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アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(NY金は大幅安を演じ、1600ドル割れへ)

NY金は大幅安を演じ、1600ドル割れへ

(NY貴金属)
31日のNY金は、急落し、1600ドル割れをみせた。NY金期近6月限は前日比46.6ドル安の1596.6ドル、NY白金期近7月限は同6.1ドル高の729.9ドル、NYパラジウム期近6月限は同107.2ドル高の2304.8ドル。
ドル高・ユーロ安が進行し、金の大きな下押し要因になっていた。欧州の金融市場のリスクを警戒してユーロ売りが一段と進行し、ドル買いにつながっていた。この金の値崩れ局面では四半期末の資金引き揚げの動きも重なり、下げには、拍車をかけたとみられる。4月早々のイベントリスクを警戒して、金市場でのヘッジ買いも期待されたが、インドや中国の実需の買いが全くみられず、金ETFの増加もストップしたこともあり、整理売りが急拡大してしまったとみられている。1594.0ドルまで急落した後、1600ドル台回復し、再び20日移動平均線を上抜いているが、この20日移動平均線を維持するかどうかポイントに。白金は700ドル台前半で推移しており、レンジ内の動きをみせている。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
31日のWTI原油は、一時上伸したが、その後、高値から大きく値を消し、清算値ベースでは小幅上昇にとどまった。WTI原油期近5月限は前日比0.39ドル高の20.48ドル、北海ブレント期近5月限は同0.2ドル安の22.74ドル。RBOBガソリン5月限は同2.41セント安の59.27セント、NYヒーティングオイル期近5月限は同1.38セント安の100.15セント。
アジア取引時間帯には急伸する場面もみせたが、NYダウ先物の続伸、そして20ドル台回復による打診買いが集中しての出直りにつながり、WTI期近5月限は前日の19.27ドルの安値から2.62ドルも買い進まれる展開もみせた。米ロの首脳会談も実施され、ここで原油相場も協議されたため、ロシアの増産見送りの思惑も勝手に出た模様。しかし、サウジとロシアの4月からの大幅増産のスタンスに変わりないこと、目先発表される在庫統計がかなり弱い内容になることも想定され、大きく売られることに。WTIはひとまず20ドル台を維持しているが、米APIの発表次第で、20ドル割れも想定されている。

(CBOT大豆)
31日のCBOT大豆は、小しっかり。期近5月限は前日比3.25セント高の885.50セント、期近7月限は同2.75セント高の889.25セント。
米農務省が明らかにした作付意向面積は8351.0万エーカー。事前予想平均は8486.5万エーカー、2月の年次農業フォーラムで示された作付け面積は8500.0万エーカーのいずれも下回った。3月1日現在の全米在庫は22億5300万ブッシェルで、事前予想平均は22憶4100万ブッシェル、前年同期は27憶2700万ブッシェル。市場は前者の意向面積を好感して、買い戻しにつながり、出直りをみせた。市場ではこの意向面積が実際の作付面積につながるとの見方はほとんどなく、新型コロナウイルスの拡大次第では、さらに減少を強いられる可能性も指摘されていた。一方で、需要減も警戒され、4月の需給報告に対する懸念も挙がっていた。

(CBOTコーン)
31日のCBOTコーンは、一時急落も、買い戻される。期近5月限は前日比0.50セント高の341.75セント、期近7月限は同1.00セント安の346.50セント。
米農務省が明らかにした作付意向面積は9699.0万エーカー。事前予想平均は9432.8万エーカー、2月の年次農業フォーラムで示された作付け面積は94000.0万エーカーを軒並み大幅に上回った。3月1日現在の全米在庫は79億5300万ブッシェルで、事前予想平均は81憶2500万ブッシェル、前年同期は86憶1300万ブッシェル。注目はやはりかなり弱気な作付意向面積である。米農務省発表後に期近5月限は3.4475ドルまで急伸したが、その後、弱気な意向面積を嫌気して、一気に3.3350ドルまで急落した。米農務省の公式発表がHP上に変わってから、市場の反応に変化もあり、発表後の上伸は思惑買いが影響した可能性もある。ただ、3月の安値である3.32ドルを維持したこと、ある程度、先取して値崩れした経緯もあり、3.3350ドルの安値示現後、ジリジリと買い直され、発表から1時間も経たないうちに3.40ドル台を回復。その後は3.40ドルを挟む動きをみせた。今回の意向面積の実地調査は2月下旬から3月上旬に行われているが、その後、米国を取り巻く環境は激変しており、生産者の作付意欲の後退も想定され、今回の弱気な数字を鵜呑みにする市場参加者はほとんどみられず、結果的に買い戻しにつながったとみる。それでも、エタノール需要の悪化は避けられず、戻りも限られるとの見方が支配的。

