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アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(NY貴金属は総じて反発)

NY貴金属は総じて反発

(NY貴金属)
21日のNY金は反発し、1280ドル台半ばまで買い直される動きもみせた。NY金期近12月限は前日比6.4ドル高の1281.7ドル、NY白金期近1月限は同14.4ドル高の938.0ドル。
連日の波乱の展開を強いられたが、週明けの急落に対する自律反発の動きで、白金やパラジウムの急伸が支援材料に。その白金やパラジウムは非鉄の急伸を好材料にして、大きく買い進まれた模様。白金は940ドル台回復もみせたが、高値警戒もあり、そこでは利食い売りもみられた。NYダウが急伸したことで、金の買いは続かず、その後、1280ドルを挟む動きが中心に。23日は感謝祭で休場となるため、金市場では様子見ムードが強まったようだ。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
21日のWTI原油は反発している。WTI原油期近1月限は前日比0.41ドル高の56.83ドル、北海ブレント期近1月限は同0.38ドル高の62.60ドル。RBOBガソリン12月限は同2.93セント高の177.31セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同0.38セント高の193.59セント。
30日のOPEC総会を控えて、様子見ムードが支配的。23日に米国は感謝祭のため、市場は休場となる予定で、それも意識され、ポジション調整かたがた、買い戻されていた。WTI主導の上昇もスプレッドの買いでみられたが、57ドル台回復も、米国の原油増産傾向を嫌気して、57ドル台は売り場提供に。市場では米APIや米EIAの在庫統計に注目しているが、原油在庫の減少予想が影響して、ポジション調整の中、買い戻しが優位になったとみられている。

(CBOT大豆)
21日のCBOT大豆は狭いレンジで取引され、小幅安となった。期近1月限は前日比1.50セント安の988.50セント、期近3月限は同1.25セント安の1000.00セント。
23日の感謝祭でシカゴ穀物市場は休場の予定で、24日は短縮取引の予定。このため、市場はポジション調整が支配的で、ボックス圏で推移することに。前週末の急伸に対する調整安を引き続き演じることとなったが、期近1月限の10ドルを目指しての買いもみられず。一方で、中国の買い付け期待もあり、下値も限定的だったという。新規材料待ち。

(CBOTコーン)
21日のCBOTコーンはボックス圏の中、小反落。期近12月限は前日比0.25セント安の344.75セント、期近3月限は同0.25セント安の356.25セント。
コーン市場もポジション調整の動きが中心に。テクニカルな買いに20日移動平均線を試す動きをみせていたが、上抜けず。一方で、月末の期近12月限の第一回受け渡し通知日を控えた買い戻しも影響して、下値も固く、狭いレンジの値動きを強いられていたという。整理商い一巡後の下振れを警戒する声は多いが。

エクスプレスコメント(海外原油は大幅急落、WTI期近ベースで昨年12月以来の安値示現)

海外原油は大幅急落、WTI期近ベースで昨年12月以来の安値示現

WTI原油・NY石油製品・北海ブレント市況

 WTI・ブレントとも大幅安を強いられ、清算値決定にかけて失望売りが膨らみ、ストップロスの売りもヒットして下げ幅を大きくしていた。WTI期近4月限は50ドルに急接近し、ブレント期近5月限は53ドル割れもみせた。
注目の米EIAの在庫統計(下記参照)で、原油在庫は急増したものの、ガソリン在庫と中間留分在庫は揃って大幅に減少した。原油の増加幅以上に、石油製品在庫の減少幅が上回ったことで、WTIは戻りをみせ、52.92ドルの高値を示現した。しかし、その後の下げがほぼ一本調子で、WTIの51ドルを下回ってからの戻りはみられず、ストップロスの売りを伴って急落し、50.05ドルの安値を示現した。
当初、期近4月限の200日移動平均線である51.20ドルを下回ったあと、一目均衡表の雲の下限である51.05ドルの間で推移していたが、ここでも上値が重く、その後の失望売りのキッカケにもなった。
急落の主因は米国の原油増産である。原油が順調に増産が進展しており、前日発表された米EIAの月報での米国原油の増産予想が裏付けられることに。2017年の原油生産を前月の10万バレル増から33万バレル増の日量921万バレルに引き上げしていた。
OPECや非OPECの減産の足並みの乱れもあり、米国の原油増産によって減産がカバーされる可能性も指摘されている。
WTIは期近ベースで昨年12月7日以来の安値を示現したが、週末の米ベーカー・ヒューズの掘削リグ次第で、50ドル割れもみえてくる。

