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シカゴ穀物は揃って急反発

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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シカゴ穀物は揃って急反発

  • 2021/01/26
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
25日のNY金は、乱高下の中、清算値ベースでは小幅安となった。NY金期近4月限は前週末比0.9ドル安の1859.0ドル、NY白金期近4月限は同6.9ドル安の1104.7ドル、NY銀期近3月限は同7.2セント安の2548.4セント。
欧州取引時間帯に1860ドル台に水準を切り上げ、米国取引時間帯の序盤に1870ドル台に期近4月限は急伸した。しかし、その後は、その他貴金属の値崩れに追随して下押しし、1850.0ドルまで一時急落するなど、値崩れも早かった。NY株価の値崩れを嫌気して、上伸していた白金やパラジウムが高値から大きく値を消したため、金の上昇にもブレーキがかかることに。1850.0ドルでの底入れ観測から清算値決定前に1862ドルを付ける場面もあったが、また売り直されていた。今回も200日移動平均線が結果的に上値抵抗になっており、取引水準を切り下げているため、テクニカルな売りに1850ドルを再び試す可能性も指摘されている。白金は株価の堅調地合いに1125.3ドルまで急伸したが、NY株価の値崩れをキッカケにして高値から40ドルも売られ、前週末の安値を更新する場面もみせた。その後、1100ドル台を回復するが、上値の重い展開を強いられている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、レンジ取引の中、上伸。WTI原油期近3月限は前週末比0.50ドル高の52.77ドル、北海ブレント期近3月限は同0.47ドル高の55.88ドル。RBOBガソリン2月限は同1.29セント高の155.79セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同1.73セント高の159.55セント。
欧州時間帯に52.88ドルの高値を示現したが、イラクが1月、2月の原油生産の減産を示唆したこと、リビアの一部原油輸出の停止の情報もあり、買いが先行したためである。ただ、米国取引時間帯に入ると、株価の値崩れをキッカケにして52ドルを割り込み、51.82ドルの安値を付けた。世界的な感染拡大による石油需要の長期低迷を警戒する動きとなったためで、高値から1ドルも急落。その後は、バイデン米政権と米議会がワクチン接種を急ぐことで一致し、石油需要の改善観測からNY石油製品の上伸が支援材料となり、原油は買い直されたという。期待先行で上昇するものの、実勢悪で売られるパターンは続いている。

(CBOT大豆)
25日のCBOT大豆は、急反発。期近3月限は前週末比34.50セント高の1346.25セント、新穀11月限は同20.00セント高の1132.00セント。
米国取引時間帯に入ってストップロスの買いがヒットして大きく水準を切り上げた。欧州時間帯までは売り買いが交錯する波乱の展開をみせ、期近3月限は一時、13ドルを割り込み、12.98ドルの安値を示現していた。テクニカルな買いに13.30ドル台まで大きく水準を切り上げた。その後発表された週間輸出検証高は強い内容だったこと、ブラジルの作柄改善観測に対する懐疑的な見方も台頭し、13.50ドル台まで急伸していた。前週からの降雨によって、作柄悪化が解消したとの観測が強まっていたが、それまでの乾燥した天候のダメージも大きく、戻り局面では、作柄改善は限定的との声も高まった。また、価格が急落した時、中国などの成約も高まっていたが、引き続き、根強い需要も期待されており、結果的に13ドル割れでの底入れムードにつながったとみられている。期近3月限の20日移動平均線が13.50ドルにあるため、今後はこれを巡る展開が予想されている。

(CBOTコーン)
25日のCBOTコーンは、期近中心に急反発している。期近3月限は前週末比11.00セント高の511.50セント、新穀12月限は同4.00セント高の434.25セント。
期近3月限はアジア取引時間帯に4.9250ドルまで急落する場面をみせた。20日移動平均線を下回ったことで、ストップロスの売りがヒットして急落し、昨年10月下旬からの上昇幅の3分の1押しとなる4.93ドルを果たした。しかし、米国取引時間帯に入ってストップロスの買いがヒットし、期近3月限は5.10ドル台半ばまで急伸している。大豆や小麦も同じタイミングで急伸しており、シカゴ穀物市場でのファンドの仕掛けがあったと推測される。新穀12月限も安値から10セント以上も急伸している。米農務省が明らかにした週間輸出検証高は事前予想の上限を上回る強い内容だったこともあり、上げ幅拡大に。南米の降雨による作柄改善期待に変わりないが、一方で世界的なコーンに対する旺盛な需要と先行き不透明な南米の供給が認識され、急反発につながったとみられている。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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