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アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(米長期金利の急上昇を嫌気してNY貴金属は全面安)

米長期金利の急上昇を嫌気してNY貴金属は全面安

(NY貴金属)
25日のNY金は、米長期金利の急上昇を嫌気して急落となった。NY金期近4月限は前日比22.5ドル安の1775.4ドル、NY白金期近4月限は同26.4ドル安の1231.5ドル、NY銀期近5月限は同24.3セント安の2768.5セント。
米長期金利は1.50%を越える急上昇をみせているが、それを嫌気してNY株価も急落。インフレ要因の牽引役となっていた株価が急落したことも金の圧迫要因に。期近4月限は1763.9ドルまで急落したものの、19日の安値である1759.0ドルの安値更新には至らず。その当時よりも非鉄が急騰しており、インフレヘッジとしての買いが金市場でみられたこともあり、1770ドル割れは一時的で、米国取引時間帯では1770ドル台の取引が中心だった。ただ、米長期金利の水準からみると、今後とも金の下振れリスクが懸念されるとの声も多く、1800ドル台回復は厳しくなったとの見方が多い。その他貴金属も米長期金利の急上昇とNY株価の急落を嫌気して値崩れを強いられた。白金はストップロスの売りがヒットして、1230ドル割れをみせたが、瞬間的。早々に1240ドル台回復もみせたが、株価が急落しているため、戻りもイマイチ。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、波乱含みの中、清算値決定を前にして買い直され、小幅続伸。WTI原油期近4月限は前日比0.31ドル高の63.53ドル、北海ブレント期近4月限は同0.16ドル安の66.88ドル。RBOBガソリン4月限は同0.13セント安の197.64セント、NYヒーティングオイル期近4月限は同0.21セント安の189.79セント。
米長期金利の急上昇を嫌気してNY株価が急落しており、それを嫌気して石油市場も一時急落。WTI期近4月限は62.65ドルまで売り込まれたものの、原油市場の先高期待は根強く、格好の買い場提供となり、株価急落の中、63.81ドルの高値示現をみせた。さすがに、他市場の値崩れを警戒した利益確定売りにまた63ドルを割り込んだものの、清算値決定にかけて63ドル台を回復するなど、底固い動きをみせていた。将来的な石油需要の回復による需給バランスのタイトな状況を意識して、押し目は買われる展開に。清算値決定にかけWTIはまたプラス圏をみせたが、WTI買い・ブレント売りのスプレッドの動きが影響したともみられている。

(CBOT大豆)
25日のCBOT大豆は、期近限月中心に急反落。期近3月限は前日比16.75セント安の1407.00セント、新穀11月限は同6.75セント安の1231.50セント。
ブラジル大豆の収穫遅れから期近3月限は14.43ドルまで一時急伸した。しかし、米農務省が発表した週間輸出成約高が期待外れの内容だったこともあり、発表後、大きく値を消し、高値から40セント以上も売られる場面も。週間輸出成約高は、2020年度が16万7900トン(事前予想は20万~80万トン)、2021年度が7万0800トン(同0~50万トン)。貴金属市場が急落する局面では、すでに大豆市場は買い戻しに下げ幅を縮小していた。安値示現後、14.15ドルまで戻すなど、14ドル割れでの下値確認の動きともみられている。

(CBOTコーン)
25日のCBOTコーンは、弱気な輸出需要を嫌気して期近中心に反落。期近3月限は前日比5.25セント安の554.00セント、新穀12月限は同3.00セント安の473.75セント。
米農務省が明らかにした週間輸出成約高は、2020年度が45万3300トン(事前予想は50万~130万トン)、2021年度が14万5900トン(同5万~30万トン)。期待外れの内容だったこともあり、期近3月限は高値から急落し、一時、5.4250ドルまで大きく売られた。しかし、早々に5.50ドル台を回復するなど、出直りも早く、強基調を再確認したとの声も挙がっていた。新穀12月限はサヤを買う動きが影響し、さらに逆ザヤ幅を縮小している。高値警戒からの上げ一服だけに、月末要因のポジション調整安との見方も支配的。

エクスプレスコメント(《米国産穀物レポート》)

