株式会社フジトミは投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

商品市場情報

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

ピックアップコンテンツ

  • Fujitomi market news
  • トレーダーズショップ
  • TOCOMスクエア
  • リモートサービス
商品市場情報

商品市場情報

海外マーケット(海外原油はブレント中心に急伸)

海外原油はブレント中心に急伸

(NY貴金属)
22日のNY金は小幅上昇ながら、その他貴金属の値崩れを嫌気して1280ドル台から値を消していた。NY金期近6月限は前週末比1.6ドル高の1277.6ドル、NY白金期近7月限は同1.5ドル安の902.2ドル、NYパラジウム期近6月限は同28.7ドル安の1369.8ドル。
連休明けのパラジウムや白金は急伸し、石油市場の強調地合いも好材料となって、金を1280ドル台に押し上げていた。金独自の支援材料は見当たらないものの、原油の一段の上昇の影響もあり、インフレヘッジとしての買いもみられたという。ただ、米長期金利の高止まりが影響し、1280ドル台での買いは限定的。その後、パラジウムが高値から急落し、1400ドルを下回ったことで、金の上伸も一巡へ。パラジウム期近6月限は20日移動平均線を下回ることになったが、株式市場の軟調地合いの中、急激な上昇に対する懸念も台頭したという。それに追随して白金も値崩れを強いられた。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
22日のWTI原油は急伸し、ブレントの大幅上昇が目立っていた。WTI原油期近6月限は前週末比1.48ドル高の65.55ドル、北海ブレント期近6月限は同2.07ドル高の74.04ドル。RBOBガソリン6月限は同4.40セント高の207.65セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同3.26セント高の210.66セント。
イラン産原油の輸出に関する適用除外を延期しない方針をトランプ米政権が固めたとワシントンポストの電子版が週明け早々に伝え、それをキッカケにして原油が急伸。WTI期近6月限65.99ドルまで急伸。ブレント期近6月限は74ドル台示現をみせた。その後、ホワイトハウスも認めたことで、イラン産原油の供給減による世界的な原油の供給不安が再燃し、ブレントは上げ幅を拡大した。ただ、WTIの65ドル越えはならず。産油国による増産の動きが懸念されたこともあり、上げ一服。産油国の減産延長は6月まで決定しており、これを見直すのは早くとも7月になるとみられるため、供給不安の深刻さにあり、ブレントの急伸へ。また、NY石油製品の急伸もブレントの支援材料に。ガソリンのサヤを買う動きが続いている。

(CBOT大豆)
22日のCBOT大豆は弱気な輸出需要とコーン・小麦の下落を嫌気して下落して取引を終えた。期近5月限は前週末比3.00セント安の877.50セント、期近11月限は同3.25セント安の910.25セント。
アジア時間帯では出直りをみせていたが、小麦やコーンの下落に追随して買いも続かず。米農務省が発表した週間輸出検証高は事前予想下限を下回る弱気な内容で、大豆の下げ幅を拡大した。連休前から下げを強いられていたこと、新規の売り材料が見当たらず、意外に下げ渋りをみせていた。シカゴ引け後には大豆の作付進捗率も発表される見通しだが、全米平均に対する事前予想平均は2%。市場の関心も薄い。

(CBOTコーン)
22日のCBOTコーンは小麦急落に追随する格好で下落。期近5月限は前週末比4.00セント安の354.50セント、期近12月限は同4.00セント安の382.25セント。
米冬小麦の作柄改善観測に加えて、世界的な小麦の供給過剰を嫌気して、連休前の軟調地合いを受け継ぐ格好となり、シカゴ小麦は急落を強いられた。コーンも序盤からそれに追随して下落し、その後、下げ幅を拡大した。米農務省が発表した週間輸出検証高は事前予想上限を大きく上回る強い内容だったが、支援材料になり切れず、ファンドの売りは止まず。引け後に発表される作付進捗率に対する事前予想平均は7%であり、作付遅れを示す水準ながら、まだまだ作付遅れをカバーできる時期だけに、これも評価されなかった。結果的に、小麦急落に押し切られることに。

エクスプレスコメント(米国産穀物レポート)

米国産穀物レポート

シカゴ穀物市況

 連休明けのシカゴ穀物相場は全面安の展開となり、下げをリードしたのが小麦相場だった。米冬小麦の作柄改善観測と世界的な小麦の供給過剰を警戒していた。
コーンはその小麦安に追随して下げ幅を拡大し、引けにかけて安値を示現し、今年の安値を更新している。作付遅れ懸念は引き続きみられず、まだ作付遅れは十分に挽回できるとみているようだ。
さて、シカゴ引け後に発表された全米平均のコーンの作付進捗率は6%で、主産地の遅れが目立っているが、まだ挽回可能な時期だけに、支援材料に評価されるか微妙。

情報分析

・米農務省の週間輸出検証高
15日シカゴ立会半ばに発表された週間輸出検証高は下記の通り。
コーンは135万3114トン(事前予想は80万~110万トン)、大豆は38万2298トン(同40万~60万トン)、小麦は81万1130トン(同35万~60万トン)。
今年度累計で、コーンは3327万9035トン(前年同期比11.6%増)、大豆は3104万6807トン(同27.5%減)。

