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シカゴコーンは続騰し、14か月振りの高値水準へ

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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シカゴコーンは続騰し、14か月振りの高値水準へ

  • 2020/10/16
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
15日のNY金は、清算値ベースで小幅高。NY金期近12月限は前日比1.6ドル高の1908.9ドル、NY白金期近1月限は同2.1ドル安の861.3ドル、NY銀期近12月限は同17.1セント安の2422.4セント。
ドル高・ユーロ安を売り材料にして、欧州取引時間帯では1900ドル割れの取引が中心となり、アジア取引時間帯の安値を下抜け、1892.7ドルの安値示現もみせた。ただ、前日の安値である185.0ドルに至らず、1890ドル台を維持していた。そんな中、米国取引時間帯に入ると、欧州での新型コロナウイルスの感染拡大や米追加経済対策の協議停滞を好感した安全資産としての買いがみられ、1900ドル台を回復。テクニカルな買いも手伝って、1910ドル台に水準を切り上げる場面も。1890ドル台維持もあり、ドル高・ユーロ安でも売り手控えられる傾向にあったという。ムニューシン米財務長官は。米大統領選挙前に、与野党で追加経済対策に関する合意は極めて困難と指摘したことも、支援材料に。それでも、ドル高・ユーロ安が進行しており、また、1900ドル割れをみせる下振れも警戒されていた。金の出直りを好感して白金も安値から戻している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
15日のWTI原油は、39ドル前半まで一時急落したものの、清算値決定にかけて41ドル台回復をみせるなど、清算値ベースでは小幅安にとどまった。WTI原油期近11月限は前日比0.08ドル安の40.96ドル、北海ブレント期近12月限は同0.16ドル安の43.16ドル。RBOBガソリン11月限は同1.71セント安の118.00セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同0.38セント安の118.87セント。
ドル高・ユーロ安を嫌気して、海外石油市場は全面安の展開となり、WTIは欧州取引時間帯に39.22ドルの安値を付けた。その後、ドル高が一服したこともあり、強気の米EIAの在庫統計を材料にした打診買いもみられ、あっさり40ドル台を回復。さらに買いが進行し、清算値決定にかけて41ドル台回復する場面も。米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比381.8万バレル減、ガソリン在庫は162.6万バレル減、中間留分在庫は同724.5万バレル減、製油所稼働率は75.1%(同76.2%)だった。原油生産と輸入が大幅に減少したため、原油在庫は急増しており、石油製品は製油所稼働率の大幅低下が影響して在庫の減少につながっていたが、いずれも、ハリケーン「デルタ」の影響とみられる。今後ともドル高は警戒されるものの、安値からの切り返しがみられるように、売りも短期勝負のスタンスも伺えるという。

(CBOT大豆)
15日のCBOT大豆は、瞬間的な下振れもあったが、小麦とコーンの大幅続伸を好感して期近中心に続伸している。期近11月限は前日比5.50セント高の1061.75セント、期近1月限は同3.75セント高の1061.00セント。
米国取引時間帯に瞬間的な下げをみせたが、ドル高・ユーロ安を警戒したストップロスの売りがヒットした模様。結果的には買い場提供となり、安値から25セント以上も切り返している。米農務省は中国が26.1万トンの米国大豆の買い付けをみせたことを明らかにし、支援材料になっていた。一方で、米生産者の売り圧力も警戒され、大豆はやや上げ渋っていたという。目先は週末に発表される週間輸出成約高が注目されている。

(CBOTコーン)
15日のCBOTコーンは、大幅続伸し、小麦急騰が大きな支援材料になっていた。小麦は引けにかけて上げ幅を急拡大したこともあり、コーンも追随して急伸し、ほぼ高値水準で取引を終えている。期近12月限は前日比7.25セント高の403.75セント、期近3月限は同5.25セント高の407.75セント。
小麦はロシアとアルゼンチンの乾燥した天候リスクを警戒して期近ベースとして2014年12月以来の高値水準まで急伸。コーンにとってもアルゼンチンの乾燥リスクはコーンの作付遅れリスクにつながるだけに、大きな支援材料になっていた。一時、大豆が瞬間的に値崩れしたこともあり、コーン期近12月限は3.9350ドルの安値を示現したが、早々に切り返し、米国取引時間帯では4.00ドルの大台示現後も上値追いの展開となった。懸念された4ドル台での生産者の売りのイマイチで、先高期待を見込んでいるフシも伺える。期近12月限の4ドル示現は今年1月以来だが、期近ベースとしては昨年10月以来。その当時の高値も上抜き、昨年8月以来の水準まで急伸しているが、南米の乾燥リスクや中国の買い付け期待もあり、4ドル乗せは通過点とみられている。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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