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アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(WTIは反落も、ブレントは続伸)

WTIは反落も、ブレントは続伸

(NY貴金属)
22日のNY金は上伸するものの、上げ幅を縮小し、マイナス圏に値を消す場面もみせている。NY金期近6月限は前日比1.1ドル高の1292.0ドル、NY白金期近7月限は同9.0ドル高の908.8ドル。
欧州時間帯のドル安・ユーロ高を好感して、金は1296.0ドルまで急伸。その他貴金属の強調地合いもみられ、白金は910ドル台に水準を切り上げていた。パラジウムや非鉄の急伸も支援材料になり、金はその他貴金属の強調地合いに遅れて買われるなど、消極的な上昇だったといえる。ドル安・ユーロ高が進行していたが、米長期金利も上昇していたため、結果的に金の上値は限られることに。米長期金利の上昇を認識して、その後、ドル高・ユーロ安が進行し、金の上げは一服。パラジウムは1000ドル大台示現で、利食い売りに値を消している。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
22日のWTI原油は反落しているが、ブレントは続伸。WTI原油期近7月限は前日比0.15ドル安の72.20ドル、北海ブレント期近7月限は同0.35ドル高の79.57ドル。RBOBガソリン6月限は同1.37セント高の227.02セント、NYヒーティングオイル期近6月限は同0.62セント高の228.00セント。
ベネズエラで反米左派の現職の大統領の再選が決定したことに対して、トランプ米大統領はベネズエラの資金調達制限を目的とした大統領令を発表した。これによって、ベネズエラの国営石油会社の資金不利も一層厳しくなり、OPECの減産体制の強化につながるとの観測が欧州時間帯に改めて認識されることに。イランの供給不安も再評価されたことで、ブレントは80.49ドルまで急伸し、前週の高値である80.50ドルに迫る動きをみせた。ただ、高値更新できなかったこと、ベネズエラの供給不安はすでに現実問題となっており、ある程度の織り込み済みとの見方もあり、利食い売りの台頭によって、ブレントは高値から1ドル以上も急落した。ブレントの波乱の展開がみられたが、WTIの値動き自体は意外に緩慢で、WTI売り・ブレント買いのスプレッドで反落へ。清算値決定にかけてWTIは値崩れをみせ、72ドルを試す動きをみせた。目先は米APIの在庫統計に注目。

(CBOT大豆)
22日のCBOT大豆は波乱含みの中、小幅続伸を演じた。期近7月限は前日比4.75セント高の1030.00セント、新穀11月限は同4.25セント高の1038.00セント。
小麦急騰もあり、順調な作付進展で売られていた大豆も大きく買い直される場面も。戻り局面ではテクニカルな買いもヒットし、20日移動平均線を上抜いて取引を終えた。南米の荷圧迫と米国での順調な作付進展が売り材料ながら、今後とも小麦の動向次第で、強引に買い進まれる可能性も。

(CBOTコーン)
22日のCBOTコーンは小麦急騰を好材料に上伸している。期近7月限は前日比1.75セント高の404.50セント、新穀12月限は同2.25セント高の423.25セント。
小麦は米プレーンズの乾燥した天候による冬小麦の作柄悪化がまた警戒され、急伸につながった。5ドル台を維持したことで、テクニカルな買いもヒットして、一時、25セント近くもシカゴ小麦が急騰したが、さすがに高値警戒から、10セント近く値を崩している。コーン自体、順調な作付と生育に良好な天気予報と潤沢な土壌水分から、戻りは限定的。週明けの高値更新にはならず。ただし、小麦急騰は無視できず。

エクスプレスコメント(《穀物》 米農務省の作付意向面積と全米在庫の要旨)

《穀物》 米農務省の作付意向面積と全米在庫の要旨

米農務省は29日(日本時間30日深夜1時)に2018年度の米国の作付意向面積と3月1日現在の全米在庫を明らかにしているが、その要旨は下記の通り。

(作付意向面積) 単位:百万エーカー
今回発表  予想平均       予想レンジ    前年度実績
コーン  88.026  89.420  87.550-91.000  90.167
大豆   88.982  91.056  89.900-92.600  90.142
全小麦  47.339  46.297  43.900-47.200  46.012

(3月1日現在の全米在庫) 単位: 十億ブッシェル
今回発表  予想平均    予想レンジ   前年同期
コーン  8.888  8.703  8.550-8.881  8.622
大豆   2.107  2.030  1.810-2.110  1.739
小麦   1.494  1.498  1.450-1.640  1.659

AMコメント(東京石油市場は円高・海外安を嫌気して急落)

