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シカゴコーンは大幅続落し、行って来いの急落

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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シカゴコーンは大幅続落し、行って来いの急落

  • 2020/11/13
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
12日のNY金は、反発。NY金期近12月限は前日比11.7ドル高の1873.3ドル、NY白金期近1月限は同15.9ドル高の884.0ドル、NY銀期近12月限は同3.9セント高の2430.6セント。
米国での新型コロナウイルスの感染拡大も深刻な状況となっており、安全資産としてのヘッジニーズが大きく後退した金は、その失地回復の動きをみせたとも指摘されている。NY州では再び、酒類販売免許のある飲食店の午後10時以降の閉店規制が実施されるなど、経済へのダメージも避けられない状況となっており、さすがに、ワクチン開発をキッカケにしたリスク資産への資金シフトにもブレーキがかかっている。しかし、金がヘッジで買われても、また売り込まれるパターンが続いており、1880ドル台回復も、長続きせず。週明けの大陰線の半値戻りの水準である1905ドル前後がかなり大きな壁になっているのも確かで、また上値の重い展開に変わりないという。安全資産として、実需筋の買いが回復するかポイント。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
12日のWTI原油は、米EIAの在庫統計で原油在庫の大幅増加が指摘されたにもかかわらず、下げ渋りをみせた。清算値決定にかけてNYガソリンが下げ幅を大きくすると、WTIもマイナス圏に値を消した。WTI原油期近12月限は前日比0.33ドル安の41.12ドル、北海ブレント期近12月限は同0.27ドル安の43.53ドル。RBOBガソリン12月限は同1.88セント安の115.71セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同1.25セント安の123.33セント。
米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比427.7万バレル増と、予想に反して急増している。一方、ガソリン在庫は同230.9万バレル減、中間留分在庫は同535.5万バレル減だった。原油輸入の増加と製油所稼働率の低下が原油在庫の急増をもたらしたとみられる。先日発表した米APIの在庫統計で、原油在庫が急減した経緯もあり、米EIAの在庫統計発表を前にして、WTI期近12月限は42ドル台に上伸していたが、発表後、一転値崩れを演じた。それでも、41.40ドル台を維持し、マイナス圏は一時的。その後、早々に切り返し、また42ドルを回復していた。石油製品の需要が改善したこともあり、原油の出直りに寄与したとみられる。ただ、回復した石油需要も前年同期と比較すると、まだ大きく下回っており、さらに新型コロナウイルス感染拡大から、需要の長期低迷も警戒され、NYガソリンは売り直され、続落している。WTIの下げ渋りに対する違和感もあるという。

(CBOT大豆)
12日のCBOT大豆は、4年半振りの高値示現後、急反落を演じた。期近1月限は前日比6.50セント安の1146.00セント、期近3月限は同6.25セント安の1145.25セント。
米国大豆の需要拡大に対する期待が一段と高まり、期近1月限は11.54ドルまで急伸。しかし、コーンと小麦の大幅続落を嫌気して、利益確定売りが膨らみ、大豆も大きく売られることに。南米での天候回復がコーン市場での急落要因になっているが、大豆市場では売り材料になり切れず。すでに、作付が終盤戦を迎えているためで、大豆からコーンへ作付シフトする動きが拡大しているため。しかし、今後ともコーンや小麦の地合い悪化が継続すれば、高値圏にある大豆市場での利益確定売りが促される可能性もあるという。明日発表される週間輸出成約高の事前予想は80万~180万トン。

(CBOTコーン)
12日のCBOTコーンは、大幅続落を強いられている。期近12月限は前日比9.75セント安の407.50セント、期近3月限は同9.25セント安の417.75セント。
南米の天候回復をキッカケにして、地合いが悪化しており、期近12月限は前日の高値である4.28ドルからこの2日で一気に20セント以上も急落しており、10日の米農務省の生産高予想や需給報告を受けた急騰幅を解消している。テクニカルな売りも急拡大し、20日移動平均線を下回ることに。4.10ドルを下回ったこと、ファンドの習性から4.00ドルを目指すとの声も挙がっていた。こうして急落すると、米国コーンのさらなる下落を想定して、買い付けが低調になる可能性もあるという。南米の天候回復によって、特にブラジルでのコーンの作付が進展し、コーンの将来的な供給不安は解消に向かっているという。明日発表される週間輸出成約高に対する事前予想は70万~160万トン。

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※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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