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米・雇用統計の発表日の決定方法とは

2023年03月02日

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このぺージは2021年10月1日に作成した記事「米・雇用統計に関するうんちく」をリライトしたものです。
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皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

2023年3月3日は、3月の第一金曜日ですが、米・雇用統計の発表はありません。

毎月、第一金曜日に「米・雇用統計」が発表されているため、3月3日に発表されるものだと思い込んでいる方も多いのでは?

2023年3月に発表される「2月の雇用統計」は、日本時間3月10日22時30分の発表が予定されています。

どうして「第二金曜日」なのでしょうか。

実は、雇用統計が発表される日は「第一金曜日」と決まっている訳ではないのです。

雇用統計は、毎月「12日を含む週」に調査を行い、その「3週間後の金曜日」に結果を発表しています。カレンダーにするとご覧のようになります。
※米国で一週間は日曜日から始まる、というところもポイントです。

2023年2月から3月のカレンダー

2023年2月12日(日)を含む週の3週間後の金曜日は、3月3日(金)ではなく3月10日(金)です。したがって、結果発表は、3月10日(金)に行われることになる訳です。

なお、12日を含む週の3週間後の金曜日が翌月の第2週になるのには条件があります。

・調査対象が30日の月で、12日が日曜日の場合
・調査対象が2月で、12日が日、月、火のいずれかだった場合(閏年だった場合は日、月のいずれか)

そんなルールで雇用統計発表日が決められています。

日常生活に必要ない知識ではありますが、雇用統計の結果は、為替相場や株式相場など多くのマーケットに影響を及ぼしますので投資家の皆さんは知っておいても損はありません。特に相場変動をサイクル分析で捉えている方にとって、雇用統計の発表日が1週間ズレることは大きな違いになるはずです。

ちなみに3月10日には、日銀の政策金利発表も控えています。荒い値動きになる可能性もありますので、ご注意ください。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。

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