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商品市場情報

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

フジトミ証券株式会社 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在はフジトミ証券株式会社にて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(NY金は大幅続落、一時出直りをみせるものの、売り直される)

NY金は大幅続落、一時出直りをみせるものの、売り直される

(NY貴金属)
21日のNY金は、大幅続落となった。NY金期近3月限は前日比10.8ドル安の1831.8ドル、NY白金期近4月限は同15.7ドル安の1035.1ドル、NY銀期近3月限は同39.6セント安の2432.0セント。
ロシアによるウクライナ侵攻のリスクが高まる中、最大の生産国であるロシアの供給不安からパラジウムが急伸し、金はそれに追随して一時、米国取引時間帯の序盤に1840ドル台回復をみせた。欧州取引時間帯の序盤に1828.4ドルの安値示現もみせたが、安全資産の買いも影響し、大きく買い直されていた。しかし、出直りをみせていたNY株価がまた値崩れを強いられ、インフレヘッジの買いが後退し、金は1830ドルを試す水準まで売り直されることに。ウクライナ情勢は緊迫化しており、米露外相会談が実施されたものの、合意に至らず。週末のロシア軍の動きが目先の大きなポイントに。パラジウムは続伸し、一週間で10%以上も急騰したが、白金は株安も影響し、利益確定売りに反落。金の切り返しに追随して1050ドル台まで急伸したが、その後、金の値崩れに沿って下落している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
21日のWTI原油は、波乱の展開の中、続落しているが、NYヒーティングオイルの急伸を好感して安値から大きく切り返している。WTI原油期近3月限は前日比0.41ドル安の85.14ドル、北海ブレント期近3月限は同0.49ドル安の89.88ドル。RBOBガソリン2月限は同1.98セント安の244.24セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同1.94セント高の269.12セント。
NY株価の値崩れを嫌気して、海外石油市場は一時、大幅安を強いられた。株安の主因が原油高のためで、石油市場での調整安を強いられることに。ただ、米国では一段と厳しい寒さとなっており、暖房油需要の多くを占める米北東部では金曜日朝にマイナス20℃前後まで気温が低下するなど、需要拡大観測からNYヒーティングオイルが安値から急伸。それに追随して、WTI期近3月限は安値から6ドル近くも戻りをみせ、米国取引時間帯に瞬間的にプラス圏回復もみせた。しかし、NY株価がまた値崩れをみせたため、その戻りは売り場提供に。引き続き、株安は下振れ要因として警戒すべきである。

(CBOT大豆)
21日のCBOT大豆は、利益確定売りに反落している。期近3月限は前日比10.75セント安の1415.00セント、期近5月限は同9.75セント安の1424.75セント。
7か月振りの高値示現もあり、NY株価の急落もあり、利食い売りを催促する状況だった。アルゼンチンの一部でまとまった雨がみられたことも売り材料に。ただ、ブラジル南部とアルゼンチンの乾燥リスクや中国の買い付け期待もあり、米国取引時間帯の序盤に安値から20セントも切り返し、一時、プラス圏回復もみせた。しかし、そこは売り場提供となり、値を消すことに。引き続き、NY株価の軟調地合いが圧迫要因に。

(CBOTコーン)
21日のCBOTコーンは、急伸し、安値から10セント以上も切り返している。期近3月限は前日比7.00セント高の618.00セント、期近5月限は同5.00セント高の615.75セント。
ブラジル南部とアルゼンチンの乾燥した天候が来週以降、予想されていること、米国の寒波が一段と勢力を増しており、家畜の飼料用需要の高まりが期待され、期近3月限は昨年7月以来の高値水準まで急伸している。米農務省はデイリーベースとして仕向け先不明の24万7800トンの成約を公表しているが、市場では中国との声も。NY株価の値崩れが序盤の圧迫要因になっているが、旺盛な需要と天候リスクが支援材料となり、結果的に序盤の下押しは買い場提供になっていた。

エクスプレスコメント(米国産穀物レポート(シカゴコーンは強弱の材料に翻弄される動きに))

米国産穀物レポート(シカゴコーンは強弱の材料に翻弄される動きに)

