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商品市場情報

アナリスト プロフィール

齋藤和彦(Kazuhiko Saito)

株式会社フジトミ 情報サービス室
チーフアナリスト

独自の情報収集に基づく市場分析は業界屈指の実力。
日本大学大学院国際関係研究科を卒業後、商品先物取引業界に身を投じ、その才能を開花。
国内投資顧問会社にてシステムトレーダーとして実際にトレードに参加。現在は株式会社フジトミにて情報サービス室長「マーケット情報」の執筆を担当。日経CNBCをはじめ多数のメディアへ出演するなど幅広い方面で活躍中。
多くのファンに支持されております。

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海外マーケット(海外石油市場が急騰)

海外石油市場が急騰

(NY貴金属)
16日のNY金は、急伸している。NY金期近12月限は前週末比12.0ドル高(2日分合計で4.1ドル高)の1511.5ドル、NY白金期近10月限は同13.0ドル安(同13.4ドル安)の939.2ドル、NYパラジウム期近9月限は同8.7ドル安(同12.6ドル安)の1592.2ドル。
サウジの石油施設に対する攻撃によって、サウジの原油の供給が大幅に低下し、週明けの海外石油市場が大幅急伸する一方、株式市場が急落し、米長期金利が急低下するなど、金に対する安全資産としての買いが回帰する状況となった。早々に1519.7ドルまで急伸したが、意外に株価の下げが限定的だったこと、白金やパラジウムの値崩れを嫌気した利食い売りに、米国取引時間帯序盤に1503.4ドルまで急落した。その後、1514ドル台まで戻したものの、結果的に1510ドルを挟む水準でのもみ合いが続くことに。白金やパラジウムは原油急騰による世界経済への悪影響と、中国の弱気な8月の鉱工業生産を嫌気して急落したとみられる。特に白金は金に追随して960ドル台まで一時急伸していたが、高値から30ドル以上もその後下落するなど、期近10月限の整理商いが下げ要因に。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
16日のWTI原油は、急騰を演じた。WTI原油期近11月限は前週末比7.87ドル高(2日分合計で7.62ドル高)のドル、北海ブレント期近11月限は同8.80ドル高(同8.64ドル高)の69.02ドル。RBOBガソリン10月限は同19.93セント高(同19.94セント高)の175.24セント、NYヒーティングオイル期近10月限は同20.60セント高(同19.87セント高)の208.38セント。
サウジの石油施設へのドローンによる攻撃で、サウジの主要な石油施設2箇所が攻撃を受けた。鎮火は早かったものの、この攻撃の影響で、サウジからの原油輸出で日量570万バレルがストップしているとみられ、週明けの海外石油市場の大幅高につながったといえる。WTI期近11月限は早々に63.89ドルの高値示現後、サウジが備蓄在庫を利用して輸出を継続すること、米国も戦略備蓄在庫の放出をトランプ米大統領が認めたこともあり、供給不安がやや後退し、一時58ドル台まで下落した。しかし、NY石油製品がけん引する格好で、大きく買い進まれたこともあり、WTI期近11月限は62ドル台回復へ。石油製品の価格上昇を警戒した駆け込み需要が予想されたことが挙げられる。ところで、サウジの石油施設の復旧には数週間かかるとの情報もあり、供給不安の長期化が今後のポイントとなる。

(CBOT大豆)
16日のCBOT大豆は、その他穀物の上伸に追随して小幅高。期近11月限は前週末比0.50セント高(2日分合計で4.50セント高)の899.25セント、期近1月限は同0.75セント(同4.75セント高)の913.00セント。
序盤は原油急騰に対する連想で買い進まれたが、期近11月限の9ドルに対する高値警戒もあり、上げ一服し、マイナス圏での取引が目立っていた。その後、コーンや小麦の急伸もあり、何とか買い直されたが、上値の重い展開に変わりなし。大豆の作柄後退がみられるか、目先のポイントに。

(CBOTコーン)
16日のCBOTコーンは、3営業日連続で続伸し、高値引けとなった。期近12月限は前週末比6.00セント高(2日分合計で7.25セント高)の374.75セント、期近3月限は同5.25セント高(同6.75セント高)の386.75セント。
大豆の軟化によって下落する場面もみられたが、NYガソリンの一段の急伸によって、エタノール需要の拡大も連想され、シカゴコーンは出直りをみせた。エタノールの需要拡大をトランプ米大統領も催促している。戻り局面ではコーンの作柄のさらなる後退観測もあり、上げに弾みが付き、結果的に高値引けとなった。前週の作柄状況で大幅に悪化したイリノイの動向が注目される。3営業日連続で上昇しており、すでに底入れからの上昇トレンド形成をみせているとの強気の見方も広がっている。

エクスプレスコメント(石油製品・原油レポート)

石油製品・原油レポート

WTI原油・NY石油製品・北海ブレント市況

 週明けの海外石油市場は軒並み10%以上の急騰を演じた。いうまでもなく、サウジの石油施設へのドローン攻撃によるサウジの原油の供給不安が台頭したためである。
10機のドローンによってサウジの2箇所の石油施設が攻撃され、これによって原油の処理を行う重要な施設が被害を受け、合わせて日量570万バレルの供給が停止してしまったという。
サウジは備蓄在庫を放出するとしているが、原油を輸出するための精製が大幅にストップしているため、備蓄在庫の放出がどこまで効果があるは不透明。
トランプ米大統領がツイッターで、石油の戦略備蓄在庫の放出を認めるとした。これを受け、WTIは一時、高値から5ドル以上も急落したが、石油製品のその後の急伸に支えられ、原油も買い直されることに。
今後の原油価格の一段の上昇を警戒して、米国での石油製品の駆け込み需要の拡大が予想されたためとみられる。
サウジの石油施設の復旧が数週間かかるとみられ、今後はOPECやその他の産油国が増産に動くがポイントに。増産に動く気配がなければ、WTIは期近ベースで4月に付けた66.60ドルを試すとの声も挙がっている。
北海ブレントの急伸が目立っているが、北海油田への引き合い急増が期待されている。

