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商品市場情報

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(海外原油は大幅続落、新型コロナウイルスの拡大懸念で)

海外原油は大幅続落、新型コロナウイルスの拡大懸念で

(NY貴金属)
24日のNY金は、新型コロナウイルスの拡大懸念を映して上伸し、1570ドル台を回復している。NY金期近2月限は前日比6.5ドル高の1571.9ドル、NY白金期近4月限は同3.3ドル高の1010.6ドル、NYパラジウム期近3月限は同12.7ドル安の2316.3ドル。
中国での新型コロナウイルスの拡大が進行中で、世界的な拡大にもつながっている。まだ収束の道筋も全くみえない中、底固い動きをみせていたNY株価も急落を強いられ、ようやくリスク回避先としての金の重要性が増し、1570ドル台に上伸している。新型コロナウイルスの拡大リスクはこれからで、それだけ金の先高期待も高い。ただ、引き続き、株価の動向に左右されるだけに、株価が一段と急落すれば、週明けにも1580ドルもみえてくるという。パラジウムはようやく反落しているが、週末要因のポジション調整による利食い売りとみられている、白金は1020ドル台回復も高値から値崩れしている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
24日のWTI原油は、一段と急落し、53ドル台まで値崩れする場面もみせた。WTI原油期近3月限は前日比1.40ドル安の54.19ドル、北海ブレント期近3月限は同1.35ドル安の60.69ドル。RBOBガソリン2月限は同4.50セント安の151.52セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同5.76セント安の173.40セント。
中国での新型コロナウイルスの拡大によって、経済活動もかなり抑制される動きがみられ、世界第2位の石油消費国である中国での石油需要の後退は避けられず、海外原油は大幅続落を強いられている。55ドルを割り込むと、下げ幅を拡大し、54ドル割れへ。WTIの55ドル割れと同時にNY石油製品も下げ幅を拡大している。米国の原油や石油製品の中国向け輸出の先行き不透明さも高まっていた。ますます、世界的な石油の供給過剰が拡大するとの思惑も挙がっていた。新型コロナウイルスはまだ拡大中であるだけに、週明けの海外石油市場も一段安が警戒されている。

(CBOT大豆)
24日のCBOT大豆は、大幅続落。期近3月限は前日比7.25セント安の902.25セント、期近5月限は同7.00セント安の916.25セント。
新型コロナウイルスの拡大懸念が引き続き、大きな売り材料となっていた。中国の経済活動の自粛が拡大しており、当然ながら、中国国内での食用油などのニーズの後退も避けられず。米国大豆の大量購入も厳しい状況になっている。加えて、ブラジル大豆の過去最高の生産高予想も圧迫要因に。新型コロナウイルスの拡大懸念はまだこれからで、大豆の下げ余地も十分残されているとの声も挙がっている。

(CBOTコーン)
24日のCBOTコーンは、急反落。期近3月限は前日比7.00セント安の386.75セント、期近5月限は同6.50セント安の392.00セント。
大豆と小麦の急落に追随する格好でコーンも売り直され、前日の上げ幅を打ち消す格好となった。米農務省が発表した週間輸出成約高は久しぶりの100万トンを越える内容となったが、事前予想の範囲ないだったこともあり、支援材料になり切れず。ここまでのけん引役だった小麦市場の急落もあり、米国の取引時間帯に入って、ジリジリと値崩れを強いられた。小麦は週末要因の利食い売りに急落している。コーンは値崩れをみせているが、それでもまだ20日移動平均線を維持しており、週明けはこの20日移動平均線を巡る攻防の見込み。引けにかけて下げ幅を急拡大させ、20日移動平均線を割り込む場面もみせた。

エクスプレスコメント(米国産穀物レポート)

米国産穀物レポート

シカゴ穀物市況

 シカゴコーンは波乱含みの中、急伸している。小麦は米農務省の需給報告を受け、急騰を演じ、その小麦急騰をキッカケにして、コーンも買い直され、大豆はコーン・小麦の急伸に追随高を演じた。
米農務省の需給報告(下記参照)で、コーンは弱い内容となった。発表後に急落したが、結果的には買い場提供に。8月には実地調査に基づく第一回生産高予想が発表されるため、今回の弱気な需給報告を引きずる状況ではないこと、小麦の世界の在庫が事前予想を下回る内容となり、異常気象による供給不安が再燃し、小麦が急伸。その値動きをみて、米コーンベルトの来週のホット&ドライ予報も再認識され、コーンの大幅高につながったとみられる。
民間の天気予報機関では、米コーンベルトのホット&ドライ予報を継続しており、天候リスクを買う動きにつながった。それでも新穀12月限は週明けの高値である4.48ドルには至らず。ただし、天気予報次第で、週末にはその水準までの一段高も期待されている。
引け間際に急伸し、コーン新穀12月限は週明けの高値である4.48ドルを上抜く場面も。天候リスクを警戒する状況が強まったといえる。

