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アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(シカゴ穀物は総じて急伸)

シカゴ穀物は総じて急伸

(NY貴金属)
17日のNY金はドル高を嫌気して小反落。NY金期近2月限は前日比1.5ドル安の1292.3ドル、NY白金期近4月限は同4.4ドル高の812.3ドル。
1290ドルを挟むここ最近のレンジ取引に変わりないが、英国のEU離脱の動きに対する不透明さからドルが買われ、金はまた1290ドル割れもみせていた。21日までにメイ英首相は代替案を提示する必要があるが、EUが妥協する姿勢をみせていないことから、小幅な修正にとどまるとの指摘も多い。その場合、合意なき離脱の可能性も高まるとして、市場ではポンド安やユーロ安を警戒する声も少なくない。その一方、堅調なNY株式市場を背景に、米長期金利が上昇していることも、金の圧迫要因になっていた。パラジウムは一時、1400ドルに迫る急騰を演じた。ストップロスの買いがヒットしたためだが、将来的な需要拡大を背景に積極的な買いにつながったという。ただ、高値から大きく値を崩したことで、かなり上ヒゲの長いチャートを形成しており、テクニカル的には目先の高値示現ともいえる。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
17日のWTI原油は小反落。WTI原油期近3月限は前日比0.25ドル安の52.36ドル、北海ブレント期近3月限は同0.14ドルの61.18ドル。RBOBガソリン1月限は同1.41セント高の143.00セント、NYヒーティングオイル期近1月限は同1.03セント安の18.43セント。
弱気なファンダメンタルズを無視して強引に上昇する動きに対する高値警戒もあり、上げは一服へ。下落局面では前日の弱気な米EIAの在庫統計、さらに15日に発表された米EIAの月報が売り材料になっていた。月報では2020年も米国の原油が増産すると指摘されており、長期的な増産によって、その他産油国の減産効果が薄れるとの懸念も挙がっていた。さて、OPEC月報が発表されたが、2019年の世界の石油需要は前年比129万バレル増となり、伸びは据え置かれた。一方、12月の原油生産は前月比75.1万バレル減の日量3158万バレルとなり、予想以上の減少を示していた。予め、強い内容が指摘されるとの見方もあり、発表後の反応はイマイチで、その後、ブレントは60ドル台まで急落していた。ここ最近のパターンであるが、NYガソリンもしくはNYヒーティングオイルのいずれかが、けん引役となり、原油の戻りを促しており、本日はNYガソリンの高値誘導が目立っていた。石油製品の在庫は急増しており、需要が低迷している中での高値誘導の動きには今後とも警戒したい。

(CBOT大豆)
17日のCBOT大豆は急伸し、期近3月限は9ドル台を回復している。期近3月限は前日比13.00セント高の907.50セント、期近5月限は同13.00セント高の921.00セント。
ブラジルでは乾燥している地域での恵みの雨が期待外れに終わり、再びホット&ドライが懸念される状況に。中国による米国大豆の成約が低調なことが圧迫要因になっていたが、ブラジル大豆の大豊作期待の後退もあり、改めて米国大豆の大量成約に動かざるを得ないとして、大豆は買いが膨らんだという。期近3月限が9ドル台に乗せてから、ストップロスの買いがヒットして、一気に上げ幅を拡大し、短時間で9.10ドル台まで上伸していた。政府機関の一部閉鎖の影響で、米農務省の週間輸出成約高の発表が見送られていることも、弱気な成約高が懸念材料とならないため、結果的に買い安心感につながっていた。

(CBOTコーン)
17日のCBOTコーンはテクニカルな買いに急伸し、期近3月限は3.80ドル台を回復する動きもみせた。期近3月限は前日比6.50セント高の380.50セント、期近5月限は同6.25セント高の388.50セント。
アジア時間帯から2セント前後の上昇をみせていたが、シカゴ大豆・小麦、そしてコーンもほぼ同時に大きく買い進まれ、コーン市場でも20日移動平均線を上抜いたことで、ストップロスの買いがヒットし、期近3月限の3.80ドル台回復の動きをみせた。ただ、3.80ドル台での買いは長続きせず、上げ一服も。ファンダメンタルズ面では大豆同様、ブラジルのホット&ドライな天候によるイールド低下が懸念されていた。大豆の生産高下方修正が注目されているが、コーンの下方修正も注目されつつある。その一方、ウクライナのコーン輸出が予想以上に拡大しており、3.80ドル台では圧迫要因になっていたフシもある。しかし、3.79ドル台での下値固めの動きをみせたあと、また3.80ドル台を回復し、高値更新の動きをみせたことから、上値追いの展開を今後予想する声も多く聞かれた。

エクスプレスコメント(《穀物》 米農務省の作付意向面積と全米在庫の要旨)

《穀物》 米農務省の作付意向面積と全米在庫の要旨

米農務省は29日(日本時間30日深夜1時)に2018年度の米国の作付意向面積と3月1日現在の全米在庫を明らかにしているが、その要旨は下記の通り。

(作付意向面積) 単位:百万エーカー
今回発表  予想平均       予想レンジ    前年度実績
コーン  88.026  89.420  87.550-91.000  90.167
大豆   88.982  91.056  89.900-92.600  90.142
全小麦  47.339  46.297  43.900-47.200  46.012

