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シカゴ穀物が急反落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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シカゴ穀物が急反落

  • 2020/12/01
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
30日のNY金は、続落するものの、下げ幅を縮小している。NY金期近2月限は前週末比7.2ドル安の1780.9ドル、NY白金期近1月限は同1.1ドル高の965.9ドル、NY銀期近3月限は同33.8セント安の2405.9セント。
アジア取引時間帯の軟調な流れを受け、欧州取引時間帯にまた売り込まれ、1767.2ドルの安値を示現。アジア取引時間帯同様、1770ドル割れは一時的となったこともあり、売られ過ぎ警戒もみられた。月末要因の整理商いと利食いの買い戻しが交錯する中、米国取引時間帯では利食いの買い戻しの台頭も顕著となり、1780ドル台まで回復した。その後、1787.7ドルまで買い進まれたが、1790ドルに対する抵抗もあり、また1780ドル割れへ。その後、1780ドル台回復も、狭いレンジで推移している。1760ドル台で目先の安値示現の公算も伺えるが、1790ドルに対する上値の重さを改めて確認すれば、買い材料が見当たらないだけに、また下値を試すとの見方が支配的。白金は上伸し、980ドル台に一時急伸するなど、ここ最近の高値を更新している。非鉄の堅調地合いが支援材料になっている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
30日のWTI原油は、波乱含みの中、急落していたが、清算値決定にかけてかなり急激な戻りをみせ、小幅安にとどまった。WTI原油期近1月限は前週末比0.19ドル安の45.34ドル、北海ブレント期近1月限は同0.59ドル安の47.59ドル。RBOBガソリン1月限は同2.44セント安の124.16セント、NYヒーティングオイル期近1限は同1.35セント安の137.14セント。
日曜日に開催されたOPECプラスの非公式の閣僚級会合で、合意に至ることができず、それが週明けの海外石油市場の圧迫要因になっていた。市場のコンセンサスとみられた現在の日量770万バレルの協調減産幅の3か月の延長にも懐疑的な見方が広がることになった。軟調地合いを強いられる中、OPECの議長国であるアルジェリアの石油相が、3か月の減産延長がOPECのコンセンサスと言及したことで、買いが膨らみ、米国取引時間帯の序盤に軒並みプラス圏まで買い進まれることになり、WTI期近1月限で45.80ドルの高値を示現。しかし、OPECプラスの会合での合意は困難との見方が流れ、高値から1ドル以上もまた売り込まれることに。OPECプラスの主要メンバーであるロシアが、減産延長に否定的とみられており、プーチン大統領とサウジの皇太子の協議も予定されていないため、ロシアの合意は困難との見方も根強い。引き続き、OPECプラスの会合を巡る不安定な展開が想定される。清算値決定にかけ、WTIは急ピッチの戻りをみせ、下げ幅をかなり縮小している。

(CBOT大豆)
30日のCBOT大豆は、週末にブラジルの穀物産地での降雨が確認されたことを嫌気して急反落となった。期近1月限は前週末比23.00セント安の1168.75セント、期近3月限は同23.00セント安の1169.75セント。
週明けに11.99ドルの高値を示現する動きをみせたが、結果的にプラス圏での推移は一時的。週末のブラジルでの降雨を嫌気して、軟調地合いを強いられ、米国取引時間帯に入って急ピッチの値崩れをみせることに。大豆に関するデイリーベースの輸出成約の10万トン以上の報告がなかなか上がっていないこともあり、期待先行で買われた反動安を強いられたようだ。高値から30セントも急落しているが、ブラジルでの降雨や期待外れの輸出次第で、一段安も警戒されるという。

(CBOTコーン)
30日のCBOTコーンは、急反落。期近3月限は前週末比7.25セント安の426.50セント、期近5月限は同7.25セント安の429.50セント。
シカゴ大豆と小麦の大幅安の中、コーン市場では利益確定売りが加速し、それがテクニカルな売りも拡大することで、下げ幅を大きくしたとみられる。米農務省は仕向け先不明として14万トン、そして20.4万トンの成約があったことを明らかにしているが、大豆や小麦の急落の中、支援材料になり切れず。小麦はロシアによる輸出拡大観測もあり、下げ幅を大きくしていた。大豆市場同様、ブラジルの週末の降雨は圧迫要因になったものの、旺盛な輸出需要もあり、下げはイマイチだったが、大豆と小麦の大幅安の中、追随して下げ幅を大きくしていた。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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