シカゴ穀物市況

 連休明けのシカゴコーンは、南米の降雨とシカゴ小麦の急騰という、強弱両材料の板挟みにあっていた。
連休明け序盤は南米の降雨による作柄改善観測を弱材料に下げを強いられ、一時10セント安をみせた。ただ、シカゴ小麦の急騰を無視できず、米国取引時間帯に入って大きく買い直され、プラス圏回復も。
シカゴ小麦は、ロシアとウクライナ国境でのロシア軍の動きが警戒されていた。両国の小麦産地に位置しており、紛争となれば、小麦の供給不安に直結することになる。
また、米国が寒波に見舞われており、冬小麦産地でのウィンターキリング(立ち枯れ)が懸念されており、シカゴ小麦が急騰。
シカゴコーンはしばらく、強弱両材料に翻弄されることになるだろうが、期近3月限は本日の5.90ドル割れで目先の安値示現の可能性もある。

情報分析

・米農務省の週間輸出検証高
米農務省は18日シカゴ立会半ばに週間輸出検証高を明らかにしている。
コーンは120万4188トン(事前予想は80万~120万トン)、大豆は172万0497トン(同60万~137.5万トン)、小麦は36万9188トン(同20万~40万トン)。前年同期はコーンが1528万8456トン、大豆が3344万7982トン、小麦が36万9188トン。
今年度累計で、コーンは1528万8456トン(前年同期比12.6%減)、大豆は3344万7982トン(同23.0%減)。

・NOPAの圧砕高
NOPA(全米油糧種子生産者協会)は18日、12月の圧砕高を明らかにしている。
圧砕高は1憶8643.8万ブッシェルで、月間ベースとしては過去最高を記録。これまでの過去最高は2020年10月の1憶8524.5万ブッシェルだった。
事前予想平均は1憶8530.0万ブッシェル(予想レンジは1憶8170万~1憶8870万ブッシェル)。前月は1憶7946.2万ブッシェル、前年同月は1憶8315.9万ブッシェル。

米国産穀物相場の見通し

 トウモロコシは、玉次第でマチマチ。シカゴコーンの切り返しが支援材料になる可能性も。ただ、週明けにかなり強引に買い進まれたこともあり、値位置はまだかなり割高は否めない。まだ、玉次第の乱高下を警戒しつつ、臨機応変に。海外原油の強調地合いはエタノール需要の拡大につながるため、支援材料に。

AMコメント(金標準は続落しているが、日中取引では下げ幅縮小)

金標準は続落しているが、日中取引では下げ幅縮小

(貴金属)
24日の金標準は一段安も、日中取引では下げ幅縮小。11時時点で金標準の中心限月である12月限は前日比12円安の6714円、白金標準の中心限月である12月限は同9円安の3752円。
週末のNY金は1830ドル割れもみせるなど、続落している。NY株価の大幅続落に加え、非鉄や原油などの他商品安も影響し、インフレヘッジの買いが後退、取引水準を切り下げている。今週予定されている米FOMCも意識され、重石になったとみられている。NY金安と円高のダブルパンチの下、金標準は続落し、夜間取引では6700円割れをみせ、一時、6674円の安値を示現した。ただ、週明けは円安が進行し、NY金の出直りから6700円台回復もみせている。ただ、6700円を挟む動きが中心。市場では今週実施される米FOMCを意識して、6700円台での買いは消極的ともいえる。10時半以降、NY金の堅調地合いを好感し、6710円台回復もみせている。WTI期近3月限の86ドル台回復もあり、インフレヘッジの買いがNY金を押し上げていると推測される。目先は戻り賛成。

デイリーコメント(金標準はNY金の週末の安値からの戻り基調によって下げ幅縮小)

