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商品市場情報

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(石油製品の上伸に追随して海外原油は買い直され、上昇)

石油製品の上伸に追随して海外原油は買い直され、上昇

(NY貴金属)
18日のNY金はドル高を嫌気した下値波乱をみせたが、その後買い戻され、小反発。NY金期近8月限は前日比0.6ドル高の1227.9ドル、NY白金期近10月限は同2.1ドル安の817.8ドル。
米長期金利の高止まりの中、ドル高が一段と進行し、金も前日の安値を大きく更新した。1220ドル割れも予想されたが、ドル高修正の動きがみられ、金は買い戻され、1220ドル台を維持することに。ただ、1230ドルの壁も厚く、自律反発の戻りに過ぎないとみられている。期近8月限の整理商いの本番はこれからで、手じまい売りによる下振れ懸念はまだくすぶっている。白金も急落し、また800ドル台まで下げもあったが、ドル安をキッカケに買い直された。実勢悪に変わりはなく、いずれ800ドルを大きく割り込むとみられているが。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
18日のWTI原油はNY石油製品の上伸に追随して買い直され、上伸している。WTI原油期近9月限は前日比0.59ドル高の67.75ドル、北海ブレント期近9月限は同0.74ドル高の72.90ドル。RBOBガソリン8月限は同1.83セント高の204.44セント、NYヒーティングオイル期近8月限は同2.02セント高の209.03セント。
注目の米EIAの在庫統計で、原油在庫は前週比583.6万バレルの大幅増となった。製油所稼働率の低下、原油輸入の急増、さらに原油生産が日量1100万バレルに達したことが影響したとみられ、発表後のWTI期近9月限は66.29ドルの安値を示現した。ただ、製油所稼働率の低下が影響し、ガソリン在庫は同316.5万バレル減になるなど、石油製品在庫の減少を好感してNY石油製品が次第に買い進まれていた。石油需要も改善しており、打診買いに弾みが付き、結果的にWTIとブレントの水準を押し上げることになったという。前日同様、清算値決定前に上伸するものの、上値の重い相場つきをみせていた。米国の原油増産がまた顕著になったこともあり、下向きの流れに変わりないとみる。

(CBOT大豆)
18日のCBOT大豆は波乱の中、小幅続伸。期近8月限は前日比2.50セント高の842.00セント、新穀11月限は同2.50セント高の857.75セント。
連日の大きな戻りに対する警戒から軟調地合いも強いられていたが、パキスタンによる米国大豆の輸入の動きがみられるなど、米国大豆の輸出改善が期待され、支援材料になっていたという。中国向けの輸出に大きなブレーキがかかるとみられ、急落したのは確か。その一方で、新たな輸出先の確保の動きもみられ、値ごろ買いが継続していた。米国大豆のイールドに対する悲観的な見通しも一部で挙がっており、買い材料になっていた。

(CBOTコーン)
18日のCBOTコーンは狭いレンジの中、小幅続伸。期近9月限は前日比0.50セント高の346.75セント、新穀12月限は同0.25セント高の372.00セント。
テクニカルな買いが引き続き支援材料にになっていたが、米国コーンのイールドを巡る思惑も材料視され始めている。8月には2018年度の米国コーンの第一回生産高予想が明らかにされるが、注目はイールド。作柄が極めて良好のため、高い水準のイールドを期待する声もあるが、その一方で、高温障害のため、180ブッシェル以下のイールドにとどまるとの見方も出ている。現在の作況指数を考慮すれば、180ブッシェルを越える水準でもおかしくはないが。ただ、イヤーコーンの肥大はこれからも進行するため、イールドのより正確な水準はまだ不透明で、思惑に翻弄される可能性も。20日移動平均線までの戻り賛成との声もあるが、米コーンベルトの生育に理想的な天候も期待されており、結果的に高値から値を消して取引を終えた。

エクスプレスコメント(石油製品・原油レポート)

石油製品・原油レポート

WTI原油・NY石油製品・北海ブレント市況

 米EIAの在庫統計で、原油在庫が急増したものの、石油製品の在庫減と需要回復を好感する展開となり、NY石油製品の上伸がリードして、WTI・ブレントとも買い進まれることに。
原油在庫は、原油輸入の急増、製油所稼働率の低下、さらに米国の原油生産が日量1100万バレルに達したことが大きかったといえる。特に、原油生産は久しく伸び悩んでいただけに、日量1100万バレルのインパクトもあり、発表後のWTI・ブレントとも一段安を強いられた。
しかし、株価の堅調地合いが続く中、石油需要の改善が注視され、今後の増加期待から、NY石油製品が上伸し、WTI、そしてブレントを押し上げることとなった。
WTIは清算値決定後に上げ幅を拡大していたが、納会を意識した動きとみられ、それにブレントは同調しなかった。
世界的な原油の供給改善の動きから急落を強いられたWTI・ブレントであるが、その弱気なファンダメンタルズに変わりはなく、あくまでもこの原油の戻りは自律反発とみる。

情報分析

・米EIAの週間石油在庫統計
米EIA(エネルギー情報局)は18日、13日現在の週間石油在庫統計を明らかにしている。
原油在庫は前週比583.6万バレル増(事前予想平均は360万バレル減)、ガソリン在庫は同316.5万バレル減(変わらず)、中間留分在庫は同37.1万バレル減(同90万バレル増)、製油所稼働率は94.3%(同97.1%)。WTI原油の認証在庫であるクッシング在庫は前週比86万バレル減。
前日に発表された米APIの在庫統計で、原油在庫は前週比60万バレル増、ガソリン在庫は同40万バレル増、中間留分在庫は同170万バレル増、クッシング在庫は同130万バレル減。
13日までの一週間の石油需要は日量平均で2130.2万バレル(前週1990.8万バレル、前年2117.8万バレル)、ガソリン需要は同970.8万バレル(前週927.5万バレル、前年959.2万バレル)、中間留分需要は同414.1万バレル(前380.5万バレル、前年433.4万バレル)。
原油生産は日量平均で1100.0万バレル(前週1090.0万バレル、前年942.9万バレル)、原油輸入は同906.6万バレル(前週743.1万バレル、前年799.6万バレル)。

