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「日経225マイクロ」取引開始

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「日経225マイクロ」取引開始

日経225マイクロ

日経225マイクロがくりっく株365に新規上場しました。

2024年9月30日(月)、東京金融取引所のくりっく株365市場に「日経225マイクロ」が新規上場しました。従来商品である「日経225」は日経平均株価を100倍したものが想定元本ですが、追加される「日経225マイクロ」はそれよりもさらに小さい「10倍」を想定元本としています。

今回は、フジトミ証券所属CFPの岩井が「日経225マイクロ」のメリットを資産運用の観点から解説してみたいと思います。

くりっく株365の「日経225マイクロ」にはこんなメリットがある!

メリット1.少額での取引が可能

メリット1

今回上場した「日経225マイクロ」は日経平均株価を10倍したものが想定元本です。例えば、日経平均株価が40,000円の時の想定元本は株価を10倍した40万円ということになります。

元来、金融デリバティブ取引というのは、大量の資産を保有する機関投資家がリスク管理を低コストで行うために利用されてきた金融取引です。

少し前の話になりますが、1988年に取引がスタートした大阪証券取引所(現在の大阪取引所)の日経平均株価先物(日経225先物)は日経平均株価を1,000倍したものを総取引金額とした取引でした。

1000倍ということは、日経平均株価が40,000円の時、それを1000倍した4000万円が想定元本になります。1枚が4000万円なので、2枚なら8000万円、3枚なら1億2000万円になる訳です。
同じく大阪取引所で取引されている国債先物取引は、中期、長期、共に「額面1億円」が取引単位です。

1枚あたり「4000万円」とか「1億円」といった金額を取引の想定元本とすることは、資産を億単位で保有する機関投資家や富裕層以外には大きすぎます。仮に保有する株式の値下がりヘッジとして日経225先物取引を利用するのであれば、少なくとも4000万円以上の資産が必要であり、資産額がそれより少ない人にとっては、オーバーヘッジとなり、新たなリスクを生んでしまいます。

取引の小口化は一般の個人投資家がデリバティブ取引を有効活用するうえで必要条件だった訳です。
大阪取引所では、2006年7月から100倍の日経225mini先物の取引を開始し、2023年5月から10倍の日経225マイクロ先物取引をスタートさせています。

そんな、「日経225マイクロ」が東京金融取引所のくりっく株365でも取引できるようになりました。

「日経225マイクロ」は日経平均株価を10倍したもの想定元本としていますので40,000円の時であれば40万円と個人投資家でも利用しやすい金額設定になっています。

もちろん、くりっく株365市場はCFDなので証拠金で取引することができます。取引に必要な証拠金基準額は毎週計算され、価格変動に左右されますが、おおむね1万円前後です。

家族で外食した時の支払い金額と同等程度の金額から取引できる訳です。

ひと昔前まで、デリバティブ取引は、機関投資家や富裕層のためのものでしたが、10倍まで小口化された「日経225マイクロ」が登場し、サラリーマンや個人事業主、主婦でも利用しやすい金額まで引き下げられています。

取引を勉強している初心者でも始めやすい商品設計と言えるでしょう。

メリット2.CFDでポートフォリオが組みやすい

資産運用のために株式や投資信託などの金融商品を組み合わせて保有することを「ポートフォリオを組む」と言います。

ポートフォリオとは、保有資産を一つの投資先に集中させるよりも複数の投資先に分けた方がリスクを分散することができるという考え方から生まれた運用手法です。

これまでもくりっく株365市場を利用したポートフォリオの形成が可能でしたが、今回「日経225マイクロ」が追加されたことによって、より緻密なポートフォリオの作成が実現可能になりました。

日経225マイクロが登場する以前、出来高が多い3銘柄の取引倍率が次のとおりでした。

・日経225  ・・・100倍
・NYダウ  ・・・ 10倍
・Nasdaq-100・・・ 10倍

日経225だけが100倍で、NYダウとNasdaq-100は10倍だった訳です。

参考:GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の構成割合

私たちの年金の年金積立金は、GPIFによって管理・運用されていますが、2020年4月以降そのポートフォリオは、国内株式25%、外国株式25%、国内債券25%、外国債券25%という割合を基本構成としています。

https://www.gpif.go.jp/operation/the-latest-results.html(外部リンク:GPIF)

仮にGPIFにならったポートフォリオの運用をくりっく株365でおこなうために国内株式である日経225と海外株式であるNYダウやNasdaq-100を同枚数で保有しようとした際、従来商品の日経225だけが100倍なのでNYダウとNasdaq-100を10枚単位で売買しなければなりませんでした。

倍率が10倍である「日経225マイクロ」が上場したことでより細かい運用が実現可能になりました。

▽想定元本
・日経225マイクロ・・・377,720円
・NYダウ     ・・・405,630円
・Nasdaq-100   ・・・194,900円
※2024/8/16株価より算出

▽証拠金基準額(想定値)
・日経225マイクロ・・・13,285円
・NYダウ     ・・・ 7,620円
・Nasdaq-100   ・・・ 5,700円
※2024/8/16証拠金より算出

日経225マイクロとNYダウやNasdaq-100の想定元本が近くなったことが確認できます。

また、3銘柄とも証拠金基準額が1万円前後と個人投資家が利用しやすい金額になっています。最小取引単位が小規模になったことで毎月数万円ずつ建玉を増やしていくという手法も可能になりました。

資産分散、時間分散、どちらの観点からも活用しやすくなっています。

まとめ

  日経225マイクロ 日経225
取引単位 日経平均株価×10倍 日経平均株価×100倍
呼值 0.1円刻み 1円刻み
想定元本
※日経平均株価が40,000円の時
400,000.0円 4,000,000円
証拠金基準額
(マイクロは参考値)
※2024/8/16適用額
13,285円 132,850円

今回は、2024年9月30日(月)に上場した「日経225マイクロ」についてご紹介しました。

従来商品の10分の1と個人投資家が利用しやすい商品設計の日経225マイクロが取引所取引であるくりっく株365に上場したことで、CFDがより身近なものになったと言えます。
1枚あたりの証拠金は1万円程度であり、NYダウやNasdaq-100など人気の海外インデックスと組み合わせたポートフォリオの形成はGPIFが実施する機関投資家の運用に近い構成も実現できます。もちろんCFDは、証拠金取引ですので、資産管理が重要になってきます。

「貯蓄から投資へ」

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