東京石油市場は円高・海外安を嫌気して急落

(東京原油・石油製品)
23日の東京原油・石油製品は海外原油安と円高のダブルパンチを浴びて急落。11時現在の原油期先10月限は前日比420円安の5万1110円、ガソリン期先11月限は同430円安の6万5060円、灯油期先11月限は同490円安の6万8510円。
弱気な米APIの在庫統計もあり、再開後のNYガソリンは下落していた。WTI売り・ブレント買いのスプレッドの解消で、WTIは戻りをみせており、そのWTIの戻りを好感して東京原油は5万1500円台回復もみせた。しかし、東京原油の指標はブレントであり、そのブレントはNYガソリン安を嫌気して下げ幅を大きくしている。10時以上の急ピッチの円高と株安、海外原油の下げ幅拡大もあり、原油は5万1000円割れもみせた。買いスタンスの解消を指摘しているが、値ごろ買いは避けるべき。

デイリーコメント(東京金は売り買いが交錯する中、値を消す)

東京金は売り買いが交錯する中、値を消す

(東京原油・石油製品)
22日の東京原油・石油製品は売り買いが交錯する中、引けにかけて原油が強引な戻りをみせた。原油期先10月限は前週末比80円高の5万1530円、ガソリン期先11月限は同30円安の6万5490円、灯油期先11月限は同90円高の6万9000円。
海外原油はNYガソリンの急伸に追随して買い直され、反発。ただ、円高が進行していることもあり、東京原油の戻りはイマイチだった。朝方は夜間の高値更新もみせたが、上げは一時的。円高進行と海外原油の上げ一服もあり、東京石油市場も軒並み値を切り下げ、ガソリン・原油はマイナス圏に値を消す動きとなった。在庫統計に対する強気の期待はあるが、前週は強気の事前予想に反して原油在庫の急増が指摘されたこともあり、それを警戒して買いを軽くする動きもみられ、新規買いにつながらず。海外原油のけん引役だったNYガソリンが上値の重い展開をみせており、東京市場の軟化につながっていたとみる。まずは、米APIの在庫統計に注目。

(東京貴金属)
22日の東京金は売り買いが交錯する中、。金期先4月限は前日と変わらずの4593円、白金期先4月限は同51円高の3218円。
東京金は4600円台回復も長続きせず、10時台にはドル高・ユーロ安を嫌気したNY金の下落を受け、東京金は4600円をあっさり割り込み、11時前にマイナス圏に値を落とした。ドル高・ユーロ安と円高・ドル安が進行したため、NY金安と円高のダブルパンチで、東京金は値崩れを強いられることに。4590円割れをみせたことで、4600円以上は売り上がるべきだろう。白金は急反発しているが、円高進行と金の軟化もあり、上げ幅を縮小している。3200円台を回復したものの、3250円以上は売り上がりたい。東京金は13時以降、ドル高を嫌気したNY金の値崩れを嫌気して東京金は下げ幅を拡大し、4580円台での下値探りの展開を演じた。

(東京ゴム)
22日の東京ゴムは先限にかけて売られる。期先10月限は前日比1.0円安の199.0円。
時間外の上海ゴムの続伸を好感して、東京ゴムは朝方から上伸し、夜間の高値を更新した。円高進行もあったが、原油の反発やNYダウ急伸もあり、朝方は買い有利になったとみる。202.1円の高値示現後、200円台での買いがなかなか続かず、11時を前にして朝方の安値を更新し、軟調地合いを演じた。200円に抵抗をみせつつ、こう着していたが、14時半過ぎにようやく199円を割り込んだ。

(東京トウモロコシ)
22日の東京トウモロコシは期待外れのシカゴ安と円高を嫌気して急反落。期先3月限は前日比250円安の2万6250円。
週明け早々のシカゴコーンの上伸の動きが解消され、高値から値を消し、マチマチだった。円高も進行し、夜間の東京トウモロコシは反落へ。しかし、弱材料に反応薄で、下げ渋りが顕著だった。シカゴ引け後に発表された弱気な生育進展状況もあり、再開後のシカゴ安を踏まえて下げ幅を拡大し、9時に入ってシカゴ安を確認してから、一段安を演じた。しかし、前週後半からかなり乱暴に買い進まれた展開を考慮すれば、まだまだ下げ足りない値位置である。売りスタンスはそのままで、週末にかけての一段安待ち。

(東京米国産大豆)
22日の東京一般大豆は変わらず。期先2月限は前日と同じの5万1050円。
動意薄の中、 バイカイのみの取引が続いており、このまま、6月を迎えることになりそうだ。シカゴ大豆の波乱の展開にも反応しないだけに、ますます見送られることになったが、気配値が1000円以上、離れている状況では打診的な仕掛けも困難。

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