金ETF・原油ETFリセット付証拠金取引
金ETF・原油ETFリセット付証拠金取引の概要
「金ETFリセット付証拠金取引」と「原油ETFリセット付証拠金取引」の取引概要は次のとおりです。
商品名 | 金ETFリセット付証拠金取引 | 原油ETFリセット付証拠金取引 |
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原資産 | SPDR🄬ゴールドシェアETF(証券コード:1326) | WTI原油価格連動型上場投信(証券コード:1671) |
取引期間 | 15ヶ月 | |
取引開始日 | 9月第2金曜日の翌取引日(原則、月曜日) | |
取引最終日 | 12月第3金曜日の前取引日 | |
リセット日 | 12月第3金曜日の翌取引日 | |
決済方法 |
・反対売買による決済 ・取引最終日まで決済されなかった建玉はリセット日にリセット値で決済 |
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リセット値 | 原資産ETFの12月第3金曜日の「1口あたり純資産額」 | |
取引単位 | ETF価格×100円(倍) | |
呼値 | 1円 | |
証拠金基準額 | 過去24週の価格変動に基づき算出 | |
金利相当額 | あり | |
配当相当額 | なし | |
取引時間 | 午前9時-翌午前6時(標準時) 午前9時-翌午前5時(サマータイム適用時) | |
休業日 | 土・日曜日、金先物が取引される主たる取引所(米国に所在するものに限る)の休場日 | 土・日曜日、WTI原油先物が取引される主たる取引所(米国に所在するものに限る)の休場日 |
※最低取引単位は1枚です。
※金ETFリセット付証拠金取引、原油ETFリセット付証拠金取引の1注文あたりの発注上限枚数は200枚です。
金ETFリセット付証拠金取引ってどんな取引?
特徴その1.証拠金取引であり、ETFではない
金ETFリセット付証拠金取引は金ETFではなく、金ETFを原資産にした証拠金取引です。
また、取引単位にも注意が必要です。
[取引単位:ETF価格×100円(倍)]
金価格は1グラム当たりや1トロイオンス(31.1035グラム)当たりで取引されることが多いのですが、金ETF証拠金取引の原資源はSPDR®ゴールドシェアETFなので、ETF価格に100円(倍)を乗じたものが取引単位です。
ETFを現物で100株購入した場合とくりっく株365の証拠金取引で1枚購入した場合の違いについて見てみましょう。
金ETF価格が22,000円の時に現物で100株買った場合
買い付けに必要な金額
22,000円× 100株 =2,200,000円
金ETF価格が22,000円の時に100株買って23,000円の時に売った場合
売却代金(230万円)-買付代金(220万円)=利益(10万円)
220万円で買い付けたものが230万円で売れたので10万円の利益になります。
金ETF価格が22,000円の時に金ETF証拠金取引で1枚買った場合
買い付けに必要な資金
40,000円(例)※
※証拠金基準額は、価格変動率をもとに毎週更新されます
金ETF価格が22,000円の時に1枚買って23,000円の時に売った場合
売値(23,000円)-買値(22,000円)=値幅(1,000円)
値幅(1,000円)× 取引単位(100円)=利益(10万円)
※思惑と逆方向に動いた際には損失が発生しますので、ご注意ください。
どちらの場合も同じ10万円の利益になりましたが、取引に必要な資金が異なります。現物取引である金ETFの場合、現物を購入することになりますので、18,500円×100株で185万円の資金が必要ですが、金ETF証拠金取引は、CFDなので証拠金だけで取引することができます。
運用効率は高くなっていますが、その分リスクが大きくなってしまいますので、リスク管理が重要です。
特徴その2.証拠金取引なので売りからでもOK
CFDは、先物取引やFXと同じ証拠金取引なので売り建玉を持つことができます。
例えば、金ETFが22,000円の時に売って21,000円まで値下がりした時に反対売買して決済したとします。
金ETF価格が22,000円の時に1枚売って21,000円の時に買った場合
売値(22,000円)-買値(21,000円)=値幅(1,000円)
値幅(1,000円)× 取引単位(100円)=利益(10万円)
売り建玉を持って値下がり局面をチャンスにすることができますので、状況に応じて売建てを活用することができます。
※思惑と逆方向に動いた際には損失が発生しますので、ご注意ください。
すでにSPDR®ゴールドシェアETFをお持ちの方や、金ETFとの相関性が高い金融商品をお持ちの方は金ETF証拠金取引をヘッジとしても活用することも可能です。※損益通算はできませんのでご注意ください。
原油ETFリセット付証拠金取引ってどんな取引?
特徴その1.証拠金取引であり、ETFではない
原油ETFリセット付証拠金取引は原油ETFではなく、原油ETFを原資産にした証拠金取引です。
[取引単位:ETF価格×100円(倍)]
原油価格は1キロリットル当たりや1バレル(159リットル)当たりを取引単位とする銘柄がほとんどですが、原油ETF証拠金取引の原資源はWTI原油連動型ETFなので、ETF価格に100円(倍)を乗じたものが取引単位です。
ETFを現物で100株購入した場合とくりっく株365の証拠金取引で1枚購入した場合の違いについて見てみましょう。
原油ETF価格が2,600円の時に現物で100株買った場合
買い付けに必要な金額
2,600円 × 100株 =260,000円
原油ETF価格が2,600円の時に100株買って2,700円の時に売った場合
売却代金(270,000円)-買付代金(260,000円)=利益(1万円)
260,000円で買い付けたものが270,000円で売れたので1万円の利益になります。
原油ETF価格が2,600円の時に原油ETF証拠金取引で1枚買った場合
買い付けに必要な資金
16,000円(例)※
※証拠金基準額は、価格変動率をもとに毎週更新されます
原油ETF価格が2,600円の時に1枚買って2,700円の時に売った場合
売値(2,700円)-買値(2,600円)=値幅(100円)
値幅(100円)× 取引単位(100円)=利益(1万円)
※思惑と逆方向に動いた際には損失が発生しますので、ご注意ください。
どちらの場合も同じ1万円の利益になりましたが、取引に必要な資金が異なります。現物取引である原油ETFの場合、現物を購入することになりますので、1,400円×100株で140,000円の資金が必要ですが、原油ETF証拠金取引は、CFDなので証拠金だけで取引することができます。運用効率は高くなっていますが、その分リスクが大きくなってしまいますので、リスク管理が重要になります。
特徴その2.証拠金取引なので売りからでもOK
CFDは、先物取引やFXと同じ証拠金取引なので売り建玉を持つことができます。
例えば、原油ETFが2,600円の時に売って2,500円まで値下がりした時に反対売買して決済したとします。
原油ETF価格が2,600円の時に1枚売って2,500円の時に買った場合
売値(2,500円)-買値(2,600円)=値幅(100円)
値幅(100円)× 取引単位(100円)=利益(10,000円)
売り建玉を持つことで値下がり局面をチャンスにすることができますので、状況に応じて売建てを活用することができます。
※思惑と逆方向に動いた際には損失が発生しますので、ご注意ください。