情報分析

・米EIAの週間石油在庫統計に対する事前予想
米EIA(エネルギー情報局)は18日、13日現在の週間石油在庫統計を明らかにするが、ロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均の暫定値は下記の通り。
原油在庫は前週比290万バレル減(前週691.2万バレル減)、ガソリン在庫は同100万バレル減(同68.2万バレル減)、中間留分在庫は同40万バレル増(同270.4万バレル増)、製油所稼働率は94.6%(同95.1%)。

東京石油製品・原油の相場見通し

 連休明けの東京原油の急騰必至で、4万1000円台への急伸も予想される。サウジの石油施設、産油国の増産次第では下振れも予想されるが、いずれせよ、波乱の展開だけに、新規仕掛けは難しく、短期勝負が無難。

AMコメント(東京トウモロコシは大幅続伸)

東京トウモロコシは大幅続伸

(東京トウモロコシ)
13日の東京トウモロコシは大幅続伸。11時現在の期先9月限は前日比390円高の2万3550円。
シカゴコーンは大豆急反発を好感して急伸しており、東京トウモロコシは大幅続伸を演じている。注目の米農務省の生産高予想に対する反応は一時的で、東京はシカゴ下落局面での下げ渋りをみせていた。その後のシカゴ急伸で、朝方2万3600円も付けた。東京は連日の急騰だけに、高値警戒もみられるが、主産地イリノイの作柄悪化が今後、シカゴ市場の大きな支援材料になるとみる。シカゴコーン新穀12月限は7月以来の20日移動平均線を上抜いており、テクニカルな買いも予想される。連休明けの東京は強気スタンスで。

デイリーコメント(東京原油・石油製品は大幅続落)

東京原油・石油製品は大幅続落

(東京原油・石油製品)
13日の東京原油・石油製品は大幅続落。原油期先2月限は前日比680円安の3万6840円、ガソリン期先3月限は同450円安の4万8160円、灯油期先3月限は同530円安の5万5060円。
IEAの弱気な月報に加えて、OPECプラスで何も決まらなかったことから、海外原油は急落し、東京原油も一時、1000円以上の大幅安となった。弱気な月報が相次いで発表されたため、世界の石油需給バランスの悪化が認識され、海外原油の急落につながったようだ。東京原油は日中取引で3万7000円を挟む動きをみせた。株価の急伸から打診買いもみられたが、海外原油の軟調地合いもあり、戻りは売り場提供になった。3連休を控えて全般に様子見ムードながら、需給バランスの悪化から連休明けの一段安も警戒される。連休前の買いは避けるべき。

(東京貴金属)
13日の東京金は続伸も、上げ幅縮小。金期先8月限は前日比11円高の5195円、白金期先8月限は同1円安の3292円。
東京金は夜間取引で5255円まで一時急伸したが、ECBが量的緩和を再開することが明らかになり、NY金は1530ドル台に急伸したため。しかし、米中の貿易交渉に対する期待からNYダウが続伸し、米長期金利の上昇が続いている。このため、NY金はアッサリ1510ドル割れをみせ、東京金は改めて5200円を下回った。1500ドル台を維持するとみられるが、米長期金利の高止まりが続いており、東京金の5200円台での買いは連休前だけに見送りが無難。注目はパラジウムで、NYは最高値を更新している。南アのストライキの可能性が高まったこと、米国での旺盛な需要が支援材料になっている。白金も連想で買われ、3300円台回復もみせた。ただ、白金とパラジウムでは需給バランスが異なるため、白金の戻り売りスタンスは継続したい。

(東京ゴム)
13日の東京ゴムはレンジ内の動き。RSS期先2月限は前日比1.0円高の170.6円、TSR期先3月限は変わらずの141.2円。
模様眺めムードの中、東京RSSは閑散に売りなしの様相となった。上海市場が休場もあり、見送られていた。そんな中、昼前に先限は170円台に乗せ、ここ最近の高値である170.4円を上抜いた。これといった材料が出現した訳でもなく、踏み上げが影響したとみる。

(東京トウモロコシ)
13日の東京トウモロコシはシカゴ急伸を好感して大幅続伸。期先9月限は前日比450円高の2万3610円。
シカゴコーンはシカゴ大豆の急反発を好感して大きく買い進まれ、東京は連日の急伸を演じた。ここ3営業日で900円も急伸したことになる。ところで、米農務省の生産高予想後にシカゴコーンの軟調地合いがしばらく続き、一時急落していた。しかし、東京は2万3170円で頑なに下げ止まりをみせていた。前日までの実力以上の大幅上伸もあり、実際のところ、東京はかなりの買われ過ぎとみられる。ただし、シカゴ市場でのテクニカルな買いが今後とも予想され、主産地イリノイの作柄悪化も支援材料になるとみられ、連休明けの東京は一段と上伸するとみて、買いが無難。

(東京米国産大豆)
13日の東京一般大豆は値付かず。
米中の貿易交渉に対する期待からシカゴ大豆は急反発している。米農務省の需給報告は結果的に材料にならず。それでも東京は全くの動意薄。昼前に期近2限月が成立したが、期先は値付かずのまま。

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