情報分析

・米農務省の需給報告
11日(日本時間12日深夜1時)に米農務省は需給報告を明らかにしているが、その要旨と分析は下記の通り。

<2019年度の米国の期末在庫> 単位: 憶ブッシェル
今回発表  予想平均    予想レンジ   前月発表
コーン  2.010  1.692  1.450-1.975  1.675
大豆   0.795  0.812  0.558-1.040  1.045
小麦   1.043  1.043  0.990-1.092  1.072

<2019年度の米国のイールド予想>
今回発表  予想平均   予想レンジ   前月発表
コーン  166.0   165.0  162.0-167.0  166.0
大豆    48.5   48.57   47.0- 51.0   49.5

<<分析>>
(コーン)
米国コーンのイールドは据え置かれたが、作付面積が6月末に発表された作付面積の9170万エーカー(前月は8980万エーカー)を用いた結果といえる。このため、机上の生産高予想は138憶7500万ブッシェル(同136億8000万ブッシェル)に上方修正された。
供給増の影響で、期末在庫は事前予想の上限を上回る水準まで上方修正された。在庫率は11.8%から14.1%に急上昇している。
弱い内容と評価されるが、8月には実地調査に基づく第一回の生産高予想が発表され、ここでは作付面積やイールドが大幅に見直されることになるため、今回の発表が今後、影響することはないといえる。

(大豆)
米国大豆のイールドはほぼ事前予想通りの内容となった。机上の生産高予想は38億4500万ブッシェル(前月は41億500万ブッシェル)に大幅に下方修正された。これも予想された範囲で、期末在庫の下方修正も予想に近い内容だったといえる。
コーン同様、8月の第一回生産高予想によって、作付面積やイールドが大きく変わるとみられる。

東京米国産穀物相場の見通し

 東京トウモロコシは一時急落も、シカゴ同様、買い場提供に。ここまでの下げ渋りを踏まえると、急伸には警戒すべきだが、円安とシカゴの大幅高の勢いもあり、2万5300円台は仕方ないとみる。米コーンベルトの気温もかなり上昇しており、買い先行の展開に東京もなりそうだ。追撃買いも検討へ。
東京一般大豆は値付かずを継続。

AMコメント(東京ゴムは一段安)

東京ゴムは一段安

(東京ゴム)
24日の東京ゴムは一段安。11時時点でRSS期先6月限は前日比2.6円安の188.4円。
東京RSSゴムは一段安を演じている。新型コロナウイルスの拡大リスクが払しょくできず、売りが売りを招いている。旧正月期間に急落する傾向がみられるが、今年は新型コロナウイルスのリスクも重なり、下げはこれからといえる。来週には180円を試すとみて、売りスタンスで週末を迎えるべき。

デイリーコメント(東京ゴムは大幅続落で期先は181.8円まで急落)

東京ゴムは大幅続落で期先は181.8円まで急落

(東京原油・石油製品)
24日の東京原油・石油製品はマチマチ。東京原油期先5月限は前日比10円安の3万9520円、東京ガソリン期先7月限は同80円安の5万3100円、東京灯油は同10円高の5万6310円。
昨日のWTIは大幅続落し一時は54.77ドルまで下げたが、その後は1ドル近い戻りを見せた。再開後は反発に転じ東京市場のオープン前には55.82ドルまで戻る動きも見せた。東京の原油・石油製品は夜間立会では続落の動きとなった。原油の期先は3万9000円割れの3万8920円の安値更新となったがその後は500円近くの戻りとなった。日中立会ではWTIが反発の動きを見せ寄付きの原油は下げ幅を縮小し3万9400円台で推移した。ただWTIは55.82ドルをつけて以降はやや上げ幅を縮小し東京の戻りも限定となった。9時半過ぎにはWTIがマイナス圏となり東京原油は3万9300円台となった。10時台では瞬間的に3万9180円まで急落する動きも見せたが3万9300円台で推移する時間が続いた。ただ13時台にNYガソリンが急反発してWTIも本日の高値更新の動きになると、東京原油は3万9580円まで買われる動きとなった。NYガソリンは最近の急落に対しての反発と見たい。まだ中国の新型コロナウイルスの拡大懸念が経済停滞に影響を及ぼす状況となっており、石油需要の鈍化のにつながるとの思惑から原油や石油製品は売られやすいとみたい。急落している状況の中での反発は今後も売り場とみたい。

