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シカゴ穀物は総じて急落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

シカゴ穀物は総じて急落

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/01/11
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
10日のNY金はドル高を嫌気して金は反落。NY金期近2月限は前日比4.6ドル安の1287.4ドル、NY白金期近4月限は同0.8ドル高の826.1ドル。
アジア時間帯では一段のドル安進行とNYダウ先物の急落を好感して1298.0ドルまで急伸したが、1300ドルを壁にしてその後、上げ一服。上値の重い展開からヤレヤレの売りも台頭していた。そんな中、ドル高・ユーロ安が進行し、金は再び1290ドルを下回った。下落していたNYダウ先物が大きく買い直されたことも売り材料になっていた。金の清算値決定にかけてドル高がさらに進行したため、金は下げ幅を拡大することに。来週15日に英国議会において、EU離脱に関する採決が実施される予定であるが、前回同様、ポンドの急落を受けたドル高を嫌気して金が売られる可能性も警戒されている。パラジウムは連日の上昇をみせているが、株式市場の不安定さもあり、やや上値の重い展開をみせている。白金は金の値崩れを嫌気して830ドル台から値を消しており、清算値決定後にマイナス圏に沈んでいる。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
10日のWTI原油はNY株式市場の値動きに追随する格好で売り買いを交錯させていたが、清算値決定にかけて上伸している。WTI原油期近2月限は前日比0.23ドル高の52.59ドル、北海ブレント期近3月限は同0.24ドル高の61.68ドル。RBOBガソリン1月限は同0.53セント高の143.07セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同2.53セント高の190.61セント。
再開後のアジア時間帯でWTIは急落し、51ドル台半ばまで急落していたが、NYダウ先物の急落をキッカケにして利食い売りが広がったためとみられる。安値から10ドル以上も急落したことも下げにつながっていた。その後、急落していた株価が大きく買い直されたこともあり、原油もそれを好感して買い直され、NY石油製品の急伸も手伝って、一時52.70ドルの高値を示現した。しかし、また株価が売られると、原油も値を沈めることに。米EIAの在庫統計で、2週連続で石油製品在庫が大幅に増加しているものの、NY石油製品が弱材料を無視して、底固い動きをみせていることが、今後とも原油の値動きを大きく左右するとみられている。清算値決定にかけ、NYダウが急伸したため、NYヒーティングオイルが高値更新の動きをみせ、それに追随してWTIも大きく買い直され、52.70ドルに迫る動きをみせた。

(CBOT大豆)
10日のCBOT大豆は急反落。期近3月限は前日比16.75セント安の907.25セント、期近5月限は同17.00セント安の920.25セント。
米中貿易交渉に対する期待から前日反発したものの、中国による新たな成約の動きはみられず、結果的に知ったらしまいの売りが遅れて表面化し、シカゴ大豆の急落をもたらしていた。期近3月限は9ドル台まで急落したが、テクニカルな売りを浴びて、9ドル割れも警戒すべき。ブラジルの生産高の下方修正が連日、民間の調査機関から発表されているが、すでに織り込み済みであること、下方修正されても、過去最高の大豊作に変わりないことから、支援材料になり切れず。

(CBOTコーン)
10日のCBOTコーンは急反落となった。期近3月限は前日比5.00セント安の377.00セント、期近5月限は同4.75セント安の385.25セント。
シカゴ大豆と小麦の急落に追随する格好で値を崩し、期近3月限は再び3.80ドルを下回っている。小麦はエジプトがロシア産をまとまって購入したため、米国産にとっては輸出の後退につながるとして急落。エジプトによる大量購入は前日明らかになったことであるが、前日は売り材料に評価されなかったが、無視した分、本日の小麦の急落につながったとみられる。南米のコーンの生産高の下方修正も乾燥した天候によるイールド低下観測で予想されているものの、米農務省による需給報告発表が一部政府機関の閉鎖によって、いつになるか決まっておらず、支援材料になり切れず。

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