東京石油製品・原油の相場見通し

 東京原油は海外原油の出直りを好感して上伸し、また4万9000円台回復をみせた。原油在庫の急増や原油の増産を無視しての上昇は長続きしないとみる。また、4万9000円割れを強いられると考えたい。海外原油の出直りはまだ先とみて、4万9000円台では売り上がってみたい。

AMコメント(海外原油の大幅安を嫌気して東京原油は急落)

海外原油の大幅安を嫌気して東京原油は急落

(東京原油・石油製品)
17日の東京原油・石油製品は海外原油の急落を受けて大幅安。11時現在の原油期先12月限は前週末比1290円安の4万8560円、ガソリン期先1月限は同1280円安の6万1140円、灯油期先1月限は同1300円安の6万6750円。
トランプ米大統領が米国の石油戦略備蓄在庫(SPR)の放出を示唆ことで、週明けの海外原油は急反落し、前週半ばに示現した安値を大きく更新した。連休明けの東京原油は急落を強いられ、海外原油に合わせて安値を更新。以前の急落局面で東京は下げ渋りをみせていたが、本日も下げ渋りが顕著となり、安値から500円近い戻りをみせた。結果的に、また今回も東京の下げ渋りが顕著に。海外原油のこれまでの急落を踏まえると、円安を踏まえても4万8000円割れでもおかしくはなかったといえるが。すでに海外原油の基調は弱気に転じているだけに、強引な戻りは売り場提供となる。

デイリーコメント(東京金はNY金の続急落を受けて一段安)

東京金はNY金の続急落を受けて一段安

(東京原油・石油製品)
18日の東京原油・石油製品は円安を好材料に反発。原油期先12月限は前日比440円高の4万8570円、ガソリン期先1月限は同380円高の6万1230円、灯油期先1月限は同450円高の6万6780円。
東京石油市場は急ピッチの円安を好材料にして上伸。ただ、夜間取引終了と同時に発表された米APIの在庫統計が弱気な内容となり、その後の海外市場の値崩れを嫌気して、日中取引では上げ幅を縮小した。さらに円安が進行したため、下げは限定的だったが、海外原油の値崩れを踏まえると、本日の東京も下げ渋りをみせたといえる。米EIAの在庫が目先注目される。市場の予想通り、強い内容が発表されても、売り場提供になるとみる。海外原油の基調は弱気に転じており、さらなる整理商いによる下げが十分考えられるため。14時半過ぎからドル高を嫌気して、海外原油は下げ幅を拡大し、東京原油も売り直された。

(東京貴金属)
18日の東京金はNY金の続急落を受けて一段安。金期先6月限は前日比36円安の4442円、白金期先6月限は同36円安の2957円。
パウエル米FRB議長の議会証言を受け、ドル高が進行し、NY金は大幅続落を強いられ、期近ベースでは昨年7月13日以来の安値を示現。そのNY金の急落を嫌気して東京金は続落しており、円安は支援材料になれず。米長期金利の高止まりを背景にしてNY金期近8月限の整理売りが今後、本格化するだけに、NY金のさらなる急落を警戒すべきで、売りスタンスはそのまま。白金もさらに値を消しているが、実勢悪から白金はどこまで行っても売り有利である。長期に渡って、白金の需要の縮小は決定的であり、需給バランスの悪化から買い目はない。14時過ぎにドル高が進行し、NY金が値崩れをみせたため、東京金は4450円を割り込んだ。NY金は前日の安値を下抜け、一段安の様相をより鮮明にしたといえる。15時前に東京金・白金とも夜間の安値を更新した。

(東京ゴム)
18日の東京ゴムは薄商いの中、小しっかり。期先12月限は前日比1.3円高の174.4円。
日中取引では夜間の高値を更新するなど、堅調地合いをみせていたが、前日の高値を上抜けず、ボックス圏で推移していた。25日の当限納会に市場の関心が集まっており、当限が小動きだったことも様子見ムードを助長していた。タイの一部農園の縮小の動きもあるが、即効性がなく、支援材料になり切れず。

(東京トウモロコシ)
18日の東京トウモロコシは反発も、上げ渋りは相変わらず。期先7月限は前日比160円高の2万3400円。
シカゴ上伸に加えて、円安進行もあり、逆行安をみせていた東京トウモロコシもさすがに上伸した。前週後半からの逆行安だっただけに、その反動から2万3500円台も期待された。再開したシカゴコーンはさらに上伸したが、東京はまた逆行安を演じた。市場人気の後退から買いが続かず、連日の値崩れにつながっているが、シカゴの先安懸念が根底にあるため。逆行安でなければ、2万3700円台でもおかしくはなかったとみる。

(東京米国産大豆)
18日の東京一般大豆は動意薄。期先6月限は前日比170円安の4万5000円。
日中取引では全くの動意薄。ここにきてシカゴ大豆は戻りをみせているが、それまでのシカゴ急落に動意薄だっただけに、上げ渋りも仕方ない。結果的に仕掛けが見送られている。

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