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シカゴコーンは続伸、小麦続騰が支援材料

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

シカゴコーンは続伸、小麦続騰が支援材料

商品先物 有料マーケット情報
  • 2017/06/17
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
16日のNY金は小反発。NY金期近8月限は前日比1.9ドル高の1256.5ドル、NY白金期近7月限は同5.5ドル高の926.8ドル。
ひとまず、1250ドル台を維持する動きをみせたが、戻りも限られるなど、下振れを警戒する状況に変わりなし。米利上げの長期的なスタンスが改めて確認され、金利を生まない金にとって厳しい環境に立たされたといえる。9月には資産圧縮の動きもみられるだけに、一層、金市場からの資金引き揚げにつながるとみられ、第3四半期の金を買う動きは期待できないという。このため、四半期末にあたる今月末にかけて一段安を警戒する声も少なくないという。白金はひとまず、期近7月限の整理商いは一巡しているが、将来的な需要の落ち込みを改善することはかなり厳しく、長期的な下降トレンド形成に変わりないとみられている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
16日のWTI原油は反発するものの、45ドルは大きな壁になって上抜けず、前日の下げ幅を取り戻すにとどまった。WTI原油期近7月限は前日比0.28ドル高の44.74ドル、北海ブレント期近8月限は同0.45ドル高の47.37ドル。RBOBガソリン7月限は同1.91セント高の145.48セント、NYヒーティングオイル期近7月限は同1.24セント高の142.70セント。
週末要因の調整かたがた、自律反発の動きをみせた。欧州時間帯の戻りが目立っており、期近7月限は44.94ドルまで上伸したが、45ドルは大きな壁となって立ちはだかっており、その後、上げ幅を縮小した。リビアやナイジェリアのさらなる増産の兆しがみられること、ロシアの7月-9月期の原油輸出が増加する可能性も指摘され、戻り局面での売り材料になっていた。注目の米ベーカー・ヒューズによる原油の掘削リグは前週比6基増で、22週連続の増加となった。ただ、相変わらず週明けは売り材料と評価されず。週明けには再評価される可能性もあり、44ドルを試すキッカケになりそうだ。

(CBOT大豆)
16日のCBOT大豆はテクニカルな買いに続伸し、新穀限月の上げが目立っていた。期近7月限は前日比5.50セント高の940.25セント、新穀11月限は同7.00セント高の951.00セント。
20日移動平均線を上抜いたことによるテクニカルな買いが支援材料に。大豆市場でも小麦続騰の連想買いもみられたという。ところで、月末に発表される作付面積に関して、大豆のかなり弱い面積が発表されるとの懸念もあるが、週末は新穀限月中心に上昇したように、ややファンダメンタルズと異なる動きをみせていたが、その意味で、今後発表される作付面積に対する事前予想が注目されるという。

(CBOTコーン)
16日のCBOTコーンは続伸しているが、小麦の続騰が前日同様、大きな支援材料になっていた。期近7月限は前日比4.75セント高の384.25セント、新穀12月限は同4.50セント高の402.25セント。
シカゴ小麦は期近ベースとして2016年6月以来の高値を示現している。シカゴ小麦の指標となる冬小麦の収穫が始まっているが、予想以上にイールドが悪化しており、生産者から失望の声も挙がっているという。春小麦の主産地である米プレーンズ北部の天候悪化で、春小麦の作柄はより以上に悪化している状況で、春小麦が取引主体であるミネアポリス取引所の小麦相場は6.40ドル台に急伸しており、実に2年半振りの高値示現をみせている。また、収穫が始まった黒海周辺のロシア、ウクライナ、カザフスタンの小麦輸出が5040万トンにとどまり、前年度よりも3.3%減少するとの見通しも小麦市場での支援材料になっていた。さて、コーンは米コーンベルトでの金曜日、そして土曜日の雨が期待されていたため、欧州時間帯まで上げ渋りをみせていたが、小麦の急伸に追随して買い直され、期近7月限は3.80ドル台を回復すると、次第に下値固めの動きをみせ、前日の高値を更新。コーンの作柄も産地によって悪化している地域も目立っており、その作柄改善はまだ難しいとみられており、ファンドの買いを助長していたという。天候プレミアムを買う動きにまだなっていないだけに、ファンドの天候リスクを買う動きにつながったとの声も。

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