金標準はNY金の週末の安値からの戻り基調によって下げ幅縮小

(東京石油市場)
24日のドバイ原油は海外原油の急反発によって大幅上昇。ドバイ原油の中心限月6月限は前週末比1100円高の5万8600円、バージガソリンの中心限月7月限は同850円高の7万3900円、バージ灯油の中心限月7月限は同1480円高の7万6000円。
週末の夜間立会の時間帯で海外原油は序盤に軟調地合いからWTIの3月限は83.40ドル台まで売られる動きとなったが、その後はNYヒーティングオイルの上昇をきっかけに85.56ドルまで急伸した。NYヒーティングオイルの上昇は米国の厳冬による需要の拡大観測が主因に。この海外原油の動きを受けてドバイ原油の中心限月は5万7300円台の水準から5万8370円まで急反発の動きとなった。しかし高値をつけてからは海外原油が高値警戒感と前日の弱気なEIAの在庫統計が圧迫要因になりWTIが84.30ドル台まで下がるとドバイ原油は為替の円高基調もあって5万7630円まで上げ幅を縮小した。日中立会は週明けのWTIが反発の動きを見せ11時過ぎに86ドル台まで上昇するとドバイ原油は為替の円安の動きもあって5万8890円まで上げ幅を拡大した。しかしその後はWTIが上げ一服の展開と円安にブレーキがかかるとドバイ原油は上げ幅を縮小する動きになりWTIが85.60ドル台まで水準を下げるとドバイ原油は5万8520円まで売られた。週明けの海外原油は反発しWTIは86.09ドルまで上昇する動きとなっている。引き続きロシア・ウクライナと中東情勢の地政学的リスクによって海外原油の強調地合いは続いている。再び86ドル台まで水準を上げる動きになっているが、目先は1月20日につけた87.10ドルを試す動きを想定したい。まだ世界的な供給タイトの状況も変わりはなく海外原油の強い動きが続くと見たい。ドバイ原油は海外原油の反発と為替の円安の動きによって5万8800円台まで買われる動きを見せたが、海外原油の強調地合い予想から強い動きが続くと見たい。

(貴金属市場)
24日の金標準はNY金の戻り基調によって下げ幅縮小。金標準の中心限月12月限は前週末比7円安の6719円、白金標準の中心限月12月限は同6円安の3755円。
週末の夜間立会の時間帯でNY金の4月限は序盤に1830.6ドルまで下落を見せたが、安値をつけてからはドル安・ユーロ高の動きや他の貴金属市場の上昇によるインフレヘッジの買いによってNY金は1845.8ドルまで上昇した。このNY金の動きを受けて金標準の中心限月は序盤に6694円まで売られる動きを見せた後に6729円まで急反発となった。しかし高値をつけてからはドル安・ユーロ高の一服と他の貴金属市場の値崩れによってインフレヘッジの買いが後退するとNY金が1831.0ドルまで急落し金標準は為替の円高基調もあって6674円まで売り込まれた。日中立会は週明けのNY金が反発する動きを見せ11時過ぎに1839ドル台まで上昇すると金標準は為替の円安の動きもあって6717円まで下げ幅を縮小した。しかしその後はNY金の上げ幅縮小と為替の円安一服の動きから金標準は6710円割れまで水準を下げたが、NY金の下押しは一時的となり14時過ぎに1840ドル台まで買い直されると金標準は6727円まで日中の高値を更新した。週明けのNY金は1841.8ドルまで急反発となっている。週明けの海外原油やNYダウ先物の上昇によってインフレヘッジの買いが台頭しNY金は反発となっている。ただ今週は25日・26日に米FOMCの開催が予定され3月の利上げを指摘する動きも警戒されNY金の不安定な動きも想定される。売り買い両方の材料がありNY金は臨機応変に見るのが無難としたい。金標準はNY金の反発と円安の動きによって6720円台まで上昇しているが、NY金の乱高下を警戒してFOMCの結果までは短期の仕掛けが無難としたい。白金は夜間でNY白金の4月限が序盤に1040ドルを挟んだ動きになり白金標準の中心限月は3750円台から3790円台の間で推移していたが、米国取引時間帯に入り1028ドル台まで売られると白金標準も3732円まで反落する動きとなった。しかしその後はNYパラジウムの上昇をきっかけにNY白金が安値から買い直され1054ドルまで上昇し白金標準も3807円まで急伸する動きとなったが、高値をつけてからはNY株価の下落やNYパラジウムの上げ幅縮小の動きによってNY白金は再び1030ドル割れまで崩れ白金標準は為替の円高基調もあって3720円まで夜間の安値を更新した。日中は週明けのNY白金が1035ドルまで戻りを見せ白金標準は為替の円安の動きもあって寄付き直後に3759円まで下げ幅を縮小する動きとなった。しかしその後はドル高・ユーロ安の動きからNY白金がジリ安の動きになり10時過ぎに1030ドル割れの動きになると白金標準は3741円まで売り直されたが、NY白金の1030ドル割れは一時的な動きになり14時過ぎに1036ドル台まで急反発すると白金標準は3771円まで買い直された。引けにかけてはNY白金が1035ドル台まで水準を下げ円安が一服すると白金標準は3753円まで売られる動きも見せた。週明けのNY白金は1037.4ドルまで上昇している。NYダウ先物やNYパラジウムの上昇が支援材料となっている。引き続き他の貴金属市場とNY株価の動き次第と見ているが、先週1050ドル台まで上昇してから崩れる動きを見せており、白金自体の需給バランスが悪く外部要因で上昇したところは売られる動きが想定される。白金標準はNY白金の上昇と円安の動きによって3770円台まで上昇する見せたが、弱気なファンダメンタルズを背景に高いところは売られる動きも警戒したい。