情報分析

・米EIAの週間石油在庫統計
米EIA(エネルギー情報局)は8日、3日現在の週間石油在庫統計を明らかにしている。
原油在庫は前週比820.9万バレル増(事前予想平均は190万バレル増)、ガソリン在庫は同655.5万バレル減(同140万バレル減)、中間留分在庫は同267.6万バレル減(同90万バレル減)、製油所稼働率は85.9%(同86.4%、前週86.0%)。WTI原油の認証在庫であるクッシング在庫は前週比86.7万バレル増。
前日、米API(石油協会)が発表した週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比1160万バレル増、ガソリン在庫は同500万バレル増、中間留分在庫は同290万バレル減、クッシング在庫は同78.8万バレル増。
3日までの一週間の石油需要は日量平均で1990.0万バレル(前週1949.6万バレル、前年1986.4万バレル)、ガソリン需要は同926.8万バレル(前週868.6万バレル、前年941.1万バレル)、中間留分需要は同409.1万バレル(前381.3万バレル、前年370.6万バレル)。
原油生産は日量平均で908.8万バレル(前週903.2万バレル、前年907.8万バレル)、原油輸入は同815.0万バレル(前週759.8万バレル、前年804.8万バレル)。

東京石油製品・原油の相場見通し

 東京石油市場は大幅安へ。円安もあり、海外原油の大幅安ほどの急落には至っていないが、もともと、下げ渋りをみせていただけに、ここでも下げ渋ると一層、割高な値位置となる。
さて、原油先限は3万7000円割れもみせた。前日、WTI原油の200日移動平均線や一目均衡表の雲の下限である51.10ドル前後までの急落は予想されるとして、3万8000円割れも指摘していたが、それ以上の海外原油の急落は予想外だった。下げはひとまず一服するだろうが、NYダウの下落もあり、日経平均株安による円高次第で、東京はまた売られる可能性もある。

AMコメント(WTI急伸を好感して東京石油市場も上伸)

WTI急伸を好感して東京石油市場も上伸

(東京原油・石油製品)
22日の東京原油・石油製品はWTIの急伸を好感して上伸。11時現在の原油期先4月限は前日比280円高の4万2030円、ガソリン期先5月限は同310円高の5万8480円、灯油期先5月限は同340円高の5万7180円。
WTI原油はテクニカルな買いに加えて、スプレッドの買いが影響し、急ピッチに上げ幅を大きくした。この急伸に米APIの在庫統計の影響はなく、腕力相場による急伸とみられる。感謝祭前で商いが低調な中、ストップロスの買いを吸収する動きがみられなかったため。ただ、米EIAの在庫統計で、知ったらしまいの展開、つまり、利食い売りで急落する可能性もある。米国の原油増産が確認されれば、WTIは57ドル割れもあるとみる。東京は休場を前にして、小刻みに。

デイリーコメント(WTI原油が急伸し、東京石油市場も買われる)