・米農務省による生育進展状況(21日現在)
シカゴ22日引け後に米農務省が発表した生育進展状況で、コーンの作付は全米平均で6%(前週3%、前年5%、平年12%)。ロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均は7%(予想レンジは4%~9%)。
主産地のアイオワが4%(前年0%、平年10%)、イリノイが1%(前年1%、平年5%)、ネブラスカが2%(前年2%、平年8%)。
大豆の作付進捗率は同1%(前年2%、平年2%)。事前予想平均は2%(予想レンジはゼロ%~3%)。

東京米国産穀物相場の見通し

 東京トウモロコシは前日の値崩れに対する調整高をみせている。先限の2万3190円でまとまった買いがみられ、これが支援材料に。週明けの値崩れ局面でみられなかった買いであるが、日中取引でこれが継続するか不透明。シカゴ引け後に発表された作付遅れが支援材料になるか、再開後のシカゴの動向待ち。
東京一般大豆は全くの出番なし。期先2限月での気配値が付く兆しもない。

AMコメント(東京トウモロコシは大幅続落)

東京トウモロコシは大幅続落

(東京トウモロコシ) 
23日の東京トウモロコシは大幅続落。11時現在の期先5月限は前日比230円安の2万2890円。
東京トウモロコシは大幅続落を演じ、10時には2万3000円を下回るなど、下げ幅を拡大した。再開したシカゴコーンが一段と値を消し、円高進行が整理売りを助長したといえる。米農務省が発表した作付進捗率は作付遅れを示す内容だったが、それにもかかわらず、シカゴコーンは続落しており、東京市場の買い玉の手仕舞い売りにつながったといえる。大型連休を前にして買い手控えは続くとみられ、一段安必至とみて、買いは避けるべき。

デイリーコメント(東京原油は小幅続伸も、先高期待に変わりなし)

東京原油は小幅続伸も、先高期待に変わりなし

(東京原油・石油製品)
23日の東京原油・石油製品は。原油期先9月限は前日比260円高の4万8850円、ガソリン期先10月限は同110円高の6万0010円、灯油期先10月限は同190円高の6万5810円。
東京石油市場は夜間取引で上げ一服も、日中取引ではガソリン中心に買い進まれ、原油も小幅ながら続伸した。東京原油の指標であるブレントは急伸しており、それを踏まえると4万9000円台でもおかしくはなかったといえるが、証拠金が高いこと、大型連休を控えて買いはイマイチだった。大型連休での需要拡大から連日、ガソリン期近が急伸している。ところで、米国のイランに対する経済制裁強化の動きに反発して、イランはペルシャ湾の海上封鎖を示唆しているが、欧米時間帯では再評価され、WTIは66ドル台に乗せるとみる。NYガソリンのサヤを買う動きも継続し、海外原油のさらなる上伸を招くとみるべきで、東京原油の買いスタンスはそのまま。4万9000円乗せも通過点に。15時前にWTIは66ドル台に上伸したことで、欧米時間帯での一段高の様相も伺える。

(東京貴金属)
23日の東京金は反落し、日中取引で下げ幅を拡大している。金期先2月限は前日比27円安の4567円、白金期先2月限は同28円安の3226円。
東京金はNY金の取引水準切り下げており、反落している。日中取引ではNY金安と円高が重なり、下げ幅を拡大した。NY金はその他貴金属の値崩れもあり、1280ドル台は一時的で、結果的に売り場提供となった。パラジウム・白金は東京も高値から大きく値を消しているが、白金は3200円台を維持している。NY白金の900ドル割れは一時的だった。夜間取引から東京金の商いは低調だったが、早くも大型連休を意識して、模様眺めムードが高まっている、様子見が無難。15時前にNY金は1275ドル割れをみせ、東京金は一段安へ。

(東京ゴム)
23日の東京ゴムは引けにかけて売られる。RSS期先9月限は前日比0.3円安高の189.0円、TSR期先8月限は同0.8円安の169.0円。
RSS新甫10月限は190.1円で発会した。その後、190円台を維持し、期近の堅調地合いもあり、190円台での下値固めの様相をみせた。ただし、大型連休を前にして、期先の玉の乗り換えの動きもイマイチで、上値の重く、商いは極めて低調だった。大型連休を前にして仕掛けは超閑散な状況が続くとみる。

(東京トウモロコシ)
23日の東京トウモロコシは期近中心に続落。期先5月限は前日比450円安の2万2670円。
夜間では自律反発の動きをみせた東京トウモロコシだったが、日中取引では再開したシカゴコーンの続落と円高を嫌気して10時前に先限は2万3000円を割り込んだ。期近限月の急落もあったが、再開したシカゴの一段安と円高で、整理商いに拍車がかかったといえる。前日も大きく値を消したが、数字上、作付遅れでもシカゴコーンが売られている状況の下、大型連休前の新規買いは期待薄で、まだまだ下げ余地はあるとみる。昼前に2万2800円台に値を消しており、前日の朝方の水準から800円も急落している。その後、期近の一段安を受けて、さらに値を落とした。買いは禁物。

(東京米国産大豆)
23日の東京一般大豆は変わらず。期先4月限は前日と同じ4万9000円。
期先2限月の気配値の付かない状況が続いている。義務バイカイで成立しているが、市場の関心は全くない。値動きの荒いトウモロコシとは全く対照的である。大豆はまだまだ用なし。

ピックアップコンテンツ

  •  
  • リモートサービス