(ゴム市場)
24日のゴムRSS3号は外部要因の悪化によって大幅続落。中心限月6月限は前日比6.2円安の238.2円。
週末の夜間立会のゴムRSS3号の中心限月は軟調地合いを維持し243円まで下がる動きを見せたが、その後は244円台まで下げ幅を縮小した。日中立会は週末の上海ゴムの時間外の急落と他の商品市場の下落を受けてゴムは寄付き直後の240.1円まで売られる動きとなった。その後は一旦242円台まで戻りを見せたが、10時過ぎから再開した上海ゴムが軟調地合いを維持するとゴムは再び売り直され11時過ぎに240円を割れて238.1円まで日中の安値を更新した。その後は240円手前まで戻りを見せたが引けにかけて再び売られ238.2円まで下がった。週末の外部要因の悪化によって1月14日以来の240円割れの動きを見せたが、その後は下げ一服の動きを見せている。今年に入って240円割れの展開を見せても直ぐに240円台まで戻る動きを見せており、NYダウ先物や海外原油・貴金属市場は再び買われる動きを見せ外部要因が上昇している事から今回も240円割れからの戻りも警戒したい。240円割れから下値を追う展開は避けたいところで、しばらくは短期の逆張りが無難とみたい。

(トウモロコシ市場) 
24日のトウモロコシはシカゴコーンの強調地合いによって反発。トウモロコシの中心限月1月限は前週末比300円高の4万0660円。
週末の夜間立会の時間帯でシカゴコーンは来週の南米の乾燥した予報によるリスクと米国の厳冬による飼料用需要の拡大観測から3月限は6.18ドルまで急伸した。このシカゴコーンの動きを受けてトウモロコシの中心限月は序盤に4万0200円まで下がる動きを見せた後に4万0520円まで上昇した。日中立会は寄付き直後に4万0590円まで上げ幅を拡大したが、その後9時過ぎに4万0440円まで上げ幅を縮小した。しかし10時過ぎに為替の円安の動きや再開したシカゴコーンが続伸するとトウモロコシも上げ幅を拡大し14時過ぎに4万0790円まで日中の高値を更新した。週明けのシカゴコーンは反発し3月限は6.1950ドルまで上昇している。先週から強調地合いを見せ5営業日連続で上昇する動きとなっている。南米の天候リスクと米国の冬小麦の作柄悪化によってシカゴコーンは強調地合いを見せているが、週明けのシカゴ大豆・小麦の上昇が更なる支援材料に。シカゴコーンの3月減は6.20ドル超えは通過点になると見たい。トウモロコシは日中に4万0790円まで上がる動きを見せているが、シカゴコーン強調地合いから先週の高値の4万0850円を試す動きになると見たい。

 

※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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