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シカゴ穀物は総じて急伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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商品市場情報

シカゴ穀物は総じて急伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/01/18
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
17日のNY金はドル高を嫌気して小反落。NY金期近2月限は前日比1.5ドル安の1292.3ドル、NY白金期近4月限は同4.4ドル高の812.3ドル。
1290ドルを挟むここ最近のレンジ取引に変わりないが、英国のEU離脱の動きに対する不透明さからドルが買われ、金はまた1290ドル割れもみせていた。21日までにメイ英首相は代替案を提示する必要があるが、EUが妥協する姿勢をみせていないことから、小幅な修正にとどまるとの指摘も多い。その場合、合意なき離脱の可能性も高まるとして、市場ではポンド安やユーロ安を警戒する声も少なくない。その一方、堅調なNY株式市場を背景に、米長期金利が上昇していることも、金の圧迫要因になっていた。パラジウムは一時、1400ドルに迫る急騰を演じた。ストップロスの買いがヒットしたためだが、将来的な需要拡大を背景に積極的な買いにつながったという。ただ、高値から大きく値を崩したことで、かなり上ヒゲの長いチャートを形成しており、テクニカル的には目先の高値示現ともいえる。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
17日のWTI原油は小反落。WTI原油期近3月限は前日比0.25ドル安の52.36ドル、北海ブレント期近3月限は同0.14ドルの61.18ドル。RBOBガソリン1月限は同1.41セント高の143.00セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同1.03セント安の18.43セント。
弱気なファンダメンタルズを無視して強引に上昇する動きに対する高値警戒もあり、上げは一服へ。下落局面では前日の弱気な米EIAの在庫統計、さらに15日に発表された米EIAの月報が売り材料になっていた。月報では2020年も米国の原油が増産すると指摘されており、長期的な増産によって、その他産油国の減産効果が薄れるとの懸念も挙がっていた。さて、OPEC月報が発表されたが、2019年の世界の石油需要は前年比129万バレル増となり、伸びは据え置かれた。一方、12月の原油生産は前月比75.1万バレル減の日量3158万バレルとなり、予想以上の減少を示していた。予め、強い内容が指摘されるとの見方もあり、発表後の反応はイマイチで、その後、ブレントは60ドル台まで急落していた。ここ最近のパターンであるが、NYガソリンもしくはNYヒーティングオイルのいずれかが、けん引役となり、原油の戻りを促しており、本日はNYガソリンの高値誘導が目立っていた。石油製品の在庫は急増しており、需要が低迷している中での高値誘導の動きには今後とも警戒したい。

(CBOT大豆)
17日のCBOT大豆は急伸し、期近3月限は9ドル台を回復している。期近3月限は前日比13.00セント高の907.50セント、期近5月限は同13.00セント高の921.00セント。
ブラジルでは乾燥している地域での恵みの雨が期待外れに終わり、再びホット&ドライが懸念される状況に。中国による米国大豆の成約が低調なことが圧迫要因になっていたが、ブラジル大豆の大豊作期待の後退もあり、改めて米国大豆の大量成約に動かざるを得ないとして、大豆は買いが膨らんだという。期近3月限が9ドル台に乗せてから、ストップロスの買いがヒットして、一気に上げ幅を拡大し、短時間で9.10ドル台まで上伸していた。政府機関の一部閉鎖の影響で、米農務省の週間輸出成約高の発表が見送られていることも、弱気な成約高が懸念材料とならないため、結果的に買い安心感につながっていた。

(CBOTコーン)
17日のCBOTコーンはテクニカルな買いに急伸し、期近3月限は3.80ドル台を回復する動きもみせた。期近3月限は前日比6.50セント高の380.50セント、期近5月限は同6.25セント高の388.50セント。
アジア時間帯から2セント前後の上昇をみせていたが、シカゴ大豆・小麦、そしてコーンもほぼ同時に大きく買い進まれ、コーン市場でも20日移動平均線を上抜いたことで、ストップロスの買いがヒットし、期近3月限の3.80ドル台回復の動きをみせた。ただ、3.80ドル台での買いは長続きせず、上げ一服も。ファンダメンタルズ面では大豆同様、ブラジルのホット&ドライな天候によるイールド低下が懸念されていた。大豆の生産高下方修正が注目されているが、コーンの下方修正も注目されつつある。その一方、ウクライナのコーン輸出が予想以上に拡大しており、3.80ドル台では圧迫要因になっていたフシもある。しかし、3.79ドル台での下値固めの動きをみせたあと、また3.80ドル台を回復し、高値更新の動きをみせたことから、上値追いの展開を今後予想する声も多く聞かれた。

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