エクスプレスコメント(米FRBの緊急利下げで東京金は一時下げ幅を縮小も売り場提供に)

米FRBの緊急利下げで東京金は一時下げ幅を縮小も売り場提供に

(東京貴金属)
16日の米FRBの緊急利下げで東京金は一時下げ幅を縮小も売り場提供に。11時時点での東京金期先2月限は前週末比82円安の5250円、白金期先2月限は同53円安の2637円、パラジウム期先2月限は同736円安の5740円。
週末のNY金は大幅続落の動きを見せていたが、週明けに米FRBの緊急利下げによってNYダウ先物が急落、米長期金利の低下、ドル安となりNY金は一時1574.8ドルまで急騰する動きを見せた。このNY金の上昇を受けて東京金も下げ幅を縮小する動きとなったが、東京は為替の円高もあって戻りも限定的となった。ただNY金は高値をつけてから上げ幅を徐々に縮小する動きとなり、先週と同様に急反発の場面では売り場提供となっている。東京金の期先は5321円の戻りとなったがその後は徐々に下がる動きとなり、10時過ぎにはNY金が1523.3ドルまで急落すると東京金は5196円まで下がった。世界的に新型コロナウイルスの拡大が深刻化し米国では非常事態宣言となっている。また株式市場が不安定な動きを見せており、先週と同様に安全資産での金買いより金市場からの資金の引き上げの動きが続くと見たい。

AMコメント(東京金は大幅安、NY金急落と円高のダブルパンチを浴びて)

東京金は大幅安、NY金急落と円高のダブルパンチを浴びて

(東京貴金属)
1日の東京金はNY金の急落と円高を受けて大幅安。11時時点で金期先2月限は前日比149円安の5441円、白金期先2月限は同43円安の2463円、パラジウム期先2月限は同325円高の8015円。
NY金は1600ドルを割り込むなど大幅安を強いられ、さらに急ピッチの円高が影響して、東京金は夜間取引から大幅安を強いられ、前日の高値から200円以上の下げを強いられた。NY金は再開後に1576.0ドルまで急落したが、下げ一服から1590ドル台回復へ。しかし、円高進行から東京金は9時過ぎに5400円割れをみせた。その後、NY金が銀の出直りを好感して戻りをみせたこと、円安に傾斜したこともあり、10時前に5440円台まで戻りをみせた。

デイリーコメント(東京金は急落し5500円割れ)

東京金は急落し5500円割れ

(東京原油・石油製品)
1日の東京原油・石油製品は大幅続落。東京原油期先8月限は前日比1780円安の2万3000円、東京ガソリン期先9月限は同350円安の3万3520円、東京灯油期先9月限は同1220円安の3万3500円、
前日のWTIが21.89ドルまで上がる動きを見せたが高値からは大きく値を崩す動きとなった。東京原油・石油製品の夜間立会は為替の円高と下げ渋りからの反動安で大きく売られる動きとなった。日中立会でもWTIは続落の動きを見せ東京原油は下げ幅を拡大し8月限は2万3300円の安値更新の動きとなった。ただその後はWTIが上がる動きを見せ、為替も円高の流れから円安方向に動くと東京原油も戻り、10時過ぎには2万4220円まで上がった。11時過ぎにも2万4220円の高値まで上がったが、その後は為替の円安の一服によって2万4000円割れとなった。WTIは一時は20.80ドルまで上昇する動きを見せたが昼過ぎからは20.50ドルを挟んだ小幅のレンジ内の動きとなった。14時過ぎにWTIが20.40ドル割れとなり15時過ぎには20.10ドル割れまで下がると東京原油は2万3000円まで売られる動きとなった。WTIは現在20ドルを維持した動きを見せているが、今晩はEIAの在庫統計の発表があり今朝発表されたAPIの在庫統計では原油在庫は急増していた事から、EIAでも弱気な内容となったら20ドル割れも想定したい。為替も円高気味の動きを見せており、WTIの弱い動きと合わせて今晩の東京原油・石油製品の圧迫要因となると見たい。

