フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

インフレヘッジの買いが活発化し、NY金は続騰

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • リモートサービス
商品市場情報

インフレヘッジの買いが活発化し、NY金は続騰

  • 2021/10/14
  • 齋藤
  • 海外マーケット

(NY貴金属)
13日のNY金は、大幅続伸。NY金期近12月限は前日比35.4ドル高の1794.7ドル、NY白金期近1月限は同12.5ドル高の1024.2ドル、NY銀期近12月限は同65.6セント高の2317.0セント。
期近12月限としては9月16日以来の1790ドル台に急伸しているが、米長期金利がさらに低下し、ドル安・ユーロ高が進行したため、買いに拍車がかかった模様。前日、IMFが明らかにした世界経済見通しで、米国の成長率の伸びを8.0%から7.0%に大きく引き下げている。これをキッカケにして米長期金利の低下が進行。前日はドル高に振れていたが、一段の米長期金利の低下もあり、インフレヘッジとしての金が買われ易い環境に。非鉄が大幅続伸しており、それを好感して銀も急伸し、金の急伸を後押ししていた。米国取引時間帯の序盤に金は1770ドルを割り込み、1757.9ドルまで一気に急落。ただ、安値示現から40分後には1780ドル台に急伸し、その後一段と上伸へ。さすがに1800ドルの大台には抵抗をみせたものの、インフレヘッジの買い次第では1800ドルの大台回復も視野に入っているという。白金は金やパラジウムの急伸に追随して上伸。ただ、需要改善の動きがないため、上昇は限定的。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
13日のWTI原油は、売り買いが交錯する展開となったが、NY石油製品の急伸が支援材料になっていた。WTI原油期近11月限は前日比0.20ドル安の80.44ドル、北海ブレント期近12月限は同0.24ドル安の83.18ドル。RBOBガソリン11月限は同2.26セント高の240.55セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同1.11セント高の252.11セント。
中国の原油輸入の大幅減少、さらにIMFが世界の経済見通しで、成長率を引き下げたこともあり、原油市場の圧迫要因になっていた。ただ、米国での石油需要の増加観測からNY石油製品は上伸し、原油の支援材料に。ところで、米EIAの月報が示され、2021年度の米国の原油生産の伸びが下方修正された。それを受け、WTI期近11月限は瞬間的に上伸し、81.04ドルまで買い進まれた。その後は80ドル台半ばまで下落している。81ドルに対する抵抗は強いとみられる。目先は米APIの週間石油在庫統計待ち。

(CBOT大豆)
13日のCBOT大豆は、続落し、前日の安値を更新している。期近11月限は前日比1.50セント安の1196.75セント、期近1月限は同3.00セント安の1207.00セント。
再開後は前日の急伸に対する調整高もあり、期近11月限は12.10ドル台回復をみせた。しかし、コーンの大幅続落も影響し、大豆も売り直され、安値更新へ。中国向け33万トンの成約が明らかにされたが、支援材料にならず。今後、ブラジルの作付が本格化するが、2021年度も過去最高の生産高が予想されており、荷圧迫から一段安もまた警戒されている。収穫一巡後にみられるポストハーベストの戻りも限定的との声も多い。

(CBOTコーン)
13日のCBOTコーンは、大幅続落を強いられ、4週間振りの安値まで急落している。期近12月限は前日比11.25セント安の511.25セント、期近3月限は同11.00セント安の521.00セント。
前日発表された米農務省の弱気な生産高予想と需給報告が引き続き圧迫要因になっていた。コーンの場合、米国コーンの生産高予想の上方修正は予想外で、さらに大豊作水準である150億ブッシェルに乗せたこともあり、想定以上の荷圧迫、つまり生産者の換金売りによるハーベストプレッシャーがきつくなるとみられ、大幅続落を演じることになった模様。期近12月限は一時、5.0675ドルまで急落しているが、収穫進展が進む中、5ドルを試す可能性を指摘する声も。前日上昇した小麦が急反落しているが、利益確定売りが台頭したこと、レーショニングを警戒して急反落へ。これもコーンの圧迫要因になっていた。

一覧へ戻る

※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

ピックアップコンテンツ

  • 個別WEBセミナー
  • Fujitomi market news
  • 日本証券業協会
  • 証券・金融商品あっせん相談センター
  • リモートサービス