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シカゴ急伸も、東京トウモロコシの反応はイマイチ

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

シカゴ急伸も、東京トウモロコシの反応はイマイチ

商品先物 有料マーケット情報
  • 2019/06/13
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
13日の東京原油・石油製品は海外原油の急落を嫌気して続落も、引けにかけて下げ幅縮小。原油期先11月限は前日比350円安の3万8130円、ガソリン期先12月限は同30円高の4万8280円、灯油期先12月限は同120円安の5万5320円。
米国の原油供給過剰懸念が一段と高まり、上昇をみせていたNYガソリンの急反落を嫌気して、WTI・ブレントは2ドル以上の急落をみせ、東京原油は3万7000円台まで大幅安を強いられた。海外原油の清算値決定後の急ピッチの下げに東京原油は追い付かず、物足りない下げだったともいえる。日中取引ではWTIの51ドル台維持やブレントの60ドル台回復もあり、下げ一服となった。10時半以降、円高が再燃し、戻りをみせていたWTIがマイナス圏に沈んだものの、東京原油は朝方の値位置を維持し、下げ渋りは相変らず。WTIは51ドル割れをみせたこともあり、下げ渋りをみせていた東京原油も売り直されたが、割高な値位置に変わりなし。香港株価の急落が円高・株安、そして海外石油市場の圧迫要因になっていたが、香港リスクを踏まえると、まだまだ売り有利で、東京原油の3万7000円割れもありそうだ。13時半以降、海外市場の戻りが大きくなり、WTIは安値から40セント以上も上伸。円安気味に推移したことで、東京原油は朝方の戻り高値を更新し、15時前に3万8200円を示現するなど、大きく切り返した。今夜、OPEC月報が発表されるが、増産が予想されるサウジの産油量に注目。

(東京貴金属)
13日の東京金は不安定な動きの中、マチマチ。金期先4月限は前日比1円高の4645円、白金期先4月限は同20円安の2852円。
東京金は売り買いが交錯する展開となったが、昼以降は軟調地合いを強いられた。10時半以降の円高局面ではNY金の1340ドル台回復が支援材料となって変わらずから小幅安だった。昼以降、NY金の軟化で、東京金は下げ幅を拡大した。香港のハンセン指数の急落をキッカケにして円高が進行し、NY金は安全資産として買われたが、昼以降、1340ドル割れへ。香港情勢の緊迫化に伴い、金の仕掛けはかなり難しくなっている。ただ、香港は金の実需筋も多いだけに、混乱は実需の買いの後退も連想されるため、支援材料にならない可能性もある。このため、東京金は戻り売り有利の展開にもなりそうだ。白金はNY白金の値崩れで反落しているが、パラジウムの上伸もあり、2800円割れは期待薄。

(東京ゴム)
13日の東京ゴムは期先が下落。RSS期先11月限は前日比0.3円安の204.6円、TSR期先12月限は同0.5円安の164.8円。
RSS当限の堅調地合いは続いたものの、期先は不安定な動きをみせた。期近の強調地合いを好感して206.0円まで上伸する場面も。ただ、その後の香港株価の急落もあり、ゴム市場での手じまい売りが加速し、夜間の安値更新をみせた。香港リスクは心理面の売り材料となった模様。当限納会を意識する時期まで、株価の不安定な動きも変動要因になるだろう。新規仕掛けは目先、小刻みに。

(東京トウモロコシ)
13日の東京トウモロコシは続伸するものの、物足りない上昇にとどまった。期先5月限は前日比150円高の2万5390円。
東京トウモロコシはシカゴの小幅続伸を好感して夜間取引には小幅上昇と買い人気がイマイチだった。再開したシカゴコーンは大幅続伸し、アッサリ前日の高値を更新。シカゴコーンの強調地合いを物語る値動きだったが、東京市場の反応は限定的。前日の上げ渋りを踏まえると、2万5500円を大きく上抜いてもおかしくはなかったとみる。シカゴコーン期近7月限は昼前に7セント以上も急伸したが、この急伸で4.40ドル台示現の可能性も高まったとみる。かなり割安な値位置を形成したとみる東京トウモロコシの反動高はこれから。シカゴ市場ではイールドの一段の低下観測も広がっている。

(東京米国産大豆)
13日の東京一般大豆は変わらず。期先4月限は前日と同じ4万9000円。
気配値のつかない状況が続いており、出番なし。明日は当限納会の予定だが、義務バイカイに終始するとみる。

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