(東京貴金属)
1日の東京金は急落し5500円割れ。東京金期先2月限は前日比140円安の5450円、白金期先2月限は同56円安の2450円、パラジウム期先2月限は同108円高の7798円。
前日にNY金が暴落の動きを見せ東京金も夜間立会から大幅反落の動きとなった。ドル高・ユーロ安を背景にNY金は1588.2ドルまで暴落の動きになり東京金の期先は5405円まで急落する動きとなった。円相場はドル高の割に円安に進まず東京金はNY金の下げをそのまま受ける形となった。日中立会はNY金が続落の動きを見せ、為替が寄付き前から円高に進んだ為、東京金は下げ幅を拡大し5394円の安値更新となった。NY金は朝方に1576.0ドルまで急落したが、その後は徐々に戻りを見せ14時前に1600ドルを超えて1601.4ドルまで上がった。為替も9時半以降に円高の流れから円安の動きとなって東京金は安値から切り返しの展開となって徐々に戻りを見せ、13時過ぎには5477円まで下げ幅を縮小した。14時になると為替が円高に進み、NY金も1600ドル割れとなって東京金は5429円まで再び下がる動きとなった。NY金は3月24日以来の1600ドル割れの動きとなったが、本日はNYダウ先物が急落しNY金が急ピッチな戻りを見せていることから再び1600ドル回復も想定したい。ただドル高の流れは変わらずとなっており、NY金は再び高いところは売られる動きになると見たい。東京はNY金の戻りによって5500円付近まで戻る動きも予想されるが上値は限定的と見たい。東京白金は前日にNY白金は反発の動きを見せ夜間立会では期先は2520円まで上がったが、為替の円高でその後は下がる動きとなった。日中立会はNY白金の反落と円高で2444円まで急落する動きとなった。その後は為替の円安で一時2485円まで戻る動きを見せたが、14時過ぎから為替の円高で再び下がり15時過ぎに2442円まで下がった。東京金ほどの急落とはなっていないが、白金の上値の重い展開が続いている。NY白金と同様に戻ったところは売られると見たい。

(東京ゴム)
1日の東京ゴムの9月限は141.2円まで下がり安値更新。期先9月限は前日比3.7円安の141.5円。
夜間立会では小動きとなっていた東京ゴムは日中立会では反落の動きとなった。NYダウの急落や為替の円高を受けて東京ゴムの期先は日中立会の寄付きで142.1円まで急落した。142円台は2009年3月以来の水準となっている。その後は為替の円安や上海ゴムの小幅安を材料に戻りを見せ1時半には145.2円まで上がる動きを見せた。ただ高値をつけて以降、買いは続かず再び下げる動きになり、14時過ぎには為替が円高に進み上海ゴムも反落の動きとなると、東京ゴムは安値更新の動きになり141.2円まで下がった。また外部要因による戻りを見せたが、ゴムの需要低迷は変わらずとなっており軟調地合いとなっている。本日の急落で140円割れも視野に入ってきており、戻り売りの流れは変わらずとなっている。

(東京トウモロコシ)
1日の東京トウモロコシの期先は反落。期先3月限は前日比180円安の2万2820円。
弱気な意向面積でシカゴコーンは一時急落する動きを見せた。東京トウモロコシは夜間立会で期先は2万2540円まで急落する動きを見せたが、その後2万2900円まで戻った。日中立会は寄付きに2万282円まで下がったが、再開後のシカゴコーンが序盤は小幅反発する動きとなって東京も2万2900円まで再び戻る動きを見せた。その後、シカゴコーンは反落の動きを見せたが、東京トウモロコシは反応せず、逆に13時過ぎに2万2970円まで下げ幅を縮小する動きとなった。14時過ぎに為替の円高でようやく下がる動きを見せ15時過ぎに2万2820円まで下がった。東京は相変わらずの下げ渋りの動きを見せている。シカゴは米国のエタノール需要の低迷が長期化の様相となっており軟調地合いが続くと見たい。東京は下げ渋りが続いており反動安を待ちたい。

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