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サウジの減産示唆を材料に東京原油は上伸

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
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商品市場情報

サウジの減産示唆を材料に東京原油は上伸

商品先物 有料マーケット情報
  • 2018/11/12
  • 齋藤
  • デイリーコメント

(東京原油・石油製品)
12日の東京原油・石油製品はサウジの減産示唆を好感して反発。原油期先4月限は前週末比400円高の4万9730円、ガソリン期先5月限は同280円高の6万1230円、灯油期先5月限は同310円高の6万6300円。
週末にWTI期近12月限は60ドル、ブレント期近1月限は70ドルをそれぞれ大きく下抜ける場面をみせた。ただ、週末にサウジのファリハ・エネルギー相が12月の同国の減産を指摘したため、週明けの海外石油市場は上伸したため、東京原油・石油製品もプラス圏に入り、夜間の高値更新で始まった。原油先限で4万9610円まで買い進まれたが、その後の海外原油の上げ幅縮小や円安にブレーキがかかっているため、東京原油の上げ一服となり、4万9400円割れもみせ、一時。朝方の値位置を下回った。その後、若干の円安と海外原油の戻りから4万9500円台回復もみせたが、朝方の上伸の勢いはみられず。昼以降、1ドル=114円台の円安もみられ、海外原油も買い直されていたが、東京市場の反応はイマイチ。円安が進行したとはいえ、円安にブレーキがかかった状況に変わりないため、買いは見送られた模様。13時半前にWTIが朝方の高値を更新し、61ドル台へ。その上伸を受け、東京原油も朝方の高値を更新した。しかし、ドル高を嫌気して、上伸した海外原油はWTI中心に値崩れをみせ、東京原油は上げ幅を縮小した。引け間際に海外原油が買い直されあたこと、円安進行もあり、東京原油は高値を更新して取引を終えた。

(東京貴金属)
12日の東京金はNY金急落を嫌気して大きく売られた。金期先10月限は前週末比34円安の4413円、白金期先10月限は同4円安の3118円。
週末のNY金はドル高・ユーロ安を嫌気して急落し、1210ドル割れもみせた。東京金はNY金の急落を嫌気して一時、4400円割れをみせる大幅安をみせていた。週明けは円安とNY金の戻りから4410円台での値動きが中心に。昼にかけて円安が若干ながら進行したこともあり、4420円台回復もみせた。白金は夜間取引で3100円割れをみせたが、週明けはNY白金の戻りとパラジウムの反発を好感した買い戻しにプラス圏回復もみせた。NYダウ先物の週明けの上伸を踏まえると、週明けの東京白金の売りは買い戻し、改めて売りを仕掛けたい。金・白金も利食いの買い戻しから売り直したいが。14時以降、ドル高進行を受け、NY金は軟化しており、東京金は売り直されていた。14時半以降、NY金はマイナス圏に値を消したため、東京金は下げ幅拡大へ。

(東京ゴム)
12日の東京ゴムは反落。RSS期先4月限は前週末比2.5円安の158.5円、TSR期先5月限は同2.4円安の143.7円。
海外市場安と前週末の上伸にした反動で朝方から下げを強いられ、10時台にRSS先限は158.0円を示現。正午前に158.0円をようやく下回った。前週末の出直りに買いを仕掛けた向きの手仕舞い売りが徐々に広がったためとみられる。目先は14日に発表される中国の経済指標が注目されるが、東京RSS当限での大量の渡し物懸念はくすぶっており、荷圧迫から納会にかけて売り有利の展開は続くとみる。期先もサヤ滑り必至とみる。

(東京トウモロコシ)
12日の東京トウモロコシは週末のシカゴ急落にイマイチ反応薄で、下げ渋り。期先11月限は前週末比20円安の2万5140円。
週末のシカゴコーンは急落し、週明けのシカゴコーンは続落へ。かなりの下げをみせたが、東京トウモロコシは下げ渋りをみせた。夜間でも下げ渋っていたが、週明けも売り手控え、シカゴ一段安ながら夜間の安値更新とはならなかった。すでに2万5000円割れでもおかしくはないだけに、いずれ反動安を余儀なくされるとみる。シカゴコーンはハーベストプレッシャーを認識してジリ貧の見込み。

(東京米国産大豆)
12日の東京一般大豆は変わらず。の期先10月限は前週と同じの4万4600円。
夜間取引のバイカイのみの取引を強いられている。この低調な商いがトウモロコシ市場の不振をもたらしているといえる。それでも一般大豆のバイカイ以外での価格成立は当面、難しいとみる。

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