して売り直された結果、東京原油は戻り切れず、軟調地合いをみせていた。石油市場でも米中の政治リスクの高まりを警戒し始めていることを留意したい。15時を前にして海外市場が大きく出直りをみせたことで、原油は3万5900円台に上伸した。

(東京貴金属)
9日の東京金はNY金急伸を受けて反発。金期先8月限は前日比45円高の5181円、白金期先8月限は同27円高の3080円。
米中関係の緊張が高まりをみせ、NYダウが急落する一方で、NY金が急伸し、東京金の急反発につながった。日中取引でも堅調地合いが継続したが、NY金の1510ドル割れでは5170円割れもみせたが、一時的。NY金のその後の戻りは限定的だったが、円安が支援材料になっていた。注目のパウエル米FRB議長の講演は結果的に変動要因にならず、市場の関心は米中の政治対立に移行している。10日、11日の米中通商協議は政治リスクの高まりで、以前のような期待はなくなっている。15時前に東京金は上げ幅を拡大し、5180円台で推移しており、夜間取引での5200円台回復も連想される。

(東京ゴム)
9日の東京ゴムは小反落。RSS期先3月限は前日比1.0円安の158.0円。
夜間取引では日中取引の上伸に対する高値警戒からの利食いで小反落した。日中取引では158円台回復をみせるなど、下げは一服。新規の手掛かり難もあり、商いは低調で、他市場への関心が高かったといえる。上海ゴムの出直りと産地のオファー価格のの下げ一服もあり、売りにくくなっているが。さて、東京は週末から3連休を迎えるが、それまでは値位置的に戻り賛成ともいえる。

(東京トウモロコシ) 
9日の東京トウモロコシはシカゴ急伸を好感して上伸も、高値警戒から上げ幅縮小。期先9月限は前日比120円高の2万4270円。
シカゴコーンは米コーンベルトの天候リスクの高まりを好感して急伸し、東京も追随高をみせた。この週末にコーンの主産地であるアイオワとネブラスカ中心に気温がかなり低下し、氷点下になる地域も。まだ、成熟途上にあるため、降霜のダメージも懸念されるだけに、シカゴコーンが急伸したとみられる。東京は前日も急伸したが、その分、夜間での上げ幅は限定的だった。日中取引では上げ幅を拡大し、2万4400円台に水準を切り上げた。2万2500円に抵抗をみせていた中、円安には反応薄。昼前には2万4350円まで値を消したが、東京市場の割高な値位置を警戒して利食い売りに値を消したとみる。14時前に2万4300円まで売られたが、さすがに売られ過ぎとみる。10日の米農務省発表も強い内容が期待されており、これに天候リスクが加われば、東京の2万4500円も上抜く可能性大とみる。

(東京米国産大豆)
9日の東京一般大豆は値付かず。
シカゴ大豆はコーンや小麦上伸に追随して買い進まれたが、上げはイマイチ。米コーンベルトの天候リスクも買い材料になり切れていないが、収獲前の降霜となれば、そのダメージも警戒される。10日の米農務省発表よりも週末の降霜の有無が重要になりつつある。東京は全くの動意薄。

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