WTI原油が急伸し、東京石油市場も買われる

(東京原油・石油製品)
22日の東京原油・石油製品はWTI急伸を好感して上値追いの展開となった。原油期先4月限は前日比180円高の4万1930円、ガソリン期先5月限は同210円高の5万8380円、灯油期先5月限は同190円高の5万7030円。
WTIの急伸に東京石油市場はかなり翻弄される展開となった。WTIは10時に入って急ピッチに買い進まれた。それまで57ドル水準でのもみ合いをみせていたが、前日の高値を上抜けると、ストップロスの買いがヒットしたように、かなり強引に買い進まれ、昼には57.80ドルの高値を示現。8日に示現した58.14ドルを意識した展開ともみられる。このWTIの急伸を受けて、ブレントは63ドル台回復。しかし、ブレント期近1月限の高値は7日の64.64ドルだったことからすると、WTI買い・ブレント売りのスプレッドが影響して、WTIの急伸につながっているとみられる。指標であるブレントの上げ渋りの一方で、WTIの急伸は無視できず、東京原油も結果的には夜間の高値を更新し、大きく買い進まれていた。ただ、ブレントは13時過ぎに63ドルを下回り、WTIの上昇の値幅の半分以下の上昇にとどまっているだけに、次第に東京の買いも後退。さらに円高が一段と進行したことで、13時半に原油先限は4万1900円まで値を消した。さて、目先は米EIAの在庫統計に注目。ここでWTIが58ドル台に急伸すれば、東京市場の売り場提供にもなりそうだ。
(東京貴金属)
22日の東京金は円高とNY金の値崩れのダブルパンチで続落。金期先10月限は前日比7円安の4611円、白金期先10月限は同5円高の3372円。
朝方、小幅高だった東京金はその後、大きく値を消し、4600円台に昼前に値を崩した。円高とNY金下落のダブルパンチとなって、朝方の戻りは格好の売り場になったといえる。NY金は株価の堅調地合いを嫌気して値を消したが、昼前の1280ドル割れはNYダウ先物の上伸を嫌気したためとみられる。東京金はその前に円高でズルズルと値を消していたが、このNY金の値崩れで下げ幅を拡大している。NY金期近12月限の整理商いを警戒すべきと久しく指摘してきたが、感謝祭を控えて、整理商いに拍車がかかることも留意すべきで、アジア時間帯での1280ドル割れはその兆しの可能性もある。堅調に推移していた東京白金も金の値崩れに追随する格好で昼過ぎにマイナス圏まで下落することとなった。13時台に入り、日経平均株価が上げ幅を縮小したこともあり、円高がさらに進行し、東京金は下げ幅拡大へ。
(東京ゴム)
22日の東京ゴムは期先にかけて小幅続伸。期先4月限は前日比1.3円高の191.3円。
夜間取引では序盤の下押しから、その後大きく買い直されるいつも通りの展開をみせた。日中取引では休場前の様子見ムードが支配的で、192円を挟む動きが中心となった。休場明けの納会、週末に上海ゴム在庫発表、週明けの新甫5月限の発会もあり、積極的には仕掛けにくい。ただ、売り疲れも手伝って、夜間からの戻りにつながったとみる。
(東京トウモロコシ)
22日の東京トウモロコシは期先が売られる。期先11月限は前日比40円安の2万1360円。
シカゴが続落し、円高も進行したが、東京は休場を前にした様子見ムードも影響し、マチマチ。結果的に下げ渋りをみせていた。シカゴは23日休場、24日が半日の取引となるため、東京市場で一層、仕掛けが見送られることに。ただし、シカゴは20日移動平均線を壁にした動きをみせたことで、目先の戻り高値確認ともいえる動きをみせただけに、休場明けの東京は下げ渋りの反動もあり、急落してもおかしくはないともいえる。売りスタンスで休場を迎えたいところ。
(東京米国産大豆)
22日の東京一般大豆は超閑散。期先10月限は前日比230円安の4万7780円。
東京とシカゴの休場が意識され、朝方から様子見ムードが支配的。先限はヤレヤレの売りを浴びて4万8000円をまた割り込んだが、前日の引けにかけての戻りがあだになった。東京一般大豆は今後とも噴き値売りスタンスで。

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