(東京貴金属)
24日の東京金は反発のパラジウムは反落。東京金期先12月限は前日比13円高の5492円、白金期先12月限は同16円高の3548円、パラジウム期先12月限は同67円安の8084円。
昨日のNY金が1567.5ドルまで反発したがその後は上げ幅を縮小する動きとなり、再開後には1560ドルを割る動きを見せた。新型コロナウイルスの拡大懸念でリスク買いとなっていたが、朝方からNYダウ先物の上昇によってNY金が売られる動きとなり9時過ぎには1559.6ドルまで下がった。東京も夜間立会でNY金の反発によって期先は5506円まで上がる動きを見せたが、その後のNY金の高値からの値崩れで5500円割れとなっていた。日中立会でもNY金の反落で寄付きから上げ幅を縮小し期先は5489円まで下げた。10時過半前にNY金が1559.0ドルまで下げ為替が円高進行となり5483円の日中安値を更新した。11時前にはNY金が再び1560ドル台を回復する動きとなり、東京も戻る展開となって13時前には5490円台に乗せた。ただ14時前にNY金は再び1560ドルを割る動きとなりその後は1560ドルは挟んだ動きになって東京も5490円台を行ったり来たり。まだ中国の新型コロナウイルスの拡大懸念は収束の状況とはなっておらず、今後も株式市場の圧迫要因になると見たい。暫くは株式市場の動向次第となってくる。一方、白金はNY白金が朝方は高く動いていたが、徐々に上げ幅を縮小しマイナス圏に転じる下げとなって東京もマイナス圏まで続落の動きとなった。NY白金が一時は1004.1ドルまで下がると東京の期先は3518円まで下がる動きを見せた。その後は安値から徐々に戻る動きを見せていたが、大引け前にNY白金が1010.4ドルまで急伸する動きを見せると東京白金は3545円まで上がった。

(東京ゴム)
24日の東京ゴムは大幅続落で期先は181.8円まで急落。期先6月限は前日比8.8円安の182.2円。
本日から中国が旧正月となって上海ゴムは時間外から休場となったが、海外原油安や非鉄の急落を背景に東京ゴムは続落の動きとなった。夜間立会では小幅反発の動きを見せていたが、日中立会では寄付き以降は徐々に値段が下がり始め、9時半過ぎには190円割れとなり10時半には187.5円まで下がる動きとなった。11時半過ぎには更に急落の動きとなり1月22日の安値の187.2円を割ると一気に181.8円まで下げる動きとなった。この水準は2019年11月20日以来の水準となっている。旧正月でのゴムのれ崩れは近年のパターンとなっているが、今年は新型コロナウイルスによる中国経済の停滞懸念もあり東京の下げはまだ続くとみたい。上海ゴが休場中、東京が先行して下がる動きが想定され中国の新型コロナウイルスが収束しない限り売られる動きが続くと見たい。

(東京トウモロコシ) 
24日の東京トウモロコシは小幅反発。期先1月限は前日比20円高の2万4500円。
昨日のシカゴコーンの期近が3.940ドルまで上昇したが東京は反応は薄く、夜間立会で東京トウモロコシの期先は2万4620円まで上昇したのはシカゴ市場が閉まっている時で内部要因での動きとなった。日中立会では寄付き後は逆に2万4540円まで下がる動きとなった。再開したシカゴコーンは反落の動きとなったが、東京の期先は2万4470円まで上げ幅を縮小した。その後は2万4500円まで戻る動きを見せたが14時台に2万4450円まで下がり安値更新をした。今晩は米国の週間輸出制約高の発表が控えておりシカゴの動きが注目される。東京はまだ高い水準のままとなっているので高いところは売りを仕掛けてみたい。

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