《米国産穀物レポート》

シカゴ穀物市況

 シカゴコーンはシカゴ小麦の大幅安に追随して反落しているが、小幅安にとどまった。大豆は12万0700トンの仕向け先不明の成約があったことを好感して期近中心に続伸している。
シカゴ小麦はロシアの小麦産地で恵みの雨が確認され、冬小麦の作付にプラスに働くことから、急反落へ。今週も降雨が予想されており、ウクライナの乾燥リスクの後退も警戒されていた。
ただ、南米の乾燥した天候リスクに変わりはなく、シカゴコーン期近12月限は4.10ドル台での下値固めから、4.20ドルを試す水準まで戻りを何度はみせていた。それでも、小麦急落は無視できず、週末に付けた4.20ドルがひとまず、壁になっていた。

情報分析

・米農務省による生育進展状況(25日現在)
米農務省は26日シカゴ引け後にコーンと大豆の生育進展状況を明らかにしている。
コーンの収穫は全米平均で72%(前週60%、前年38%、平年56%)。収穫に対する事前予想平均は73%(予想レンジは68%~75%)。
大豆の収穫は同83%(前週75%、前年57%、平年73%)。収穫に対する事前予想平均は86%(予想レンジは83%~89%)。

米国産穀物相場の見通し

 トウモロコシは玉次第の動きでマチマチ。シカゴ通りの動きをみせないことから、人気は一段と低迷している。11月になれば、強気の需給報告期待から、シカゴコーンの一段の急伸も予想されるため、割安な値位置の反動高へ。このため、今週は押し目や突っ込みで買いを狙いたい。

AMコメント(ゴムは急反落し、行って来い)

ゴムは急反落し、行って来い

(ゴム)
26日のゴムは急反落。11時時点で期先8月限は前日比13.4円安の276.6円。
NY株価の急落や非鉄の高値からの値崩れもあり、朝方からRSS3は急反落を演じていた。10時台には下げ幅を拡大し、前日の高値から20円も先限は急落している。もともと、ゴム独自の支援材料がなかった中で、株価や非鉄の連想で強引に買い進まれたことが仇に。行って来いの下落であるが、ゴムの夜間取引終了後の外部要因の動きに翻弄されており、週末の金融市場の状況を見極めてからの週明けの仕掛けが無難。チャート上では、目先の天井を形成した格好になっている。

デイリーコメント(金はNY金の続落で一時6000円割れ寸前まで下落、白金は急反落)

金はNY金の続落で一時6000円割れ寸前まで下落、白金は急反落

(東京石油市場)
26日のドバイ原油・バージガソリン・灯油は海外原油の値崩れで全面安。ドバイ原油の6月限は前日比580円安の4万1170円、バージガソリン8月限は同290円安の5万3330円、バージ灯油8月限は同620円安の5万4640円。
夜間立会の時間帯で海外原油は乱高下の動きとなりWTIは63ドルを行き来する動きとなった。WTIの4月限は夜間の序盤で63.70ドル付近で推移しドバイ原油の期先は4万2120円まで上昇したが、WTIが徐々に上げ幅を縮小するとドバイ原油も高値から下がる動きとなった。米国の取引時間帯になるとNY株価の急落をきっかけにWTIが62.65ドルまで急落するとドバイ原油は4万1420円まで下落する動きとなった。しかしWTIは将来的な石油需要の回復が根強い事から安値からは買い直され63ドル台を回復し63.81ドルまで上昇するとドバイ原油は4万1900円まで上がったが、WTIが再び63ドルを割れるとドバイ原油も4万1430円まで売られる動きも見せた。日中立会はWTIが朝方から軟調地合いとなりドバイ原油は寄付き直後から売られる動きになり、10時過ぎにWTIが63ドル割れを見せ62.83ドルまで下がるとドバイ原油は4万1230円まで下落した。その後はWTIが63ドル台まで戻る動きとなり11時過ぎに63.30ドル台まで戻るとドバイ原油は4万1520円まで下げ幅を縮小したが、WTIが再び63ドル割れて14時過ぎに62.56ドルまで下がるとドバイ原油も4万0930円まで下げ幅を拡大した。WTIは日中にNY株価や他の商品市場の下落に引っ張られWTIも再び63ドル割れの動きとなっている。まだNY株価の下落や商品市場の軟調地合いも続いており週末にかけてポジション調整の売りも出やすくなると見たい。ドバイ原油は日中に4万0930円まで下がる動きとなっているが、WTIのポジション調整によっては更なる下値水準を下げると見たい。