(3月1日現在の全米在庫) 単位: 十億ブッシェル
今回発表  予想平均    予想レンジ   前年同期
コーン  8.888  8.703  8.550-8.881  8.622
大豆   2.107  2.030  1.810-2.110  1.739
小麦   1.494  1.498  1.450-1.640  1.659

AMコメント(東京原油・石油製品は小幅高にとどまる)

東京原油・石油製品は小幅高にとどまる

(東京原油・石油製品)
17日の東京原油・石油製品は続伸も、上げ幅縮小へ。11時現在の原油期先6月限は前日比10円高の4万0040円、ガソリン期先7月限は同10円高の5万1320円、灯油期先7月限は同80円高の5万5900円。
東京原油・石油製品は円安を好感して続伸している。清算値決定にかけて海外市場が水準を切り上げ、さらに東京の夜間取引終了にかけての円安で東京原油は4万0400円台に上伸した。再開したWTIの反落と円安一服もあり、東京原油は上げ幅を縮小している。さて、米EIAの在庫統計は3週連続で弱い内容となったが、それを無視しての上昇には高値警戒も。夜間では原油の4万円割れも予想されるが、深押しあれば、夜間では買い拾ってみたい。日中取引は海外市場の下げ幅拡大も予想されるため、さらに値を消し、原油で4万円を試す動きが予想される。

デイリーコメント(東京金は上伸し、大納会以来の4500円台で終える)

東京金は上伸し、大納会以来の4500円台で終える

(東京原油・石油製品)
17日の東京原油・石油製品は急ピッチの円安を好材料にして続伸も、上げ幅を縮小している。原油期先6月限は前日比90円高の4万0120円、ガソリン期先7月限は同280円高の5万1590円、灯油期先7月限は同190円高の5万6010円。
急ピッチの円安を好材料にして東京原油は続伸したが、日中取引では上げ幅を縮小している。円安にブレーキがかかり、朝方上伸していた日経平均株価が下落したため、円高に進行。さらに、海外原油の反落とその下げ幅拡大で、原油は4万円ちょうどまで下落し、マイナス圏まで値を崩した。昼にかけて円安が回復したため、原油は4万0200円台まで戻すなど、マイナス圏の動きは一時的にとどまった。さて、今夜、OPEC月報が発表されるが、産油国の減産を改めて認識する可能性もあり、支援材料になる可能性も高いとみる。

(東京貴金属)
17日の東京金は円安を好材料にして反発。金期先12月限は前日比22円高の4515円、白金期先12月限は同17円高の2815円。
NY金は同値圏で推移しているが、円安がかなり進行したため、東京金の水準を押し上げ、4500円台を回復している。朝方は踏み上げを誘って夜間の高値を更新。その後、日経平均株価が下押ししたため、円高が進行し、上げ一服。昼前に円安水準を回復したものの、ドル高が進行したため、この円安は東京金の支援材料になり切れず、上げ一服へ。引き続き、ドル高を警戒すべきで、東京金の4500円割れもありそうだ。ただし、4500円以下は買い下がりたい。注目はパラジウムで、NYパラジウムの急騰を受け、4300円台まで急伸している。需要拡大から4300円はまだ通過点とみる。

(東京ゴム)
17日の東京ゴムは上伸も、上げ一服。RSS期先6月限は前日比1.2円高の184.8円、TSR期先5月限は同0.4円高の152.5円。
夜間では調整安をみせていたが、円安やNYダウの続伸、さらに時間外の上海ゴム続伸もあり、東京RSSは朝方から買い直されていた。10時にRSS先限は185円を示現している。185.0円示現後、日経平均株価の値崩れと円高、再開した上海ゴムの上げ一服から、上げ幅を縮小し、184.0円まで値を消した。昼前にまた185円を試す動きもあったが、新規買いが乏しかったようで、結果的に上抜けず。週末の生産国会合を前にして売り手控えの中、新規買いも厳しい値位置になりつつある。

(東京トウモロコシ) 
17日の東京トウモロコシは円安を受け反発。期先1月限は前日と変わらずの2万2870円。
東京トウモロコシは急ピッチの円安を好感して反発し、朝方から2万3000円台回復をみせた。夜間では反応薄だったが、値ごろ買いに日中取引では上伸へ。ただし、日中取引での円高もあり、その後、上げ幅を縮小している。シカゴコーンの先行き不透明さもあり、商いは低迷しているが、しばらくは玉次第で、臨機応変に対処したい。前日の東京はシカゴ急落に見合う下げをみせていないため、本日の上げ渋りをみせたといえる。それだけに、内部要因の動きには注視したい。

(東京米国産大豆)
17日の東京一般大豆は変わらず。期先12月限は前日と同じ4万7210円。
バイカイのみで、東京一般大豆は相変わらず動意薄。前日は日中取引でもバイカイの動きをみせたが、本日はその動きもなかった。バイカイのみで、流動性の回復は期待薄。

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