(貴金属市場)
26日の金はNY金の続落で一時6000円割れ寸前まで下落、白金は急反落。金標準の期先12月限は前日比95円安の6022円、白金標準の期先12月限は同133円安の4155円。
夜間立会の時間帯で米長期金利の上昇でNY金は大幅続落となり1770ドルを割れて1763.9ドルまで急落した。このNY金の急落によって金標準の期先は6049円まで下がった。その後はNY金が1770ドル台まで戻りを見せ金標準は6079円まで下げ幅を縮小したが、為替が円高に進み金標準は6050円台まで売られる動きとなった。日中立会はNY金が朝方から1770ドルを挟んだ動きを見せたが、9時過ぎから1765ドル割れの動きとなり10時過ぎに金標準は6041円まで下げ幅を拡大した。その後はNY金が戻りを見せ12時過ぎに1770ドル台まで下げ幅を縮小すると金標準は6055円まで買い直されたが、NY金の戻りが一服し再び1770ドルを割れて14時過ぎに1755.1ドルまで下げ幅を拡大すると金標準は6011円まで安値更新した。NY金は日中に続落し1755.1ドルまで下がる動きとなっている。NY金は前日の安値を割って下値水準を下げているが、まだ米長期金利は高い水準を維持しておりNY金の軟調地合いが続くと見たい。金標準も日中に6011円まで下がる動きとなっているがNY金の下押し懸念から6000円割れも想定したい。白金は夜間で米長期金利の上昇と他の貴金属やNY株価の急落によってNY白金の4月限は1222.7ドルまで下がり白金標準の期先は4191円まで下落した。日中は非鉄や他の貴金属の下落もあってNY白金も続落し9時過ぎに1213ドルまで下がると白金標準は4134円まで安値更新した。ただ安値をつけてからNY白金は戻りを見せ10時台に1230ドル台まで戻り11時過ぎに1238ドルまで上昇すると白金標準は4205円まで下げ幅を縮小した。昼過ぎからはNY白金が再び1230ドル割れの動きとなり1215ドル台まで下がると白金標準は4135円まで下がった。NY白金は日中に1238.3ドルまで上昇したが再び1220ドル割れまで下落する動きとなっている。前日に1221.9ドルまで急落したが、本日は1213ドルまで下がり下値水準を切り下げており、他の商品市場やNY株価の軟調地合いによってNY白金の軟調地合いも想定したい。白金標準は日中に4134円まで下がる動きとなったが、NY白金の下押し懸念から白金標準の直近安値を更新する動きを想定したい。

(ゴム市場)
26日のゴムRSSの期先8月限は急落し前日の上昇の行って来いの展開。期先8月限は前日比14.1円安の275.9円。
夜間立会でゴムの期先は反落し一時285.5円まで下がる動きとなった。日中立会は上海ゴムの時間外の下落とNY株価の急落もあってゴムの期先は寄付きから下げ幅を拡大し280円まで下がり、10時過ぎになると再開した上海ゴムが一段の下落になるとゴムの期先は272.4円まで急落した。ただ安値をつけてからは278.5円まで戻りを見せたが、日経平均が下げ幅を拡大するとゴムの期先は再び274.2円まで売られた。ゴムの期先は日中に上海ゴムや他の商品市場の値崩れによって急落する動きとなっている。前日に293.6円まで上がる動きを見せてから272.4円まで下がっており他の商品市場の軟調地合いも続いている事からゴムの下値水準の切り下げが続くと見たい。ゴム独自の材料が乏しいく暫くは外部要因の動きに左右されると見たい。

(トウモロコシ市場)
26日のトウモロコシはシカゴコーンの続落もあって急落。期先3月限は前日比860円安の2万9190円。
夜間立会の時間帯で弱気な週間輸出成約高でシカゴコーンは高値から急落し3月限は一時5.4250ドルまで下がったが、その後は5.54ドル台まで戻った。このシカゴコーンの動きを受けてトウモロコシの期先は3万0390円の高値更新した後に2万9820円まで下がった。日中立会は寄付き直後に2万9970円まで下げ幅を縮小する動きとなったが、その後は再び下げ幅を拡大し、10時過ぎから再開したシカゴコーンの続落もあってトウモロコシは14時過ぎに2万9160円まで下がった。シカゴコーンは日中にシカゴ大豆やその他の商品市場の値崩れによって軟調地合いとなっている。ただシカゴコーンの長期的な上昇基調に変わりなく押したところ再び買い場になると見たい。トウモロコシは日中に2万9160円まで下がりシカゴコーンの軟調地合いから更なる下値も想定されるが下がったことろは買い拾われる動きも想定したい。

※当ページの内容はあくまで商品先物取引に関する情報提供を目的としたものですが、内容の無断掲載や引用等は固く禁じます。

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